2008年06月16日

372) ドクちゃんが起業

先週の新聞記事にちょっと喜ばしいニュースが掲載されていました。あの結合双生児として日本
でも馴染みのあるベトナムのベトちゃんドクちゃんのドクちゃんが、コンピュータの中古販売と
メンテナンスをする会社を立ち上げ起業したとのことです。友人と会社を設立したようです。

べトちゃんドクちゃんはベトナム戦争時にアメリカ軍が大量に散布した枯葉剤の被害で下半身が
つながった結合双生児として産まれた双子の兄弟の愛称です。1981年2月25日に生まれた兄が
グエン・ベトさん、弟がグエン・ドクさんです。ベトがさんが急性脳症となったことを契機として2人に
分離手術が1988年実施され成功、ドクさんは病院事務員となり2006年に結婚もしたが、ベトさんは
脳症の後遺症により最期まで寝たきりの状態であり、2007年10月6日腎不全と肺炎の併発により
26歳で死去されました。2人は1歳の時にハノイ市のベトナム・東ドイツ友好病院へ移され、そこから
ベト(ベトナムのベト)、ドク(ドイツのドク)と名づけられたそうです。確か日本の病院にも入院した
ことがあると思います。

分離後ドクさんは障害児学校から中学校に入学。中学校は中退したが職業学校でコンピュータプロ
グラミングを学び、ツーズー病院の事務員となりました。そこでボランティア活動も行い2006年
12月16日、ボランティア活動の際に知り合った専門学校生のグエン・ティ・タイン・テュエンさん
と結婚しました。このことは日本でも大きく取り上げられ、結婚式では「将来は障害者も働ける旅行
会社を設立したい」と語ったそうです。旅行会社の設立ではありませんが、コンピューター関連の
会社を設立し、将来利益が出るようになれば障害者を雇いたいと言っていました。夢をかなえ起業
したこと、とてもすばらしいですね。

起業と言えば先週、現在はままつ産業創造センター勤務のビジネスコーディネーターであるK氏が
銀行を退職し、独立して新たに富士市に設立される富士市産業支援センターマネジャーに就任する
ことが新聞で報道されましたね。いろいろな人の起業を応援しているうちに、「自分も起業したい」
と思ったのでしょうか?それとも必然的になったのでしょうか?きっと、富士市に行ってからも活躍
されることと思います。
尚、地域活性化センターの全国5箇所で開催される「地域再生実践塾」が7/14~7/16まで富士市
文化会館ロゼシアターで開催されます。その主任講師としてK氏がコーディネイトします。すでに
参加応募は締め切りとなりましたが、できれば参加してみたかった講座でした。

ドクちゃんの起業の話を聞き、K氏の独立の記事を読み当方も益々起業への思いに拍車がかかって
きました。

地域再生実践塾
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/6_gyomu/jissen/h20gyo_jissen_h20_02_fuji.htm


  


Posted by walt at 22:16Comments(0)