2008年09月16日

464)ぺイリン特需?

11月のアメリカの大統領選挙を控え、民主党のオバマ氏とバイディン氏、共和党のマッケイン氏と
ペイリン氏が出揃い、今後各地でデットヒート、討論会が催されると思います。すでに共和党の
マッケイン氏がオバマ氏を抑え、大きな差が出ていると報道されています。ペイリン効果が大きく
あったようです。それに引き換え、自由民主党の総裁選挙はパッとしませんね。先週渋谷で昨年に
引き続き街頭演説が行われたようですが昨年は1万人以上の観客が集まったのもかかわらず、今年
は5,000人ほどだったようです。

そのアメリカで「ペイリン特需」なるものが、進行しているようです。本日の日経産業新聞に記事が
掲載されていました。それは、共和党副大統領候補のペイリン氏が愛用している眼鏡に注文が殺到
しているとのことです。米国内の流通を担当しているイタリー・オプティックス社では、品切れによる、
取り寄せ注文が相次いでおり、「ペイリン特需」を生んでいるようです。ペイリン氏のファッションは髪を
まとめ、ふち無しの眼鏡がトレードマークで、フレーム価格は375ドルとの事です。高級眼鏡店を中心
に全米1,500店で販売されているそうです。フレームは日本のデザイナーである川崎和男氏が手がけ
て、福井市にある増永眼鏡が製造しているとの事。イタリー・オプティックス社では、日本の製造元に
追加製造を依頼したそうです。

特需と言うと、日本でも昨年から薄型テレビ特需がありました。多分2011年7月にはデジタルチューナ
ー特需が出てくるかも知れません。そして、今年はタスポ特需があり、自動販売機でタバコを買えなく
なった人が、コンビニで購入し、売り上げが10%以上も伸びたようです。又、あまり知られていません
でしたが、インスタントカメラ特需もあったそうです。これhあ、インスタントカメラの代名詞であったポラ
ロイド(米国)が専用フィルムの生産を6月末で終了し、日本でも供給を打ち切ることを決定しました。
それに伴い、世界で唯一のメーカーとなった富士フイルムの製品にスポットが当たり、インスタントカメ
ラが売れ出したそうです。世の中はデジカメが主流ですが、画像を修正できない業務用の需要がある
そうです。業界関係者によると、需要の8割以上は画像の改竄(かいざん)が許されない医療機関や、
捜査証拠品の撮影に使用する警察関係者だといわれたようです。特需は社会現象をきっかけとして、
商品が売れることですが、一過性の需要であるため、経営判断を間違えると大きな痛手を受けます。
増産のために設備を増強しても、売り上げが減るとその負担がおおきくなってしまうからです。ですか
ら、一概に喜んでばかりはいられません。

今回のペイリン特需。果たして何処まで続くことでしょうか?大統領選挙までは続くと思われますが、
民主党が勝った時点で収束することでしょう。逆に共和党が引き続き大統領になれば、さて、どうなる
ことでしょうか?
いずれにしてもファッションに敏感な女性たちは何時までブームを引っ張ることができるのでしょうか?
もしかしたら、日本でも少しづつ需要が増えているかも知れませんね。
  


Posted by walt at 22:15Comments(0)