2008年05月24日
349)サマータイム
春から秋にかけてヨーロッパに行ったことのある人は、「夜になるのが遅い」と思った経験はありません
か?20:00でもまだ陽が暮れない場合があります。よって、明るいうちから夕食と生るわけです。
それはそれでとても良いものと当方は思っています。そう、サマータイムが導入されているため、1時間
時間が早くなっているからです。今年はヨーロッパのほとんどの国が3月30日(日)から10月26日
(日)までサマータイム制をとるようです。
5月23日の日経BPオンラインで、住環境計画研究所の代表取締役所長兼早稲田大学客員教授の
中上英俊氏がサマータイムに関してのコラムを投稿していました。京都議定書の第一約束期間
(2008年~2012年)に入り、日本でも地球温暖化防止に向けて、できる対策はすべて実行する
ことが急務となっていることから、サマータイムを導入し、夕方から夜間にかけての照明の点灯時間を
減らし、照明用エネルギー需要を削減できるというのを狙うと言うことです。サマータイムのことは知っ
ていましたが、OECD(経済協力開発機構)加盟国では、日本と韓国、そして夏は白夜の国となる
アイスランドを除く、すべての国々で実施されているとのこと日本と韓国のみが導入していなかったとは
知りませんでした。そういえば韓国と日本は時差がありませんよね。仲がいいと言うか、それともお互い
何らかの理由で導入していないのでしょう。
わが国でもサマータイム制度が導入されたことがあるそうです。それは第二次世界大戦の終戦後まも
なく、当時の占領軍であるGHQ(連合国軍総司令部)の指令により、「夏時刻法」がなかば強制的に
導入され、1948年から1951年までの4年間実施され、翌1952年4月に廃止になったという経緯が
あるそうです。夏時刻法の目的は、「日光の活用による国民保健の増進」「電力・石炭などの重要
資源の節約」「日光活用のよき習慣への寄与」などがうたわれていたようです。そのときの社会への
影響はどうだったのでしょうか?主目的だった省エネルギーでは、電力の節約効果として、4カ月強の
期間で、石炭換算で6万6000tのエネルギー消費の削減が報告されています。国民生活への影響
では、当時の夜学生からは、明るい時間に登校できるのが大歓迎され、十数万件もの賛成投書が
あったそうですが、一方で、喫茶店や飲食店、カフェなどからは、例年の夏よりも客足が減り、悲鳴が
上がったそうです。やはり当時も、明るい時間から飲みに行くのは、敬遠されていたようです。また、
照明はまだまだ貴重な設備だったこともあり、夕方の明るい時間が増えた結果、主婦は過重労働で
夜は睡眠不足、学校の先生も明るいので残業時間が多くなり過重労働になったとの報告が、当時の
新聞記事で見ることができるようです。この労働時間延長への不満が夏時刻法の廃止につながったと
言われているようです。
さて、今後日本でサマータイムを実施したらどのようになるのでしょうか?まず考えられることは、労働
時間が長くなるのではないでしょうか?明るいうちに帰宅するという感覚がない為、ついつい残って
しまうのではないでしょうか?そしたら、サマータイムにする必要はありませんね。自分的に賛成なの
ですが....サマータイムは日本の呼び方であって、英語ではDaylight Saving Timeと言うそうです。
夜8時ごろまで陽が落ちないって素敵だとは思いませんか?
か?20:00でもまだ陽が暮れない場合があります。よって、明るいうちから夕食と生るわけです。
それはそれでとても良いものと当方は思っています。そう、サマータイムが導入されているため、1時間
時間が早くなっているからです。今年はヨーロッパのほとんどの国が3月30日(日)から10月26日
(日)までサマータイム制をとるようです。
5月23日の日経BPオンラインで、住環境計画研究所の代表取締役所長兼早稲田大学客員教授の
中上英俊氏がサマータイムに関してのコラムを投稿していました。京都議定書の第一約束期間
(2008年~2012年)に入り、日本でも地球温暖化防止に向けて、できる対策はすべて実行する
ことが急務となっていることから、サマータイムを導入し、夕方から夜間にかけての照明の点灯時間を
減らし、照明用エネルギー需要を削減できるというのを狙うと言うことです。サマータイムのことは知っ
ていましたが、OECD(経済協力開発機構)加盟国では、日本と韓国、そして夏は白夜の国となる
アイスランドを除く、すべての国々で実施されているとのこと日本と韓国のみが導入していなかったとは
知りませんでした。そういえば韓国と日本は時差がありませんよね。仲がいいと言うか、それともお互い
何らかの理由で導入していないのでしょう。
わが国でもサマータイム制度が導入されたことがあるそうです。それは第二次世界大戦の終戦後まも
なく、当時の占領軍であるGHQ(連合国軍総司令部)の指令により、「夏時刻法」がなかば強制的に
導入され、1948年から1951年までの4年間実施され、翌1952年4月に廃止になったという経緯が
あるそうです。夏時刻法の目的は、「日光の活用による国民保健の増進」「電力・石炭などの重要
資源の節約」「日光活用のよき習慣への寄与」などがうたわれていたようです。そのときの社会への
影響はどうだったのでしょうか?主目的だった省エネルギーでは、電力の節約効果として、4カ月強の
期間で、石炭換算で6万6000tのエネルギー消費の削減が報告されています。国民生活への影響
では、当時の夜学生からは、明るい時間に登校できるのが大歓迎され、十数万件もの賛成投書が
あったそうですが、一方で、喫茶店や飲食店、カフェなどからは、例年の夏よりも客足が減り、悲鳴が
上がったそうです。やはり当時も、明るい時間から飲みに行くのは、敬遠されていたようです。また、
照明はまだまだ貴重な設備だったこともあり、夕方の明るい時間が増えた結果、主婦は過重労働で
夜は睡眠不足、学校の先生も明るいので残業時間が多くなり過重労働になったとの報告が、当時の
新聞記事で見ることができるようです。この労働時間延長への不満が夏時刻法の廃止につながったと
言われているようです。
さて、今後日本でサマータイムを実施したらどのようになるのでしょうか?まず考えられることは、労働
時間が長くなるのではないでしょうか?明るいうちに帰宅するという感覚がない為、ついつい残って
しまうのではないでしょうか?そしたら、サマータイムにする必要はありませんね。自分的に賛成なの
ですが....サマータイムは日本の呼び方であって、英語ではDaylight Saving Timeと言うそうです。
夜8時ごろまで陽が落ちないって素敵だとは思いませんか?

Posted by walt at
22:08
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