2007年11月11日

157) 寿命

世の中には永遠に行き続けるものはありませんね。ましてや、人間が作ったものはいつかは故障したり、壊れたりしますね。家を建てたとき、一般的に外壁塗装、水周り(キッチン、トイレ、お風呂)は10年で塗り替え、買い替えと言われていたためその準備をしなければならないと思いました。そして10年が経過し、メーカーの保障の10年点検がありました。ベランダの床が一部ひび割れしており、その補修が必要とのことでしたが、単独でその補修をするのも非効率であるため、市販のコーキング材をひび割れ箇所に塗って応急処置しました。外壁を塗りなおすときに一緒に行おうと思っております。その他は特別問題はありませんでした。

外壁はいつかは塗りなおさなければならないのですが、何時やるかです。少なくとも150万円ほどかかるはずです(業者に見積もりを取ったわけではない為、それ以上かも知れませんし、それ以下かも知れません)。又、キッチン、トイレ、お風呂がもし同時に壊れたと仮定すると、とんでもない金額になってしまいます。現在母親が寝込んでいるわけではありませんのでリフォームの心配はありませんが、いつか来ることですからその分も考えておかなければなりません。

そんなことを考えている矢先、居間のテレビの調子が少し悪くなってきました。そして、寝室のテレビの調子も悪くなり(こちらのほうがひどい)、多分、買い替えなけばなりません。居間のテレビは15年使用しています。そして部屋のテレビは11年になります。2011年までもたせる予定でしたが、今年の年末に居間のテレビを買い換えて、その古いテレビを寝室に移す方法をとらざるを得ません。そういえば、先月洗濯機が壊れ修理してもらいました。洗濯機もちょうど10年でした。一般的に家電製品は10年が寿命と言うことになるのでしょうか?

人間の体にも寿命がありますが、精密に作られたものであるがゆえに、調子が悪くなる兆候があることことに感謝しなければなりません。40肩、50肩といわれますが、これもひとつの現れです。当方40肩には悩ませられました。完治するのに1年半かかりました。腕が上がらない、ワイシャツを着るとき痛い、お風呂で背中が洗えない、寝返りをうつと、痛くて眼が醒めるなどの経験をしました。そろそろ体を心配しろと言う警告でした。昔の人は良くしたもので厄年を作りました。男性ですと42歳、女性は33歳です。42歳は「死に」で33歳は「散々」だそうです。この年齢になると肉体的にも衰退する時期のようで、健康にも注意しなさいと戒められています。

実は先月、身体に今までにない症状が出ました。湿疹が出たり、まぶたがはれたりしました。お医者さんで診てもらったのですが、特に原因はなく、アレルギーではないかとのことでした。加齢に伴い身体機能の低下があり免疫力が減るために発生する場合があるとのことでした。油っけの多いものは摂るのは控え、野菜を多く摂るようにと注意されました。いつの間にか自分も50歳となり、遠の昔に折り返し地点を過ぎています。キャリア時計でももうじき17:00になって退社の準備をする時期です。もっと体をいたわれと警告されたことになります。機械ではMTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)なるものがあります。数字で寿命を表す考えです。
我々人間にもMTBFが存在し、その兆しが現れること。その兆しを真摯に受け止めることを改めて感じさせられました。



  


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2007年11月09日

156) トヨタの上司「ひばりの親子」を語り継ぐ

トヨタ自動車とリクルートが共同出資するコンサルティング会社のOJTソリューションズ(名古屋市)が、同社に所属する元トヨタ自動車のベテラン社員へのインタビューを通じて、「トヨタにおける上司像」を一冊の本にまとめ、それが10月25日に『トヨタの上司』(中経出版刊)として発売されたようです。

同書に登場する元トヨタマンの1人である原田恒夫氏は、1964年から2006年までの約40年間をトヨタ自動車で過ごした現場のたたき上げの人物で、現在はOJTソリューションズの「エグゼクティブ・トレーナー」として、トヨタ流の現場改革を学びたいトヨタグループ以外の企業への指導に当たっています。原田氏はトヨタでの現役時代、「上司に恵まれた」と振り返り、高岡工場で働いていた時に当時の上司に聞かされた「ひばりの親子」の童話が忘れられないそうです。

その話とは、麦畑に巣を作ったひばりの親子の会話で、村人が大勢やってきて「そろそろ麦刈りをしよう」と言っているので、ひばりの子供が母鳥に「それなら引っ越ししようよ」と言うと、母鳥は「まだ大丈夫よ」と子供に答えたそうです。数日後に今度は2~3人の村人が出てきて「麦刈りしよう」と言っていた時も、母鳥は「まだ大丈夫よ」と言言いました。そして、ついに1人の村人が「そろそろ麦刈りをしよう」と出てきた時になって初めて、子供に「さあ、引っ越ししましょう」と語るものです。 この例え話は、人間は「みんなでやろう」と言っているうちは、誰も本気になっていないことを示唆しているとのこと。
1人で動き出した時こそが、本人が本気になっている証拠であるという教訓です。原田氏は当時の上司に「そういうものの見方で現場で働く人たちを観察するように」とアドバイスされたとのことでした。

この話を聞いて、とかく我々はみんなの多数決で決めようと思いますが、話が二転三転して決まらないものですよね。そのようなこともあり、一人であれば即決できると言うことになるわけです。すると、今の自分に置き換えてみると、自分が決断しなければならないことに気づきます。起業を考える上でパートナーを探すのが先決と考えるのが間違った考えとなります。まずはスターとしなければ、回りの人を引き込むことは出来ないことになります。

昨日、コーチングの先生から「来年の目標、計画を作りましょう(何時までに達成するか?)、そしてその姿をイメージしましょう」と言われましたが、イメージは出来るのですが何時スタートするかが決定できません。又ひとつ悩んでしまいました。
  


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2007年11月08日

155) ボジョレヌーヴォー Vol.2

ボジョレヌーヴォーに関して、ちょっと調べてみました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、フランスのボジョレ地域で生産された、今年の新しい(ヌーヴォー)ワインのことです。11/15発売はフランスの法律で決まっているようです。ボジョレヌーヴォーと思って購入しても、ボジョレ地域でないワインも多く輸入されますので銘柄で確認はしなければなりません。
ちなみに当方毎年この時期に飲んでいるワインはボジョレヌーヴォーではなく、ただの新ワイン(ヌーヴォー)ですが、おいしく頂いております。

ボジョレ地方はボジョレ山脈に抱かれた標高200から400mの美しい丘陵地帯に広がり、総面積は約2万2500ヘクタールで、パリ市の約2倍の広さに当たります。気候面では、他のワイン産地と比べて夏は非常に暑く(最高記録は2003年8月の42.6度)、冬はぶどう畑が霜害を受けるほど低い(最低記録は1963年の-21.8度)のが特徴。こうした寒暖差の激しい気象条件が、毎年のボジョレ・
ヌーボーの出来に大きな影響を与えています。世界中のワインファンが一喜一憂しながら解禁日を待ち望んでいる理由は、毎年の味の違いにもあるようです。

約40年前の1967年には、フランス政府はボジョレ・ヌーボー解禁日を11月15日と定めました。しかし年によって15日が週末に重なると輸送に不都合が生じることもあったため、1985年に現在の第三木曜日が解禁日となりました。なぜここまで厳しく解禁日を指定したのか? それはボジョレ・ヌーボーの人気が高く、各生産者が少しでも早く出荷しようと競い合ったために、醸成があまく粗悪な品質のものが出回り始めたからだといわれています。国の財産として品質を管理しようというフランス国民の意欲が、解禁日の設置に表れています。

ボジョレ・ヌーボーにもランクがあります。ボジョレ地区には、12のアペラシオン(生産地)があり、それぞれランクが指定されています。その中でもワンランク上に位置づけられている生産地とぶどうが、「ボジョレ・ヴィラージュ」で、ここで生まれたものだけが、「ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーボー」と名乗ることを許され、ファンの人気も高い。さらに限定された10のクニュ(特定ぶどう栽培地域)から生まれた最上級クラスの「クリュ・ボジョレ」があり、村名を表示することができるそうです。アペラシオンにこだわって選べば、ボジョレ・ヌーボーをより深く楽しく味わうことができるようです。

何の気なしにお祭り騒ぎで飲んでいたボジョレヌーボー、やはり奥が深いですね。あまりうんちくばかり言っていると嫌われますので、飲むときは楽しく飲みましょうね。


  


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2007年11月07日

154) ボジョレヌーヴォー Vol.1

11月になりましたので、そろそろボジョレヌーヴォーの話が出てくる頃ではないでしょうか?
ボジョレヌーヴォーの解禁日は11月の第3木曜日と決まっていますので今年は11月15日(木)と言うことになります。ヨーロッパから日本への航空貨物便はワイン輸入業者による予約で満杯のようです。

昨年の輸入量は10年前の20倍近い史上最高の約1,100万本(96万ケース)を輸入し、世界最大のボジョレヌーヴォー消費国である日本は、第2位ドイツの320万本、第3位米国の280万本を大きく引き離しているようです。日本での小売価格が平均3,000円とすると、小売価格換算で総額300億円以上の大量のボジョレヌーヴォーの輸入から販売までが、この11月の1週間という短期間のうちにおこなわれてしまうということですので驚きです。現地では、出荷価格は1本約3~5ユーロ(約500~800円)程度といわれているので、価格のほとんどが航空便で輸入するための運賃と言うことになるのでしょうか。

なぜこれほど日本人はボジョレヌーヴォーに熱狂するのでしょうか。「初物好き」、「フランス産品への憧れ」など、いろいろな原因があると思いますが、日本人独特のブランド志向や消費行動が大きいようです。日本でボジョレヌーヴォーが成功した主な原因は、フランスのワイン輸出業界と日本のワイン輸入業者が日本市場の特性をよく研究した巧みなマーケティング手法を採用した結果だと日経ベンチャーONLINEに国際経済アナリスト中村貞彦氏のコラムに載っていました。

1)時差の活用
 フランス(ヨーロッパ)と日本の時差(日本のほうが8時間早い)を活用して、「ボジョレヌーヴォーワインを本場のフランス人よりも早く味わえる!」ことを強調することで、日本の消費者の「私たちだけ」心理をくすぐったといえます。高級バッグや高級ファッションでも採用されることがあるマーケティング手法です。

2)ブランド戦略
 フランスの有名三ツ星レストランのシェフなどを起用することで、日本市場で「ボジョレヌーヴォー」を話題性豊かなブランドとしてデビューさせることができました。そして、テレビ、新聞など、マスコミを通じて、ボジョレヌーヴォー解禁騒ぎを大々的に取り上げてもらう(パブリシティ)ことにも成功しました。上手なパブリシティの典型的な例といえます。

3)日本の消費者特性を活用
 普段はワインをあまり口にしない大量の消費者をも巻き込んで、ボジョレヌーヴォー解禁日をバレンタインデーやホワイトデーと並ぶ国民的なイベントに発展させることに成功しました。「他人の動向や持ち物に影響されやすい」日本人独特の均質的消費行動を巧みに掴んだ好例といえます。

 「生産地との時差や季節差」「産品のブランド化」「日本独特の消費者特性」という、マーケティングにとって重要な要素をフルに活用した結果、ボジョレヌーヴォーは輸入ビジネスでの大ヒット商品になりました。さて、今年はどうなるのでしょうか?夏が暑いと良いぶどうが採れ。おいしいヌーボーワインが出来ると言われています。毎年、とあるワイン屋さんのものを注文しますが、先週その店から電話があったようです。もしかしたら、今年はあまり予約の状況が芳しくないのではないかと推測しました。
皆さんはどうされますか?

  


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2007年11月06日

153) キャノンの愛犬カフェ

キャノンの国内販売会社であるキヤノンマーケティングジャパンが期間限定で2007年11月1日~30日までの1カ月間、愛犬の撮影やプリントが楽しめるカフェレストラン「ENJOY PHOTO CAFE @ Pizzeria Fumo」を東京・世田谷区にオープンしたようです。 これは、愛犬と食事ができるイタリアンレストランとして人気の「Pizzeria Fumo(ピッツェリア・フーモ)」で行われるキャンペーンで、店内のテーブルには、最新の小型フォトプリンター「SELPHY ES2」や「PIXUS mini360」を複数台設置しており、店内で撮影したデジカメ写真や、持参したデジカメ写真のデータを無料でプリントできるとのこと。また、コンパクトデジカメ「IXY DIGITAL 910 IS」や「PowerShot A720 IS」の無料貸し出しサービスも行っていて、カメラを持ってきていない人もその場で愛犬の撮影やプリントが楽しめるようです。

当方も犬を飼っていますが、年に何度か朝霧高原にあるドックラン「朝霧フィールドドッグガーデン」に行きます。当方のビーグル犬Andyが大好きで行くまでの1時間半あまりの道中で2回ほど車に酔って吐きますが、そのドックランを見ると途端に尻尾を振り元気になります。1辺が100mほどあるドックランに入れば、呼んでも戻ってこず、ずっとうろうろしながら、お気に入りの犬を探し回っています。その施設にはレストランが併設されており、犬と一緒に食事が出来ますが、お昼時は満席です(休日しか行ったことがありませんので平日は知りませんが)。デッキの床には犬をつなぐ金具が付いており、たいていの犬はおりこうで床に伏せていますが、当方のAndyは辛抱強くない為(躾が出来ていないため)、すぐ起き上がり、近所の犬と遊びたがります。このドックランのカフェ(CAN VACANZA)が静岡市内の青葉通りに2,3年前に出来たようですが、青葉通りを散歩する犬が多ければ、繁盛するお店になっているのではないかと推測されます。

知人が2年前に菊川市に「レストラン ココペリ」をオープンしました。ほとんどのお客さんが自動車で来る場所です。テラスがあり、テーブルも3脚ほど置けますので、テラスは「ペットOK」としたら異なった層のお客様がいらっしゃるのではと提案しましたがその後どうなったか知りません。ペットを飼っている人であれば、ペットと入れるレストランには、行きたいと思いますし、新たな固定客の獲得にもなると思われます。

今回のキャノンのキャンペーンは、ターゲットを絞った販促ですが、的は射ていると思います。モニターとして評判がよければ多くのお店で同じような企画をやっていただければと思います。生まれた赤ちゃんの写真をたくさん撮りますが、ペットの写真もたくさん撮ります。キャノンはデジカメ、プリンタを製造販売していますのでうってつけです。静岡にもそんなお店ができないものでしょうか?

「ENJOY PHOTO CAFE @ Pizzeria Fumo」のWebサイト
http://www.canon-sales.co.jp/event/exhibition/enjoyphotocafe2007/index.html

CAN VACANZA: http://www.fieldbell.com/canevacanza/  


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2007年11月05日

152) 年賀状 JPのテンプレート

先月より、JP(郵便事業株式会社)で来年の年賀状の予約を受け付けました。配達もしてくれるようですね。数年前から、当方もインクジェット用紙を購入するようになり、裏面を干支のデザインで印刷し、宛名もプリンタで印字するようになり、大変時間を節約きるようになりました。ただ、裏面は必ず手書きでコメントだけは書くようにしています。本来であれば、宛名のみプリンタで印字し、裏は独自の版画などを刷りたいのですが、その才能もなくあきらめています。もっぱら、「筆まめ」のお世話になっています。何年も使用しているため、バージョンが古く、その為今年バージョンアップを購入しました。いつの間にかCD-ROMではDVDとなっていました。以前はイラスト集が別のCDに入っていたのですが、すべてDVD1枚に収められています。平成の大合併で住所録が古く、変更に苦労しましたが今回は全く問題がないと思っております。何とか、12月の中旬までには年賀状の作成を終了したいと思います。

本日、デザイン素材を販売するデザインエクスチェンジ(DEX)と言う会社が、日本郵政グループの年賀状特設サイト「郵便年賀.jp」で500種類の年賀状デザイン・テンプレートを提供すると言うことを知りました。郵便年賀サイトにアクセスして「年賀状を作る」をクリックして、「おすすめテンプレート500」を選ぶと、干支(えと)や縁起物の写真、イラストを無料でダウンロードできます。又、あて先のパターンを選ぶこと(友達や、会社上司など)や挨拶文例も掲載しています。 そのほか自分のデジタルカメラで撮影した写真を使いたい人向けに、ネズミや縁起物をあしらった写真フレームのテンプレートを用意しています。

今まで使用していたテンプレート、イラスト集に飽きた人は一度、どんなものがあるかアクセスしてみては如何でしょうか?

郵便年賀.jp: http://www.yubin-nenga.jp/main/enter.html

* 実は11/18(日)に21,000円を払ってとある試験を受けることにしました。100問あり70%で合格のようですが、とある学科の模試をしたら45点しか取れませんでした。残された2週間、毎日勉強をしても足りないかも知りません。21,000円を無駄にしないためにもこれから毎日1時間勉強したいと思っております。このブログも少し手抜きしなければなりません。その方が読み易いかも知れませんね。
又、17日の「すし屋のうめさん」の忘年会に出席したいと思っていましたが、あきらめざるを得なくなってしまいました。残念!  


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2007年11月04日

151) 世界お茶まつり

11/2から始まった世界お茶まつりも本日終了しました。大道芸も本日で終了でしたよね。今回は2つのイベントが重なりましたので、静岡のホテルは何処も満員だったに違いありません。こんなことめったにありませんよね。当方昨日行ってきましたが、午後からだったため、あまり見ることが出きませんでした。

昨日、3日は普通の土曜日とばかり思っており、祝日であることをころっと忘れていました。9時から英会話学校へ行き、その後先週胃カメラを飲んだとき、ついでにやってもらった血液検査の結果を聞くために(少し、のどが痛く咳も出るため)お医者さんに行く予定を作り、そのため、グランシップの世界お茶まつりは午後からのスケジュールとしたわけです。それが、学校へ行ったら閉まっており、掲示板の休日案内には11/3は休講となっていました。そして、お医者さんへ行ったのですが、こちらも閉まっていました。なんと間抜けなことか。予定が変わってしまいましたが、仲間に13:00の待ち合わせをしていたため、変更することもできませんでした。

世界お茶まつりの会場はグランシップ全館を使用して催されました。3年に1度開催され、今回で3回目です。今回は、台湾、韓国からのお客様が目立ちました。台湾、韓国からの出展、インドネシア、ケニヤからの出展もあり国際色豊かでしたので、世界お茶まつりと呼ぶにふさわしいものと思われます。ただ、この催しの目的が広くお茶のことを知ってもらうことのようですので、海外からビジネスを目的に出展された会社の方々には、少し物足りないものであったのではないかと思います。世界お茶Expoのようなタイトルとして展示会形式として、土日は一般公開するような企画でも良いような気がします。お祭りは単なるフェスティバルであり、商談目的には程遠いと思います。日本の各産地のブースも多くありましたが、多くは煎茶であり、産地の特徴が出にくいものです。今回飲んだお茶がおいしいと言って、その場では購入したとしても一般消費者が産地を指定して再購入するまでは難しいのではないでしょうか?

コーヒー、紅茶では産地がブランドとなっています。そして、そのブランドを好み購入します。しかし、日本茶の場合まだそこまではなっていませんし、なれるかどうかわかりません。地域ブランドの必要性は言うまでもありませんがどのような特徴を出すか、そして消費者が判断できるような味にできるかが問題となります。それを考えると日本茶の難しさが改めて感じさせられます。

世界お茶まつりを通じて、生産者、流通業者、行政が今一度、静岡茶の普及の妨げとなるものをピックアップしそれを排除することに協力して欲しいと思います。サムスン経済研究所のミン氏も言っていたことに共通しますが.....

  


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2007年11月03日

150) ホテルサンルート清水 成都飯店

妻に誘われて、ホテルサンルート清水地下1階のレストランに行ってきました。中国料理の「成都飯店」と日本料理の「雄山」がありますが入口はひとつですので、ちょっと変わった感じです。このレストランには個室が5つあり「倉」と呼ばれた古民家風の雰囲気をモダンにアレンジした部屋です。個室の「倉」がオープン三周年とのことで「三周年記念ディナー」をいただきました。以下その時のメニューです。

本日のオードブル盛り合わせ
フカひれの刺身 彩り野菜添え
本日のシェフおすすめスープ(フカひれとかに)
松茸と牛肉四川唐辛子の漬物炒め
エゾ蒸しアワビの二種ソースとエゾアワビの姿醤油煮
たたき海老のチリソース自家製蒸しパン添え
キノコたっぷり蟹餡かけおこげ
本日の麺またはご飯
お勧めデザート二種(マロンアイスクリーム、杏仁豆腐)

当方妻はアワビを食べたくて、このコースを予約したようです。とこぶしのようなアワビでしたがおいしくいただきました。このレストランは以前一度行った記憶がありますが、ほとんど記憶にないので、あまり印象的なレストランではなかったと思います。しかし、今回はシェフが変わったかも知れませんが、オードブルの盛り合わせも、小鉢に7種類あり、牛肉四川唐辛子炒めもおいしく、餡かけおこげは餡をかけると「ジュー」と言う音を立て、音でも食欲をそそられました。麺かご飯の選択でしたが、当方は麺、妻はちまきをいただきました。又、デザートは二種類とのことでしたが、ゴマ団子も付いており計3種でした。夫婦そろっておなか一杯になったことは言うまでもありません。18:00に行き、20:00には帰れると思いましたが20:45の帰宅でした。

12月にはクリスマスディナーメニューがあり、早速妻がチェックしていました。あの口ぶりからすると、多分行きたいと言うに違いありません。ただ、個室を利用できるのであれば、友人を誘って4人で行っても良いと思っています。あまり知られていないお店のようですので、隠れや的存在かも知れません。但し、併設の日本料理店「雄山」の味はわかりません。

  


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2007年11月02日

149)お茶の木(やぶきた)

現在我々が普段飲んでいるお茶の品種が「やぶきた」と言うことをご存知でしょうか?日本で飲まれているお茶の8割弱が「やぶきた」という品種です。1908年、今からちょうど100年前に杉山彦三郎氏が在来種の中から見つけた品種です。やぶを切り開いた茶園の北側に植えた茶樹から選抜したことで、「やぶきた」の名前が付けられたと言われています。

先日、静岡県立大学に行く用事があり、静鉄の県立美術館前からケヤキ並木の坂を上って行った右側にその「やぶきた」の原樹がありました。話では県立美術館のそばに植えられていると聞いていましたが、てっきり公園内にあるとばかり思っていたのですが、まさかこのような場所にあるとは思いもよりませんでした。何度かこの道は通っていたのですが気がつかなかったとは恥ずかしい話です。樹齢100年経った「やぶきた」の原樹はひっそりとでもなく、華やかでもなくその樹枝を伸ばしていました。

日本国内で焼く100,000トンの緑茶が生産されています。そのほとんどが、この樹齢100年を迎える「やぶきた」の原樹から生まれてきたことを考えると感動を覚えます。お茶は種から繁殖させるのではなく、挿し木で増やすことが一般的です。鼠算方式で増えていったわけではないと思いますが、原樹の枝を挿し木にして、その次へ、その次への挿し木で増やして行ったわけです。ここまでになるには、関係者の多大な努力があったものと思います。しかし、お茶農家も高齢化や、後継者問題があり、折角ここまで育ったお茶園が放置されたり、茶畑がなくなってきています。忍びないことですが
受け入れなければならない現状です。

昨日から、グランシップで「第3回世界お茶まつり」が開催されました。3年間隔で行われるお茶の祭典です。県内外から多くの茶業関連者、消費者が集まると思います。3年前はツインメッセとグランシップで開催されたため、アクセスに問題がありました。今年はグランシップのみの開催となったわけです。当方、明日グランシップへ行く予定です。緑茶が健康に良いことは皆さん存じていることと思いますが、お茶を淹れるという行為、後かたづけがめんどくさいと思っているのではないでしょうか?しかし、我々静岡がお茶の産地であり、日本を代表する茶所です。現状が加速していくと、静岡は日本の
産地ではなくなり、又、近い将来中国製の緑茶が日本市場を取ってしまう可能性があります。時代の流れには逆らえないと言われる方もいるかもしれませんが、それはとても寂しいことです。一人でも多くの方が、日常の生活に急須で淹れるお茶を飲む習慣をつけていただければと思っております。


  


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2007年11月01日

148) 何でもコラボ

135) コラボレーションで、異業種のコラボを考えて見ませんかと書きましたが、このところ、コラボで出来上がったという商品が多く登場してきています。アサヒ飲料とカルピスが自動販売機でそれぞれ共同で販売をするコラボレーションを発表しました。アサヒ飲料の自動販売機は青色で統一してありますので、目にした人も多いと思います。アサヒ飲料といえばコーヒーの「ワンダ」、「三ツ矢サイダー」「十六茶」「バヤリーズ」などが知られていると思います。今までは、アサヒ飲料の自販機ではアサヒ飲料の飲み物しか販売できませんでした。しかし、このコラボによって、あの青い自販機からカルピスウォーター、ソーダを購入することが出来ます。又、カルピスの自販機でワンダや十六茶も買うことが出来るようになるとのこと。普段、自販機であまり飲料を購入しない当方にとっては、どってことないのですが、業界ではそれなりのインパクトがあったようです。自販機のシェアはあの赤いコカコーラがダントツのようです。

「ほかろん」という使い捨てカイロご存知ですよね。ほかろんはあのロッテの関連会社であるロッテ健康産業が製造・販売しています。そのロッテ健康産業が、お酒を飲む時向けの清涼飲料水「飲み友」を11月12日発売するそうです。肝臓エキスなどを配合したミックスフルーツ味の飲み物で、ゼリア新薬工業とコラボ、共同開発したとのこと。内容量は100mlで、価格は200円です。ゼリア新薬工業が持つ医薬成分のノウハウと、口臭対策などのロッテ健康産業のノウハウを組み合わせて開発したもので、お酒を飲む時・飲んだ後に、翌朝から元気に活動するための清涼飲料水とのことです。主要成分は、肝臓エキス100mg、ウコンの主成分であるクルクミン30mg、GABAを10mg配合し、ロッテのガム「ACUO」で使用しているニンニクの代謝臭に作用するルブス抽出物を20mg、さらに消臭効果のあるシャンポニオンエキス10mgを加えてあるそうです。お酒を飲んだ後、「ウコンの力」を借りる人が多くいるようですが、この「飲み友」はこれからの忘年会シーズンの「友」になるのでしょうか?

アシックスは、BMWグループのコンパクトカー「MINI」とコラボレートしたシューズ「R55(アール・ゴジュウゴ)」を12月1日発売すると発表しました。MINIの柔らかい雰囲気をデザインに取り入れたと言いますが、何が柔らかいか当方にはわかりません。希望小売価格は1万6800円ですのでちょっと高級スニーカーとなります。国内外で展開し、国内では1,500足の限定販売のようです。BMW MINIのステーションワゴン新モデル「MINI Clubman(ミニ・クラブマン)」の発売を記念したシューズであり、アシックスのオニツカタイガーとは、以前からプロモーションなどで協力してきた関係でコラボ商品となったようです。シューズは、トレーニングシューズがベースでかかと部にMINIのロゴマークを付け、中敷きにMINIのシートのデザインを採用したとのこと。中敷にMINIのシートデザインとなっていても履いてしまえば解かりませんよね。MINIに乗っている人が、ペアルックと言うことで購入するのでしょうか?

又、森永製菓は、関連会社の森永乳業とコラボレーションした乳製品ブランドの6商品を発売します。「牛乳プリン」「森永練乳」などの味わいを再現した5商品は、11月6日発売されます。アロエヨーグルト味の「ハイチュウ」は、12月4日の発売とのこと。 「牛乳プリンのキャラメル」は、牛乳のやさしい味わいと、ほのかな甘さが口の中で広がるキャラメルで希望小売価格は126円。牛乳プリン味に、コーヒー牛乳プリン味を組み合わせた「牛乳プリンのキャラメルアソート袋」もあり、希望小売価格は210円。 「ハイチュウ<アロエヨーグルト味>」は、「森永アロエヨーグルト」のさわやかな味わいを表現したソフトキャンディでアロエ葉肉入りの心地良いかみ応えとジューシーな味わいが楽しめる希望小売価格は120円のキャンディです。そのほか、「森永ミルク・加糖れん乳」の味をイメージした「森永抹茶練乳チョコレート」(231円)や、「森永プリン」の味をイメージした、滑らかなクリームをクッキーで
包んだ「森永プリンクッキー」(263円)なども発売されるようです。毎日ヨーグルトを欠かさず食べていますが、森永乳業のものはほとんど口にしたことのない当方にとっては「食べてみたい」と思わないことはどのように考えれば良いのでしょうか?勿論ハイチュウは知っていますが 年以上食べていないかも知れません。

コラボしなければ新しい商品が出来なくなっていることは事実でしょうね。
  


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