2008年12月16日

555) Yahooの百科事典

もう数十年前のことになりますが、当方が小学生だった頃、どの家庭にも百科事典があったので
はないかと思われます。当方にもなんと言う百科事典だったか記憶にはありませんが、間違いなく
分厚い重い百科事典がありました。当時は文章を読むというよりは写真や、絵を楽しんだように
記憶しています。それから年月が経ち、いつの間にか百科事典は忘れられ、歳と共に現代用語の
基礎辞典やその後創刊されたイミダスを購入するようになりましたが、これまた枕代わりになる
ほど使用されませんでした。百科事典は現在でも平凡社や小学館、ブルタニカが販売しているの
ではないでしょうか?そして今日、YahooがWeb版の百科事典の無料閲覧サービスをはじめました。

現在は、国語辞典、英和辞典、和英辞典などをWebでオンラインサービスができるようになって
いますが、百科事典だけは無料のサービスがなく、平凡社やブリタニカが有料サービスとして提供
しているのみでした。「ネットで百科@Home」(平凡社「世界大百科事典」がベース)や「ブリタニカ・
オンライン・ジャパン」(ブリタニカ・ジャパン「ブリタニカ国際大百科事典」がベース)が当てはまり
ます。ほとんどの人が何か調べ者をするとき「Wikipedia」を参考にしたのではないでしょうか?
当方もその一人です。Wikipediaに関してはその真実味をめぐって賛否両論あるようですが、とても
重宝しています。又、MSNは「エンカルタ」をオンラインで無料提供しているようですが収録数は
1/9の36,000項目だそうで、物足りないようです。

しかし、Yahooの百科事典は小学館とのコラボレーションにより製作され、1984年から1994年まで
発刊された全26巻の「日本大百科全書」13万項目がを無料で利用できるようになったとのことです。
今後はデジタルの特性を生かして、新たな項目が追加されるほか、画像や音声、動画まで収録して
進化させていくとのことです。小学館の「日本大百科全書」は1994年まで刊行されていたそうです
ので14年間のブランクがあり、ここ10年ほどの社会の動き、言葉、商品は検索されないかも知れま
せんが、仕事や趣味にとても約に立つのではないでしょうか?普段はまったくYahooを利用しません
が、今後は「お気に入り」に入れておこうと思っています。検索エンジンではgoogleばかり利用して
おり、又、googleの各種サービスの展開には驚くばかりです。しかし、百科辞典機能がなかったとは
盲点をYahooに突かれたことになります。さて、今後、どこまでネットで検索できる無料のサービスが
進むことでしょうか?

そういえば、先月毛無山に行きましたが、その時ゼンリンの1/25,000の地図をプリントアウトする
ことができました。まさかと思ったことができるようになっていることに驚いた次第です。ただ、無料
サービスと言ってもコストがかかっています。広告収入でまかなうことを前提としていると思われます
が、景気が悪くなるとスポンサーがつくかどうかの問題も生じます。すでにアメリカでは、全米で
もっとも人気のあプレミアムがつくフットボールのテレビ広告の放映枠が余っているとの話や、メジャー
リーグの資金難でFA選手の獲得にも支障がきていると言われています。日本でもホンダのF1
不参戦が伝えられました。よって、厳しくなっていることは事実でしょう。しかし、もしかしたらコスト
を抑える意味でテレビ広告からインターネット広告へ追い風が吹くかも知れません。

話は変わりますが、日本平スタジアムの命名権が決定し「アウトソーシングスタジアム日本平」と
決定されたようです。確かアウトソーシングさんは人材派遣業だったと記憶しています。今回の一連
の派遣社員の契約解除で業績が極端に悪くならないか心配です。命名権料が払えないと言う状況に
陥るかも知れません。

Yahoo百科辞典: http://100.yahoo.co.jp/


  


Posted by walt at 21:12Comments(0)