2008年05月23日

348) 中国四川省の地震の影響

今週の水曜日(21日)出張で横浜に行きました。久しぶりの横浜でした。従兄弟のお嬢さんが学校を
卒業して昨年就職し、今年東京勤務となり4月から川崎市に住んでいると聞きました。妻がメールした
ところ、火曜日と水曜日がお休みとのことで、21日の都合を聞くと空いているとのことでしたので夕方、
会う約束をしました。多分4年ぶりではなかったでしょうか?待ち合わせ場所が横浜駅だとわかりにく
い為、あえて桜木町にしました。桜木町、関内、石川町はベイエリア地区でみなとみらい開発地域
です。パシフィコ横浜の展示会場へは何度となく行ったことがありましたので、桜木町は不慣れな場所
ではありません。食事をするのに一番分かりやすいところとしては、ランドマークプラザがありましたの
で、そちらに行き、店内の案内図とにらめっこして、陳建一の麻婆豆腐の店に行きました。当初は彼女
が「中華を食べたいから中華街に行こう」と言いましたが、時間的に余裕が無かったため、ランドマーク
プラザに当方が決めてしまったのです。陳建一と言ったら麻婆豆腐、麻婆豆腐と言ったら中国四川省
ですよね。その時は地震のことは何も考えずに麻婆豆腐他食べて帰りました。

今朝、いつもどおりに起き、いつもどおりに散歩して、明日が雨だと分かってはいましたが、庭の植木
と盆栽、プランターの野菜に水をやり、定番の「めざましテレビ」を見ていました。中国の地震発生
以来、日本ではこれといった大きな事件が無く、毎日中国の地震関連のニュースで賑わっています。
今朝は、地震の影響に関し経済面からのレポートがありました。その一つがレアメタルの不足、供給が
止まってしまったことです。以前このブログでレアメタルのことを書きましたが179) レアメタル
争奪戦激化」、中国はレアメタルの一大産地であり、日本はその多くを中国からの輸入に頼っていま
す。レアメタルと言うだけあり、希少価値の金属ですが、そのレアメタルが産出できず、レアレアメタル
となってしまっているとのことです。レアメタルをめぐって、各国がしのぎを削っていることも事実です。

そして、次にそのほかの影響として、在日中国人が、帰るに帰れない、心配だが情報が入らない切実
な問題を取り上げていました。日本には30万人以上の中国人が国を離れて住んでいるとのことでし
た。レポートでは都内で中華レストランを経営している四川省出身の人を取り上げていました。妻と、
娘を残して日本に単身で住み、働いているとのこと。幸い二人とも無事のようですが、連絡が取れず、
いてもたってもいられないとのこと。直ぐにでも故郷の四川省に帰りたいのだが、お店には日本語が分
かる従業員がおらず、店を休業して帰るしかないそうです。かと言っても繁盛店であり、従業員のことも
考えるとお店を長期休むわけには行かないとのこと。又、材料の香辛料(唐辛子やその他)の入手ルー
トが絶たれ、在庫が1ヶ月分を切ってしまったとのことでした。四川からの香辛料がないと、本当の味が
出すことができすとても困った様子でした。

我々は被災地のことばかり情報が入ってきますが、それ以外でも大きな問題がこれからついてくること
を認識していませんでした。静岡県でもBCP(Business Continuity Plan)「何らかの事件や事故が
発生した場合にその企業の特定された重要な業務が中断しないこと」にようやくとりかかりました。
阪神大震災や中越沖地震で経験したトヨタグループでは、すでに危機管理の一環として取り組んでい
るようです。東海沖地震が来ると30年前から言われている静岡ではありますが、BCPの考え方が今ま
でなかったとは、残念なことですが、早く仕組みを作ってもらい、最小限の被害で、その後の影響が少
ないようあってほしいものです。

中国の地震の影響がこれからどんな形で表れるかわかりません。なるようにしかならないでしょうか?

  


Posted by walt at 21:41Comments(0)