2011年05月06日

1029) 「東北支援団ツアー」1泊4日、鉄板中敷に泣く!

今週の月曜日5/2の夜静岡を出発した「東北支援団ツアー」から昨日朝帰ってきました。今回の目的は東北で消費することで経済支援につなげようという趣旨のものです。夜8:30に静岡を出発したバスは1台で当方は清水駅から乗車しました。総勢44名で多くの方々は静岡乗車でしたが、清水からは5名参加し、途中富士からの参加、その後東京参加の方もあり新宿から7名乗車し、目的地である岩手県遠野市に向かいました。当日5/2に申し込んだという人もいたそうです。東北自動車道に入ると下り線であり、ましてや夜中というのにいたるところで渋滞しており、トイレ休憩に立ち寄ったパーキングエリアでは駐車スペースがなく次のパーキングエリアに向かうしかない場面も発生しました。そして清水を出発してから12時間以上経過した9時ごろ遠野市のボランティア支援センターに到着しました。

遠野市は三陸海岸から車で1時間以上離れている場所ですが、避難所となっており、又、ボランティアセンターが併設されていました。朝7時半には到着し、8時には各被災地へ向けて仕事の割り振りがされる予定でしたが、1時間以上遅れて到着した我々は、結局一番辛いといわれる「秋刀魚の撤去作業」にあたることとなりました。魚加工会社の倉庫が津波で押しつぶされ、中で冷凍保存されていた秋刀魚、さけ、いくらが何百トンも流れ出てしまい、それが解凍され、腐敗しているとの事でその撤去作業を命じられました。ということで、ゴム手袋が必要となり、普通の軍手しか持っていない人は急遽ホームセンターで購入し被災地である陸前高田市へと向かいました。

陸前高田市というとニュースで報道された地域であり、町は壊滅状態でした。鉄道の線路は跡形もなく、鉄橋もなくなっているところもありました。映像で見たとおりの瓦礫の山で、いあたるところには壊れた自動車が放置されていました。道路も無くなっておりバスがようやく通れる未舗装の道を抜け、作業現場へと向かいました。魚の撤去作業と聞いていたため、倉庫内、近隣での作業と思いましたが、さにあらず、倉庫から500m以上離れた場所でした。津波がすべてを押し流したということです。瓦礫の中を整理したところが駐車場となっており、すでに「さんま」と書かれたバスが数台停まっていました。又、多くのボランティアがすでに活動していました。駐車場には仮説トイレが8基並んでおり、そのボランティア受け入れ体制が整っていることを垣間見ました。バスから降りるとそこは異臭が放たれた場所で、クサヤの匂いというか、タイのナンプラーというか、いわゆる魚の腐った匂いで充満していました。その魚を撤去することでしたが、ボランティアの隊長さんから作業支持を受けたのですが、魚は瓦礫の中にあり、安全靴や、長靴でも鉄板の下敷きを靴の中に入れてなければ作業はできないことを告げられ、総勢40数名の静岡組みは3名を除いてその作業につくことができませんでした。結局、鉄板中敷の入っている3名は魚の撤去作業の現場に行き、残る参加者はEM菌と呼ばれる液体を異臭のする場所に散布する仕事を与えられました。EM菌が魚の腐敗臭を中和するそうです。午後はEM菌の液体散布作業班と魚の運搬作業班に別れ作業をして、14:30に終了しました。この日は、他のボランティア団体さんも14:30には仕事を終えました。

結果として、予定通りの活動ができなかったのですが、今回の短い時間野活動で教訓となることが多いことを気ずかされました。まず、現場サイドとボランティア支援組織との情報の共有、ボランティア支援組織とボランティアさんとの情報共有です。混乱している中での正確な情報共有は難しいかも知れませんが、それを如何に段取り良く情報共有するかです。又、マスコミ報道やインターネット上でボランティア参加する場合の服装例が掲載されていますが、瓦礫の中を歩くには安全靴でも鉄板の中敷が必要であることです。

是非これからボランティア活動をされる方は、ゴム手袋はいうまでもなく「鉄板中敷」も持参するようしてください。

尚、今回の「東北応援団ツアー」の詳細は「ためいきおじさん風鈴日記」を参照いただければと思います。ためいきおじさんは中敷鉄板を用意した3人の中の一人です。又、レイラインさんによる「東北応援団ツアー」は7月以降も企画されるそうです。

ゴールデンウイークを境にボランティア熱が冷めてしまうとの風評がありますが、ボランティアは継続的に募集されます。是非、皆さんも時間を作って支援に行っていただきたいと思います。

言い忘れましたが、今回の「東北応援団ツアー」はフジテレビさんが密着取材してくれました。本日5/6の16:53から始まる安藤アナウンサーのスーパーニュースで放送されるそうです。


陸前高田(車窓)
1029) 「東北支援団ツアー」1泊4日、鉄板中敷に泣く!


壊れた魚冷凍倉庫
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駐車場
1029) 「東北支援団ツアー」1泊4日、鉄板中敷に泣く!


作業現場で休憩するボランティア
1029) 「東北支援団ツアー」1泊4日、鉄板中敷に泣く!



Posted by walt at 15:52│Comments(2)
この記事へのコメント
どうもお疲れさまでした。
俺も宮城県亘理町に行ってきました。人手も物資も余り気味なところでしたが、やはり唯一不足していたのが鉄板中敷でした。鉄板中敷の話って阪神大震災のときにありましたっけ?
東海大地震が起きて、幸い生き残ることが出来たら、次に自分たちの番です。どう準備して、どう臨んだら、そう考えたら地震に強いとか自惚れてる場合じゃない、と強く思わされました。
Posted by RRD at 2011年05月06日 18:46
RRDさん

次はわが身と思っています。今回、事前の準備対策は重要ですが
それより、事後の対策案ををしっかり整理しなければならないと
思いました。誰が何をどうするかの役割を決めたいものです。
Posted by waltwalt at 2011年05月08日 00:34
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