2008年11月20日
529) お祭り好きの日本も下火?「ボジョレ・ヌーボー」解禁
ご存知のように、11月の第3木曜日はフランス産の新酒ワイン「ボジョレ・ヌーボー」の解禁日であり、
午前0時と共に新種ワインの栓が開けられました。今年の輸入量は約54万ケース(1ケースは750ml
瓶で12本分)で、前年比で約2割減、ピークだった2004年の約104万ケースから半減する見通しだ
そうです。ボジョレの価格帯は2,000~3,000円台で、解禁日に合わせて航空便で運ぶため輸入
ワインと比べやや割高との事です。今朝のめざましテレビでも東京のレストランの午前0時の場面を
放送していましがまだ、話題性はあるようです。
当方、毎年この時期に6本ほど購入して知人にプレゼントしていましたが、今年は購入するのを止めま
した。毎年、第3木曜日に届いていたのですが、その日に飲むことはなく、しばらくしてから、思い立
ったように飲んでいました。実は、恥ずかしい話、2004年のワインがまだ飲まれずにキッチンの隅に
転がっています。今年、ワインセミナーに参加したとき「古いヌーボーがあるのだけれど、飲んでも
大丈夫でしょうか?」と聞いたことがあります。「勿論飲むことはできますが.....」との回答でしたので、
何時か試しに口に含み判断しようと思っています。多分酸化しており、きっと飲むことは出来ないもの
と思っています。日本で、ボジョレ・ヌーボーが話題となったとき、「ボジョレ・ヌーボー」という名前の
新酒ワインが11月の第3木曜日に解禁されると思っていました。そしたら、フランス語のヌーボーは
「新しい」と言う意味であり、ボジョレーは「フランスのボジョレー地域」であることも知りました。
よって、以前飲んでいたワインはボジョレーヌーボーではなく、そのほかの近隣地域のヌーボーワイン
だったことを知りました。それから、知人にあげる時に「ボジョレーではないけど、ヌーボーです」と
言葉を付け加えるようになりました。
そして、10月末に甲州のワイナリーに行ったとき新たな発見がありました。そこには2008年の新酒
甲州ワインがありテイスティングしたところ、アルコール度が低く、甘く、口あたりの良いワインでした
ので多分妻が好むと思い購入しました。その時、ある疑問が生じました。「このワインは今年の新酒
ですよね。いわゆる甲州ヌーボーですよね」ワイナリーの人は「実はすでに販売しているのですが、
業界組合より『11月の第3木曜日まで販売を待ってくれないか』と依頼がありました。もしかしたら、
この時期に購入出来るのは今年が最後かも知れません」と。「ボジョレ・ヌーボー」の解禁日はフランス
ワインの新酒の解禁日であって、世の中の全てのワインの新酒の解禁日ではないのです。考えて
みれば、南半球のワインの産地であるチリ、オーストラリア、南アフリカでは新酒ワインは5月頃出来
上がるはずです。よってすでにヌーボーが存在するはずです。これら地域のワインは樽熟成、瓶詰め
後の熟成をして、ヌーボーは出荷しないのであれば秋に収穫されたぶどうで作ったワインがヌーボー
となるわけです。そのような暗黙の了解があったとしたら、これはまさしくフランスのワイン業者により
日本が踊らされたことになるわけです。事実、ヌーボーの45%は日本に輸出されるというデータがあり
ました。
知り合いの居酒屋さんでも11月の初旬にイタリアのヌーボーが入荷していることを聞きましたので、
新酒ワインは11月の第3木曜日ではなくても飲めるということだったのです。実際、11月の初旬に
甲州ワインのヌーボーをすでに飲み終えていました。それを考えると、別に今年も購入しなくても良い
なという判断にもなったわけです。「ボジョレ・ヌーボー」ではなく「ボジョレー近郊のヌーボー」を購入
していたこともあり、敢えてボジョレ・ヌーボー」解禁と言って購入する必要もなくなったわけです。
ワインの一つのイベントとして考えれば皆で集まってヌーボーを飲むことは楽しいことです。フランス
ワインが大のファンであればなおさらです。でも当方はそこまで執着する必要がないと悟ってしまい
ました。
本日、「ボジョレ・ヌーボー」を購入して、飲まれた方も多くいると思います。今年の味は如何でしたか?
1,000円台のワインだと「ボジョレ・ヌーボー」ではありませんが、おいしく飲めることが一番です。
家族そろってワインを飲むなんて素敵ですよね。
午前0時と共に新種ワインの栓が開けられました。今年の輸入量は約54万ケース(1ケースは750ml
瓶で12本分)で、前年比で約2割減、ピークだった2004年の約104万ケースから半減する見通しだ
そうです。ボジョレの価格帯は2,000~3,000円台で、解禁日に合わせて航空便で運ぶため輸入
ワインと比べやや割高との事です。今朝のめざましテレビでも東京のレストランの午前0時の場面を
放送していましがまだ、話題性はあるようです。
当方、毎年この時期に6本ほど購入して知人にプレゼントしていましたが、今年は購入するのを止めま
した。毎年、第3木曜日に届いていたのですが、その日に飲むことはなく、しばらくしてから、思い立
ったように飲んでいました。実は、恥ずかしい話、2004年のワインがまだ飲まれずにキッチンの隅に
転がっています。今年、ワインセミナーに参加したとき「古いヌーボーがあるのだけれど、飲んでも
大丈夫でしょうか?」と聞いたことがあります。「勿論飲むことはできますが.....」との回答でしたので、
何時か試しに口に含み判断しようと思っています。多分酸化しており、きっと飲むことは出来ないもの
と思っています。日本で、ボジョレ・ヌーボーが話題となったとき、「ボジョレ・ヌーボー」という名前の
新酒ワインが11月の第3木曜日に解禁されると思っていました。そしたら、フランス語のヌーボーは
「新しい」と言う意味であり、ボジョレーは「フランスのボジョレー地域」であることも知りました。
よって、以前飲んでいたワインはボジョレーヌーボーではなく、そのほかの近隣地域のヌーボーワイン
だったことを知りました。それから、知人にあげる時に「ボジョレーではないけど、ヌーボーです」と
言葉を付け加えるようになりました。
そして、10月末に甲州のワイナリーに行ったとき新たな発見がありました。そこには2008年の新酒
甲州ワインがありテイスティングしたところ、アルコール度が低く、甘く、口あたりの良いワインでした
ので多分妻が好むと思い購入しました。その時、ある疑問が生じました。「このワインは今年の新酒
ですよね。いわゆる甲州ヌーボーですよね」ワイナリーの人は「実はすでに販売しているのですが、
業界組合より『11月の第3木曜日まで販売を待ってくれないか』と依頼がありました。もしかしたら、
この時期に購入出来るのは今年が最後かも知れません」と。「ボジョレ・ヌーボー」の解禁日はフランス
ワインの新酒の解禁日であって、世の中の全てのワインの新酒の解禁日ではないのです。考えて
みれば、南半球のワインの産地であるチリ、オーストラリア、南アフリカでは新酒ワインは5月頃出来
上がるはずです。よってすでにヌーボーが存在するはずです。これら地域のワインは樽熟成、瓶詰め
後の熟成をして、ヌーボーは出荷しないのであれば秋に収穫されたぶどうで作ったワインがヌーボー
となるわけです。そのような暗黙の了解があったとしたら、これはまさしくフランスのワイン業者により
日本が踊らされたことになるわけです。事実、ヌーボーの45%は日本に輸出されるというデータがあり
ました。
知り合いの居酒屋さんでも11月の初旬にイタリアのヌーボーが入荷していることを聞きましたので、
新酒ワインは11月の第3木曜日ではなくても飲めるということだったのです。実際、11月の初旬に
甲州ワインのヌーボーをすでに飲み終えていました。それを考えると、別に今年も購入しなくても良い
なという判断にもなったわけです。「ボジョレ・ヌーボー」ではなく「ボジョレー近郊のヌーボー」を購入
していたこともあり、敢えてボジョレ・ヌーボー」解禁と言って購入する必要もなくなったわけです。
ワインの一つのイベントとして考えれば皆で集まってヌーボーを飲むことは楽しいことです。フランス
ワインが大のファンであればなおさらです。でも当方はそこまで執着する必要がないと悟ってしまい
ました。
本日、「ボジョレ・ヌーボー」を購入して、飲まれた方も多くいると思います。今年の味は如何でしたか?
1,000円台のワインだと「ボジョレ・ヌーボー」ではありませんが、おいしく飲めることが一番です。
家族そろってワインを飲むなんて素敵ですよね。
Posted by walt at
20:55
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