2008年11月18日
527) かゆくなる前に手が届く電気屋さん
先週の金曜日に参加した法政大学大学院静岡サテライトキャンパスのセミナーで、来年から
静岡センター長になる前浜松文化芸術大学教授である坂本氏の講演もありましたが、坂本教授
は日本全国の中小企業を訪問し、特徴のある又は、業績のすこぶる良い又は、感動を受けた
会社を毎年本に書いています。講演で確か東京都町田市の電気屋さんのことを紹介したため
覚えていたと思いますが、先週の日経BPネットで、この電気屋さんのことが掲載されていました。
記事は人物ルポを中心に、経済・社会問題を中心に取材している荒川龍氏によって、取材され
たものです。この町の電気屋さんは「ヤマグチ」といい、従業員50名で12億円の売り上げがあり、
薄型テレビは既に累計10,000台の販売を超え、パナソニック系列の販売店では全国1だそうです。
顧客数は13,000件とのことですので、ほぼ全世帯に薄型テレビを販売したことになります。
この「ヤマグチ」の特徴は、安いのではなく、量販店と比較するとおよそ2割以上価格は高いそう
ですが、お客様の心を掴み「どうせ買うならヤマグチ」となっているようです。その販売方法が
「かゆくなる前に手が届く」顧客サービスと言うわけです。電球1個でも喜んで交換してくれ、
昔ながらの御用聞きスタイルでいろいろな相談にのってくれるそうです。又、家電の操作方法を、
嫌な顔ひとつせずに説明し、お客さんへの説明を5回、6回と訪問することを見込んだ価格設定を
することもあるようです。実に粗利益率35%確保することを徹底しており、その分サービスを充実
させているということです。町田駅周辺には5店舗の家電量販店が出店したそうですが、5店舗中
4店舗は閉店もしくは移転となったほどの町田では有名な電気屋さんだそうです。日経BPネット
では次回も記事が載るそうですので、是非下記を参照して下さい。
坂本教授は、感動を与えてくれる会社のことを良くセミナーなどでケーススタディに使用します。
又、著書の中にそのような会社が多く見受けられます。全国各地で乗ったタクシーのこともよく
出てきます。そして、いつも静岡のタクシーは語るに足りずと言っています。坂本教授の一押しの
会社はこの不況下でも躍進しているようです。お客様も目的地まで安全に届けるのは当たり前で
あり、乗っていただいている間に如何に気持ちよく乗っていただくかをドライバーさんが一生懸命
考え、行動しているところが違うようです。そこにホスピタリティ(親切にもてなす心)があるから
です。ある知識人の方が、我々の生活環境を、クオリティライフ(質の高い生活)からアメニティ
ライフ(快適な生活)へと変化していると言っていました。ビジネスにおいても感動サービスの時代
になりつつあるということではないでしょうか?物質に満足した次は何処へ行くのかと考えると
必然的に魂、精神、感情に満足を得るようになるのでしょう。
清水ブランド大作戦は「清水シャツ」に続き「清水もつカレー」で清水を元気にしたいと願って
います。清水ブランド大作戦はキャッチフレーズが「清水へ帰ろ」であり、その下に清水シャツ
と清水もつカレーが位置します。これから展開していく清水もつカレーには多くのストーリーが
あります。居酒屋でもつカレーを食べてもらうために清水に来てもらうことが目的ではありますが
チェーン店ではない居酒屋で、その雰囲気、コミュニケーション(会話)、おもてなしを受けてもらい
たいのです。1人で行っても、そこは1人寂しく飲むスペースではないことを。そこには見ず知らず
の人であっても、和気あいあいできる場所であることを我々は伝えていきたいのです。
日経BPネット「人をひきつける会社:ヤマグチ(1)」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081107/110875/
静岡センター長になる前浜松文化芸術大学教授である坂本氏の講演もありましたが、坂本教授
は日本全国の中小企業を訪問し、特徴のある又は、業績のすこぶる良い又は、感動を受けた
会社を毎年本に書いています。講演で確か東京都町田市の電気屋さんのことを紹介したため
覚えていたと思いますが、先週の日経BPネットで、この電気屋さんのことが掲載されていました。
記事は人物ルポを中心に、経済・社会問題を中心に取材している荒川龍氏によって、取材され
たものです。この町の電気屋さんは「ヤマグチ」といい、従業員50名で12億円の売り上げがあり、
薄型テレビは既に累計10,000台の販売を超え、パナソニック系列の販売店では全国1だそうです。
顧客数は13,000件とのことですので、ほぼ全世帯に薄型テレビを販売したことになります。
この「ヤマグチ」の特徴は、安いのではなく、量販店と比較するとおよそ2割以上価格は高いそう
ですが、お客様の心を掴み「どうせ買うならヤマグチ」となっているようです。その販売方法が
「かゆくなる前に手が届く」顧客サービスと言うわけです。電球1個でも喜んで交換してくれ、
昔ながらの御用聞きスタイルでいろいろな相談にのってくれるそうです。又、家電の操作方法を、
嫌な顔ひとつせずに説明し、お客さんへの説明を5回、6回と訪問することを見込んだ価格設定を
することもあるようです。実に粗利益率35%確保することを徹底しており、その分サービスを充実
させているということです。町田駅周辺には5店舗の家電量販店が出店したそうですが、5店舗中
4店舗は閉店もしくは移転となったほどの町田では有名な電気屋さんだそうです。日経BPネット
では次回も記事が載るそうですので、是非下記を参照して下さい。
坂本教授は、感動を与えてくれる会社のことを良くセミナーなどでケーススタディに使用します。
又、著書の中にそのような会社が多く見受けられます。全国各地で乗ったタクシーのこともよく
出てきます。そして、いつも静岡のタクシーは語るに足りずと言っています。坂本教授の一押しの
会社はこの不況下でも躍進しているようです。お客様も目的地まで安全に届けるのは当たり前で
あり、乗っていただいている間に如何に気持ちよく乗っていただくかをドライバーさんが一生懸命
考え、行動しているところが違うようです。そこにホスピタリティ(親切にもてなす心)があるから
です。ある知識人の方が、我々の生活環境を、クオリティライフ(質の高い生活)からアメニティ
ライフ(快適な生活)へと変化していると言っていました。ビジネスにおいても感動サービスの時代
になりつつあるということではないでしょうか?物質に満足した次は何処へ行くのかと考えると
必然的に魂、精神、感情に満足を得るようになるのでしょう。
清水ブランド大作戦は「清水シャツ」に続き「清水もつカレー」で清水を元気にしたいと願って
います。清水ブランド大作戦はキャッチフレーズが「清水へ帰ろ」であり、その下に清水シャツ
と清水もつカレーが位置します。これから展開していく清水もつカレーには多くのストーリーが
あります。居酒屋でもつカレーを食べてもらうために清水に来てもらうことが目的ではありますが
チェーン店ではない居酒屋で、その雰囲気、コミュニケーション(会話)、おもてなしを受けてもらい
たいのです。1人で行っても、そこは1人寂しく飲むスペースではないことを。そこには見ず知らず
の人であっても、和気あいあいできる場所であることを我々は伝えていきたいのです。
日経BPネット「人をひきつける会社:ヤマグチ(1)」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081107/110875/
Posted by walt at
22:48
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