2009年01月11日

581)「竜ヶ岳」からのご来光(ダイヤモンド富士)

結局昨日ベットに入ったのは22:30過ぎでした。目ざまし時計を3:00にセットして眠りに入った
のですが寝疲れません。当方、朝早く起きるときは自己暗示をかけます。「3時に起きる」と。
目が覚め、時計を見ると1:30でした。何気なく妻に話しかけると返事があり、1:00にベットに
入ったのにまだ眠れないとのことでした。そして、3:00の目覚ましの音で目が覚めましたが、妻
はそのまま深い眠りに入っていました。パンを食べ、水500㏄をペットボトルに詰め、紅茶ラテを
熱湯で保温ポットに注ぎました。寝室で身支度をしている当方でしたが、妻は何も気配を感じなか
ったようでした。泥棒が来ても目を覚まさないということでしょう。

4:00に自宅前の幹線道路で待ち合わせをしており、ピックアップしてもらいました。空は雲一つ
無い快晴で、月夜の早朝でした。メンバーは11月に山梨県の毛無山に行った3名です。前回は
途中で雨となり、山頂では雨がみぞれになり、全く展望がききませんでした。今回の目的地は
その毛無山の隣の隣の山で標高1485mです。本栖湖湖畔の竜ヶ岳登山者用駐車場に車を停
めて約2時間の登山です。駐車場からでは500mほどの登りの工程です。朝霧高原から道端には
一昨日降ったと思われる雪がありました。本栖湖湖畔の駐車場に着くと、そこは一面の雪で10㎝
ほど積もっていました。予想通りの雪で、昨日メンバーに滑り止めのアイゼンを持ってくるように
言ったことが正解でした。当方のスノースパイクが役に立たないのではと不安になったことは事実
です。5:30に着いたのですが小型マイクロバスが止まっていて、20人ほどのパーティーが準備を
していました。5:30はまだ闇夜で、ヘッドランプを点け登山を開始しました。外気温は-6度を示して
いましたので。この冬一の寒さの体験です。よって、山頂では-10度ではないかと推測されました。
1週間前にダイヤモンド富士を見るために登った人の記事がWebに載っていましたが、日の出が
7:50でしたので、少なくてもその時間前には山頂に着いていなければなりません。

6時を過ぎたころから薄明るくなり、ほんのり東の空が朝焼けになってきました。ヘッドランプを
消し、雪が固まった山道を登り続けました。7:00になるとすっかりあたりは明るくなり、回りの
山々に日が射しているのが解りました。そしてその日が射している場所が、だんだんと我々の登っ
ている山に近づいてきました。と言うことは竜ヶ岳の日の出が近いということです。手足は冷たく
なり、頬は針を刺したような痛みとなり冷えていることが分かりました。7:30になっても山頂には
着かず、途中で日の出(ダイヤモンド富士)を見るしかないと思いつつ、山頂に到着したのが7:38
でした。山頂には既に一組のパーティ3名が富士さんに向かって日の出を待っていました。

当方は携帯のカメラしか持参しておらず、手がかじかむ中携帯を構えました。7:40、41、42と
時間が経過し、太陽が出てくる気配があるものの出て来ず、7:45になってようやく太陽の上弦が
富士山の山頂付近から現しました。太陽の下弦がすっかり出るまで1分ぐらだったでしょうか?その
間にシャッターを切り登録することを続けました。日の出は珍しいものではありませんが、このよう
な場所で見る日の出、それも富士山の山頂から出てくるのは格別のものです。この時期にしか見る
事のできない1分間ほどの天体ショーなのです。寒さをこらえながら観た甲斐がありました。
8:30には下山を開始し、1時間半で駐車場に戻ることができました。結局、登りはアイゼンは必要
ありませんでしたが、下りは安全のため装着しました。当方のスノースパイクは少しは滑りましたが
問題もなく無事下山できました。
過去冬山は登ったことはありませんでしたが、一昨日の雪でプチ冬山の体験ができ嬉しく思ってい
ます。初級者向けにはとても良い登山ルートであるとつくづく思いました。


  


Posted by walt at 20:34Comments(0)