2008年05月05日
330) 7色の冷茶サービス
藤枝市で5/3~5/5まで蓮華寺公園、鬼岩寺、茶町で開催されている「お茶の香ロード」のイベント
に参加しました。参加といっても、見に行ったわけではなく鬼岩寺境内の会場で呈茶のサービスを
するためです。昨年に引き続き、主催者より依頼があり、本日1日のみ「しずおか日本茶アドワン
クラブ」として引き受けた次第です。主催者からの補助はないためボランティアのような活動です。
あいにくの天候で、昼前から雨になり、客足もまばら。それでも用意したお茶は8割がた飲んで頂き
ました。
昨年も「7色の冷茶サービス」をしました。7色とは普通蒸し煎茶、深蒸し煎茶、水出し煎茶の3つ
が緑色系で、ウーロン茶、ほうじ茶が黄土色系、紅茶、プーアール茶が赤茶系の7種類です。夫々の
系統は近い色ですが微妙に違い、また、味も違います。特に緑茶系3種類は、普通蒸し茶を熱湯で
淹れ、氷の中に注いだものと水出し茶では色合いも味も極端に異なります。お湯で淹れたほうは
さっぱりした感じですが、水出しはやや青臭さが感じられるものの、うま味成分が出て、当方とし
てはお勧めのものです。深蒸し茶は熱湯でさっと淹れ氷に注ぎました。深蒸し茶は緑色の鮮明な
苦味・渋みの少ないお茶です。静岡県では大井川以西で良く飲まれており、近頃ではどこでも普及
しているお茶です。しかし、当方は本山茶系で育ったため、深蒸しはほとんど飲みませんし、やや
物足りないお茶となっています。
今回は緑茶の他ウーロン茶を勧めました。ウーロン茶というと、ペットボトルが当たり前のように
なり、居酒屋などではウーロン茶割りを注文するとペットボトルのウーロン茶で出されることが
あたりまえです。その味に慣れているため、ウーロン茶を勧めてもよい顔をしませんが、ペットと
まったく違い、色も薄く、香りもよく、味も良いことを伝え飲んでもらいました。皆さん「葉っぱ
で淹れたウーロン茶はこんなにおいしいんだ」と言っていただきました。いつも思うのですが、緑茶
は「あがり」として、お店では無料が当たりまえとなっています。なのに、ウーロン茶は必ず有料
です。ウーロン茶を無料で飲むことはありません。それも、ペットのウーロン茶であるのに....。
おいしくないウーロン茶にお金を出し、茶葉で淹れる緑茶が無料だなんておかしいと思いませんか?
ペットのお茶をグラスに入れて出されたら300円払いますか?なぜウーロン茶にはお金を払うのか?
ウーロン茶はお金を出して飲むお茶であるといつの間にか、みんなが認識してしまったからでしょう。
本日の冷茶サービスの話に戻りますが、多くの方に色々なお茶があること、水出し茶でもおいしく
飲めること、また、ほうじ茶もたまに飲むとあさりしておいしいこと、古くなった緑茶を炒ったり、
オーブンで30秒ほど焼けばほうじ茶になりおいしく飲めることを分かってもらい良かったと思って
います。
これから、夏にかけて暑くなり、冷たいお茶が欲しくなる季節となりますが、麦茶ばかりではなく
水出し緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶を作り冷蔵庫に入れ冷やして飲んでいただきたいと思います。
是非トライしていただきたいと思います。水出し緑茶ですが1時間ぐらいおいしく飲めます。その後
茶葉は必ず除いてください。入れっぱなしですと、濃くなり、渋くなりすぎます。

に参加しました。参加といっても、見に行ったわけではなく鬼岩寺境内の会場で呈茶のサービスを
するためです。昨年に引き続き、主催者より依頼があり、本日1日のみ「しずおか日本茶アドワン
クラブ」として引き受けた次第です。主催者からの補助はないためボランティアのような活動です。
あいにくの天候で、昼前から雨になり、客足もまばら。それでも用意したお茶は8割がた飲んで頂き
ました。
昨年も「7色の冷茶サービス」をしました。7色とは普通蒸し煎茶、深蒸し煎茶、水出し煎茶の3つ
が緑色系で、ウーロン茶、ほうじ茶が黄土色系、紅茶、プーアール茶が赤茶系の7種類です。夫々の
系統は近い色ですが微妙に違い、また、味も違います。特に緑茶系3種類は、普通蒸し茶を熱湯で
淹れ、氷の中に注いだものと水出し茶では色合いも味も極端に異なります。お湯で淹れたほうは
さっぱりした感じですが、水出しはやや青臭さが感じられるものの、うま味成分が出て、当方とし
てはお勧めのものです。深蒸し茶は熱湯でさっと淹れ氷に注ぎました。深蒸し茶は緑色の鮮明な
苦味・渋みの少ないお茶です。静岡県では大井川以西で良く飲まれており、近頃ではどこでも普及
しているお茶です。しかし、当方は本山茶系で育ったため、深蒸しはほとんど飲みませんし、やや
物足りないお茶となっています。
今回は緑茶の他ウーロン茶を勧めました。ウーロン茶というと、ペットボトルが当たり前のように
なり、居酒屋などではウーロン茶割りを注文するとペットボトルのウーロン茶で出されることが
あたりまえです。その味に慣れているため、ウーロン茶を勧めてもよい顔をしませんが、ペットと
まったく違い、色も薄く、香りもよく、味も良いことを伝え飲んでもらいました。皆さん「葉っぱ
で淹れたウーロン茶はこんなにおいしいんだ」と言っていただきました。いつも思うのですが、緑茶
は「あがり」として、お店では無料が当たりまえとなっています。なのに、ウーロン茶は必ず有料
です。ウーロン茶を無料で飲むことはありません。それも、ペットのウーロン茶であるのに....。
おいしくないウーロン茶にお金を出し、茶葉で淹れる緑茶が無料だなんておかしいと思いませんか?
ペットのお茶をグラスに入れて出されたら300円払いますか?なぜウーロン茶にはお金を払うのか?
ウーロン茶はお金を出して飲むお茶であるといつの間にか、みんなが認識してしまったからでしょう。
本日の冷茶サービスの話に戻りますが、多くの方に色々なお茶があること、水出し茶でもおいしく
飲めること、また、ほうじ茶もたまに飲むとあさりしておいしいこと、古くなった緑茶を炒ったり、
オーブンで30秒ほど焼けばほうじ茶になりおいしく飲めることを分かってもらい良かったと思って
います。
これから、夏にかけて暑くなり、冷たいお茶が欲しくなる季節となりますが、麦茶ばかりではなく
水出し緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶を作り冷蔵庫に入れ冷やして飲んでいただきたいと思います。
是非トライしていただきたいと思います。水出し緑茶ですが1時間ぐらいおいしく飲めます。その後
茶葉は必ず除いてください。入れっぱなしですと、濃くなり、渋くなりすぎます。

Posted by walt at
20:25
│Comments(3)
2008年05月05日
329) 長かった1日
日本茶の愛好会である「しずおか日本茶アドワンクラブ」の放置茶園再生プロジェクトのお茶摘み
が本日、1週間遅れで開催されました。今回は一般公募をして我々の会員を合わせて30名ほどで
開催することができました。摘んだお茶は、知り合いの工場に持っていくわけですが、工場の生産
キャパが90Kgであり、最低80kgを確保しないと稼働できないため、量を確保するために、手摘みの
他、機械を使って刈り取りました。
朝8:30に集合して9:00から藤枝の蓮花寺公園、鬼岩寺の裏山の茶園で開催しました。晴天に恵ま
れ気温も高くなったため、1時間の作業で終了し、残りは機械と鋏で刈り取りました。静岡第一テレビ
ビデオレポーターのendeさんが取材に来てくれました。ありがとうございました。又、静岡リビング
の記者が5/3~5/5まで蓮華寺公園、鬼岩寺、茶街で開催されている「お茶の香ロード」のイベントに
参加しており、今度お茶関連の特集をしたいため「放置茶園再生」について取材したいと依頼されま
した。放置茶園に関しては静岡県内では大きな問題になっているはずですので、マスコミを通じて
もっと県民に知ってらうためにはとても良い機会だと思っております。
11:00よりお弁当を食べてもらい、12時前に解散しました。一般参加者には封筒に住所を書いてもら
い後日1人につき50gの新茶を送ることとしました。第1回目の昨年は焼津水産高校の学生のお手伝
いもあり、総勢50名ほどでお茶摘みをしましたが、2時間以上かけても50kgしか確保できず、そのた
め、今回は、時間短縮と量の確保を目的に機械を使用した次第です。13:00には金谷の協力工場に
持ち込むことができました。
工場では、自分たちのお茶を揉んだ後、我々のお茶を揉んでもらうため、16:00頃からの作業開始と
なりました。お茶の製造工程は 生葉→蒸す→葉打ち→粗揉(そじゅう)→揉念(じゅうねん)→
中揉(ちゅうじゅう)→精揉(せいじゅう)→乾燥という工程を経て荒茶となります。この荒茶が農家で
一般的に生産されるお茶の姿です。静岡新聞の「茶況」に載っている市場の価格がこの荒茶価格と
なっています。その後、茶商さんが購入した荒茶を自社で「火入れ」(乾燥火香づけ)をして小売しま
す。今日は荒茶までの製造でしたが終了したのが21:30でした。明後日6日に火入れして袋詰めし
て、今回の参加者に配る予定です。さてどんなお茶に仕上がるのでしょうか?
そんなわけで今朝は7:00に家を出て、22:30に帰ってきましたが、ほんととても長い1日でした。

が本日、1週間遅れで開催されました。今回は一般公募をして我々の会員を合わせて30名ほどで
開催することができました。摘んだお茶は、知り合いの工場に持っていくわけですが、工場の生産
キャパが90Kgであり、最低80kgを確保しないと稼働できないため、量を確保するために、手摘みの
他、機械を使って刈り取りました。
朝8:30に集合して9:00から藤枝の蓮花寺公園、鬼岩寺の裏山の茶園で開催しました。晴天に恵ま
れ気温も高くなったため、1時間の作業で終了し、残りは機械と鋏で刈り取りました。静岡第一テレビ
ビデオレポーターのendeさんが取材に来てくれました。ありがとうございました。又、静岡リビング
の記者が5/3~5/5まで蓮華寺公園、鬼岩寺、茶街で開催されている「お茶の香ロード」のイベントに
参加しており、今度お茶関連の特集をしたいため「放置茶園再生」について取材したいと依頼されま
した。放置茶園に関しては静岡県内では大きな問題になっているはずですので、マスコミを通じて
もっと県民に知ってらうためにはとても良い機会だと思っております。
11:00よりお弁当を食べてもらい、12時前に解散しました。一般参加者には封筒に住所を書いてもら
い後日1人につき50gの新茶を送ることとしました。第1回目の昨年は焼津水産高校の学生のお手伝
いもあり、総勢50名ほどでお茶摘みをしましたが、2時間以上かけても50kgしか確保できず、そのた
め、今回は、時間短縮と量の確保を目的に機械を使用した次第です。13:00には金谷の協力工場に
持ち込むことができました。
工場では、自分たちのお茶を揉んだ後、我々のお茶を揉んでもらうため、16:00頃からの作業開始と
なりました。お茶の製造工程は 生葉→蒸す→葉打ち→粗揉(そじゅう)→揉念(じゅうねん)→
中揉(ちゅうじゅう)→精揉(せいじゅう)→乾燥という工程を経て荒茶となります。この荒茶が農家で
一般的に生産されるお茶の姿です。静岡新聞の「茶況」に載っている市場の価格がこの荒茶価格と
なっています。その後、茶商さんが購入した荒茶を自社で「火入れ」(乾燥火香づけ)をして小売しま
す。今日は荒茶までの製造でしたが終了したのが21:30でした。明後日6日に火入れして袋詰めし
て、今回の参加者に配る予定です。さてどんなお茶に仕上がるのでしょうか?
そんなわけで今朝は7:00に家を出て、22:30に帰ってきましたが、ほんととても長い1日でした。

Posted by walt at
00:05
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