2008年11月23日

532) 手揉み茶「天下一」

昨日は色々なニュースがありました。ブログでは個人的な内容を書いてしまいましたが
興味ある記事が3つも静岡新聞夕刊に載っていました。まずは、ノキアの日本での携帯電話
事業開始のニュースです。ノキアと言えば、日本ではなじみが薄いですが、世界最大の
携帯電話端末メーカーで、世界シェア37.8%、昨年度の販売台数は4憶3700万台だそうです。
ノキアは19世紀中ごろフィンランドでの製紙会社から誕生し、現在の地位となっています。
携帯電話通信設備で世界第1位のエリクソン(スウェーデン)に次ぐ企業でもあります。
又、携帯端末メーカーが通信事業に乗り出すのは、国内初のケースだそうです。当面は
NTT docomoの通信回線を借りて、来年3月よりサービスを開始するそうですが、第一弾が
「ヴァーチュ」という高級ブランドの端末を販売し、富裕層を対象とした通信サービスを展開
するようです。何と驚くことに「ヴァーチュ」はチタンや金等の貴金属、高級ガラスを使用した
高級仕様で、日本で投入する端末の価格は160万円~500万円の予定との事です。日本の
国内キャリアーは脅威とみるか、それとも摂るに足らずと思うのでしょうか?

次に気になったニュースが「クマゼミ東北にも?」という記事です。関東南部が北限とされ
ていたクマゼミ(シャンシャン)の生息域が東北南部や北陸に拡大している可能性がある事
を気象情報会社である「ウェザーニューズ」の調査で明らかにされたようです。2年ほど前
福島県で夏休みにクマゼミが確認されたことを新聞で読みましたが、清水在住の小学生が
福島県の祖父母に会いに行った時、大量のクマゼミを持ち込み、それがニュースとなって
しまったことでした。それまでは、クマゼミは全国各地域に生息しているものと決め付けて
いました。その意味ではひとつ勉強になったのですが、未だ不思議でなりません。我々清水の
入江地区では、夏の夕方ヒグラシを聞くことはありません。なぜ、飛んでこないのかも不思議
でなりません。決まって、ニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシの4種類のみ
しか鳴き声を聞くことはありません。環境の変化とともに生息地の分布が変わってきている
事でしょうが、喜ばしいことではありませんね。

もうひとつは、法政大学大学院の坂本教授の47都道府県の「質的産業力」の分析調査報告で
静岡県が愛知県、東京都に続き3位であったということです。「モノづくり産業の強い都道府県
が産業の質も高い」という結果になったようです。県西部地域を中心とした製造業が静岡県の
産業の質を高めていると言っても過言ではないでしょう。静岡に長く住んでいると実感はあり
ませんが、他県から見るとその違いがあるということでしょう。3位だからと言って、何が変わ
るか分かりませんが、静岡がおかれている状況を知ることも一つのバロメーターでしょう。
それにしても、坂本先生のグループがこのような調査までやっているとは、思いもよりません
でした。

手揉み茶「天下一」のことですが、ほんじsつ、清水のマリンパーク(エスパルスドリームプラザの
南東の広場)でJA農業祭りが開催され、清水茶手揉み保存会が手揉みの実演と、お茶の販売を
しました。手揉みの実演では、出来上がった手揉み茶を「天下一」と呼ばれる製法によりできあが
った針のようなお茶を高く積み上げました。30cm以上積み上げなければならないそうです。
さて、何時になったら当方も、このようなことができるようになるのでしょうか?


  


Posted by walt at 20:43Comments(0)