2008年12月05日
544)日本の石油ビジネス
普段通勤は電車であり、車に乗るのはたまに週末乗るぐらいで、ほとんど妻が通勤に毎日車を
使用しています。先日3年目の車検をやりましたが走行距離が15,000Km程でしたので、「車な
んかいらないじゃん」と言われそうです。その為、ガソリンスタンドに行くのが月に1、2回という
ことで、ガソリン価格がいくらになっているか分からないといった状況です。新聞などで4ヶ月
でガソリン価格が2/3になったという記事を読み、現在の価格がいくらぐらいかを知るといった
状況です。
今朝の新聞に大きく報じられましたが(昨日のテレビのニュースでも報道されました)、国内
の石油元売り最大手の新日本石油と同6位の新日鉱ホールディングスは2009年秋をメドに、持ち
株会社方式で経営統合するそうです。統合後の売上高は年13兆円強と世界8位の石油会社となり、
国内でもガソリン市場で33%の販売シェアを握る圧倒的なトップ企業となるようです。景気後退
で世界的に石油需要が減少するなか、規模の拡大で生産・販売力やシェアを高め、世界で勝ち残
りを目指す方針のようです。国内石油元売り同士の大型再編は、1999年に日本石油と三菱石油が
合併して以来10年ぶりで、原油価格下落と石油需要減少が進むなか、大手だけで国内に6社あった
石油元売りの再編が加速するだろうといわれています。
両社は各事業において全面的な統合を行い、石油精製販売、石油開発、金属を手がける3つの子会
社を作り、石油精製販売事業については、現在10カ所になる製油所の統廃合も行い経営基盤を強化
し、エネルギーや資源の効率的な供給体制を確立したい考え。両社は統合による合理化で、年間
600億円以上のコスト削減が可能とみている送です。ちなみに2007年のデータでは新日本石油が
25%、エクソンモービルが17%、昭和シェルが16%、出光興産が15%、コスモ石油が11%、
新日鉱ホールディングス(ジャパンエナジー)が10%のシェアで6位でした。
ここでとても気になることがあるのですが、今まであったガソリンスタンドがいつの間にか無くな
っていることが多いですよね。当方住んでいる地区でも先月1件JOMOのスタンドが閉店しました。
又、数年前には国道1号線大曲に2店のガソリンスタンドが閉店し、ホンダ近くのモービルも無くな
りました。よって、国道1号線沿いの300mほどの間にあった4軒のガソリンスタンドが無くなった
ことになります。残ったガソリンスタンドにお客さんが流れ、そのガソリンスタンドが潤っている
ことになるのですが決してそのようなことはありません。するとピーク時の消費量から極端に言うと
50%ほど需要が減ったことになるのですが、そんなことってありえませんよね。自動車の販売台数の
減少や今年のガソリン高による消費の低迷から、総需要量が減っていることは推測できますが、これ
程までにスタンドが閉店するということは、業界の販売方法に問題があるとしか考えられません。
妻の実家近くに小さなガソリンスタンドがありますが、真っ先につぶれてもよさそうな規模のスタン
ドですが、しっかりと生き残っています。この差は何なんでしょう?自由競争ですので、自然に淘汰
されていくことは分かりますが、需要と供給のバランスがあまりにも崩れているため、その仕組みが
理解できません。もしかしたら、石油マジックが存在するのかも知れません。いずれにしても石油
元売りの統合は間違いなく自動車業界の再統合を示唆していることでしょう。さて、アメリカのビッグ
スリーの問題は三方良しでまとまるのでしょうか?
使用しています。先日3年目の車検をやりましたが走行距離が15,000Km程でしたので、「車な
んかいらないじゃん」と言われそうです。その為、ガソリンスタンドに行くのが月に1、2回という
ことで、ガソリン価格がいくらになっているか分からないといった状況です。新聞などで4ヶ月
でガソリン価格が2/3になったという記事を読み、現在の価格がいくらぐらいかを知るといった
状況です。
今朝の新聞に大きく報じられましたが(昨日のテレビのニュースでも報道されました)、国内
の石油元売り最大手の新日本石油と同6位の新日鉱ホールディングスは2009年秋をメドに、持ち
株会社方式で経営統合するそうです。統合後の売上高は年13兆円強と世界8位の石油会社となり、
国内でもガソリン市場で33%の販売シェアを握る圧倒的なトップ企業となるようです。景気後退
で世界的に石油需要が減少するなか、規模の拡大で生産・販売力やシェアを高め、世界で勝ち残
りを目指す方針のようです。国内石油元売り同士の大型再編は、1999年に日本石油と三菱石油が
合併して以来10年ぶりで、原油価格下落と石油需要減少が進むなか、大手だけで国内に6社あった
石油元売りの再編が加速するだろうといわれています。
両社は各事業において全面的な統合を行い、石油精製販売、石油開発、金属を手がける3つの子会
社を作り、石油精製販売事業については、現在10カ所になる製油所の統廃合も行い経営基盤を強化
し、エネルギーや資源の効率的な供給体制を確立したい考え。両社は統合による合理化で、年間
600億円以上のコスト削減が可能とみている送です。ちなみに2007年のデータでは新日本石油が
25%、エクソンモービルが17%、昭和シェルが16%、出光興産が15%、コスモ石油が11%、
新日鉱ホールディングス(ジャパンエナジー)が10%のシェアで6位でした。
ここでとても気になることがあるのですが、今まであったガソリンスタンドがいつの間にか無くな
っていることが多いですよね。当方住んでいる地区でも先月1件JOMOのスタンドが閉店しました。
又、数年前には国道1号線大曲に2店のガソリンスタンドが閉店し、ホンダ近くのモービルも無くな
りました。よって、国道1号線沿いの300mほどの間にあった4軒のガソリンスタンドが無くなった
ことになります。残ったガソリンスタンドにお客さんが流れ、そのガソリンスタンドが潤っている
ことになるのですが決してそのようなことはありません。するとピーク時の消費量から極端に言うと
50%ほど需要が減ったことになるのですが、そんなことってありえませんよね。自動車の販売台数の
減少や今年のガソリン高による消費の低迷から、総需要量が減っていることは推測できますが、これ
程までにスタンドが閉店するということは、業界の販売方法に問題があるとしか考えられません。
妻の実家近くに小さなガソリンスタンドがありますが、真っ先につぶれてもよさそうな規模のスタン
ドですが、しっかりと生き残っています。この差は何なんでしょう?自由競争ですので、自然に淘汰
されていくことは分かりますが、需要と供給のバランスがあまりにも崩れているため、その仕組みが
理解できません。もしかしたら、石油マジックが存在するのかも知れません。いずれにしても石油
元売りの統合は間違いなく自動車業界の再統合を示唆していることでしょう。さて、アメリカのビッグ
スリーの問題は三方良しでまとまるのでしょうか?
Posted by walt at
22:10
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