2009年03月30日

658) ETC割引

静岡市議会議員選挙が昨日投票され即日開票されました。深夜12:00頃には95%ほどの開票率と
なり53名の当選者がほぼ確定しました。投票率は51%ほどで、われわれの住む清水区では57%
という投票率でした。当方が住んでいる入江地区は過去10年間市議会議員さんがいないという
空白地域でした。入江地区から立候補された候補者は当選し、これで我が町内から市議会議員
さんがようやく選出されたということになりました。市議会議員となると地元の代表的な意味合いが
強く、他の地域の選挙カーが来ても、全く知らない候補者であり、みんなそっぽを向いているといった
状況です。本来であれば地区でまとまるのではなく、その人物、マニュフェストにより投票すべきもの
ではありますが、まだまだ行政に対する政治の力が強いようで、「おらが町の議員さん」といった風潮
がぬぐいきれないのが悲しい現状のようです。また、昨日は千葉県の県知事選もあり、4年前に小差
で敗れた森田健作氏が100万票以上取り堂々と当選しました。昨日の深夜から、今朝、お昼の情報
番組まで森田氏は多くのマスコミ、テレビの生放送に出演しその喜びを伝えていました。さて、静岡県
も県知事選挙が近いと言われていますが各政党とも候補者がまだ一本化されていないようですね。

28日から、土曜、日曜日の地方の高速道路の利用料金が乗用車に限って1,000円となりました。
それもETC搭載車のみのサービスです。ETCについても100万台まで補助金を交付するとのことも
あり、春の商戦では盛り上がったようです。そしてサービスの始まった日曜日の昨日、テレビの
マスコミ各社は、その模様を伝えるべく、東名高速道路を走り、その混雑ぶりをチェックしたり、
日本一の海老名サービスエリアでの人の動きをチェックするなどの報道が今朝も、お昼も流れて
いました。海老名サービスエリアでは、GWやお盆時、正月前の帰省時並みの利用者があるだろうと
販売員や警備員を増加し、又、お土産品や食べ物も普段の40%増手配して対応したそうです。
しかし、ふたを開けてみると東、西日本高速道路株式会社の発表では各高速道路とも交通量は
130%から150%増加したとのことでしたが、海老名のサービスエリアでは財布のひもがきついよう
であり、10%ほどの伸びしかなく、消費期限のあるものは廃棄せざるを得なかったようです。

又、多くの利用者は高速道路代金が安くなり喜んでいましたが、ETCを持っていない利用者や、バス、
トラックでETCが接続されていても、値引きの対象とならず不公平感があることをしきりに答えて
いました。ETCを持っていないだけで、正規運賃を払わなければならないことはやはり納得がいく
物ではありません。今回の値下げの背景には国が東、西日本高速道路株式会社の赤字分を補てん
する条件になっているため、われわれ国民の税金が使用され、特定の人のみ(ETCを持っている人)
その恩恵を受けるということになります。それよりも、トラックやバスも対象になれば流通コストの
削減がもたらされ、物価が安くなる可能性もあります。しかし、そのようにしなっかたことには何か
理由があるのでしょう。国交省関連の財団法人や、その他団体の利権のためと言っている知識者も
います。当方も今回のETC割引に関して、ETCの取り付けを検討しましたが、よくよく考えて見ると、
年間に高速道路を利用する機会がどれほどあるかというと、片手で数えるほどしかありません。
そのため、ETCをとりつけても益体もないことから、取り付けはしませんでした。

やはり税金を投入するのですから、一部の人のみではなく、現金で清算する人も対象にすべきです。
一番簡単な解決策は高速道路の通行料をを無料にすればよいのですが、悲しいかな誰も言わない
ようです。さて、ETCを取り付けている貴方、これからの週末は何処かにドライブに行きますか?
そういえば、知人の息子さんが今年から東京の大学に行くようですが、引越しの荷物を2回に分けて
自家用車で運ぶと言っていました。2回往復しても安いということでしょう。

  


Posted by walt at 20:48Comments(3)

2009年03月30日

657) 新しい形のCSR 清水もつカレーとはごろもフーズ

サッカーのナビスコカップの1回戦で今日我がエスパルスが今季初の勝利をしました。また、アウト
ソーシングスタジアム日本平の初得点もエスパルスの高木純平選手が挙げました。相手チームが
初得点を挙げることになったら多分データとして残さなかったかもしれませんね。結果は2-0で勝利
でしたが、決して内容の良いものではありませんでした。特にパスミスが多く、それもイージーミス
です。相手がいま一つだったため、助かったようなものでした。少なくともそれらがなくならない限
り、全体的な修正は難しいのではないでしょうか?それにしても毎年同じようなことが指摘されるの
ですが、なんとかならないものでしょうか?来週はJリーグのアウェーの試合ですが、今回の勝利で
波に乗ってもらいたいものです。

ところで、当方が所属する「清水もつカレー総研」ですが、3/26に「はごろもフーズ」さんの会議室で
記者発表が行われました。はごろもフーズさんがもつカレー缶を開発し、4/1の販売が決まったから
です。昨年10月に当方所長がはごろもフーズさんに、まちづくりの一環として「もつカレー」の製造を
提案したところ、取り上げて頂き試食会をして頂き、われわれの思いを伝えました。試食会の時に
驚いたのですが、今まで作ったことのないもつカレーを居酒屋さんの味に近い試作ができていたこと
でした。それから5か月、はごろもフーズさんでは経営陣が納得してくれるために二転三転、試行錯誤
があり、ようやく納得してもらえるものができたとのことでした。そして、パッケージは「清水もつカレー
総研」のデザインを使用してくれ、もつカレーの歴史を載せ、また「清水もつカレー総研」公認の文字
まで入れていただきました。そして、われわれの合言葉「もつカレ様です」までもプリントしていただきま
した。本来はごろもフーズさんのパッケージには食品(中身)の写真が載るそうですが、今回の缶詰に
はそれがなく、会社としても異質な商品化だったようです。

我々「清水もつカレー総研」としては、清水にしかない居酒屋メニューである「もつカレー」を通じて
清水のまちおこし、多くの人に清水にもつカレーを食べに来てほしいというメッセージがありました。
食品会社の大手であるはごろもフーズさんは同じ清水で何か町のためになることに協力したいという
いわゆる「企業の社会的責任(CSR)」的な考えから採算を考えずに商品化してくれたのではないかと
思います。大手企業を中心にCSRの活動がHP等に記載され活動報告をしています。NPO等に協力
し、協賛金を出す活動が多いように思われますが、単にお金を出すという行為ではなく、目に見える形
の協力をしてくれたと思います。本来であれば大量生産し、スーパーを中心に販売するはずですが、
今回のもつカレーの販売は清水地域(主として清水駅前銀座周辺)を考えてくれており、もつカレー缶
を清水に来て購入してほしいという販売政策を考えてもらっています。初回の生産ロットが少ないという
理由もありますがそのように考えて頂いていることは、われわれの趣旨に賛同して頂いているという
ことです。実際企業は利益を追求するための営利団体ではありますが、このような考えを持ってくれる
ことは稀です。

ツナ缶ではトップブランドのはごろもフーズさん。清水を代表する会社が清水のことを考えてくれること
は大変嬉しいことです。このような会社が清水にあるということを誇りに思いたいものです。当総研の
所長が記者発表の場で「はごろもさんはもつカレーという商品(ハード)を缶に詰めたのではなく清水の
食文化、歴史というソフトを詰め込んでくれた」と言っておりましたが、まさにそのとおりであり我々は
その気持ちに答えなければなりません。もつカレー缶が一過性のブームではなく、長く愛される定番
商品になってもらいたいものです。


  


Posted by walt at 01:26Comments(0)