2008年03月03日

269) ネット社会 深まる闇

一昨日の読売新聞朝刊1面に連載されている「ネット社会 深まる闇」に「ゲーム感覚
悪意の増殖」というコラムがあり、興味深く読みました。内容は、ブログの誰かの
一言に、ネット上で集中砲火を浴びせ、ブログを「炎上」させることを「祭り」と呼び
楽しんでいる人がいるとの事。「最初」にネタを投下した人は「神」と称賛されるようです。

あるフリーターは、関東の女性地方議員のブログを読み、事実関係が曖昧なことを断定
的に書かれていたため、火をつけると燃えやすいことからブログで、その記事を批判的
に取り上げ掲示板に投稿することを仕組んだそうです。するとその女性議員宛に非難の
コメントやメールが殺到したそうです。結局、他人をよってたかってたたくことを楽しんで
いるようです。ある人は、普段は会社では温厚な人柄なのに、帰宅後パソコンの前に
座ると人格が変わったように「祭り」ネタを探すそうです。そして「炎上」することを楽しんで
いるとの事。

ネット事情の詳しいジャーナリストの井上トシユキさんのコメントでコラムを閉めていました
が、氏は「もともとネットユーザーの世界には、市民が連携して不正を暴こうという意味が
あったが、最近はストレスのはけ口のような印象だ」と警告していました。
現在我々が利用しているこのeしずおかブログは地域ブログであり、なんとなく顔の見える
ブログです。そのための安心感もありますが、何時なんどき同じような恐怖にさらされる
かわかりません。 よって、少しは、言葉を選ばなければならないかもしれません。

公的な立場の人が私的見解としてブログに書いている方がいます。人それぞれの意見が
あり、立場の違いにより、言えること言えないことがあるのでしょう。私的見解としてでなけ
れば意見を言うことができないことは残念ですが、意見を言うことはとても大事だと思います。
又、それに賛同、反論は大いに結構なことと思います。とかく、事なかれ主義が感じられる
現在にとって意見を言うことは、考えている事、参加していることになると思います。
本来は文字ではなく、言葉として伝えたいのですが....

当方のブログはテキスト形式で下書きの後、読み返しますが何日か経過して読み直すと
矛盾や焦点がぼけたことが多く見受けられます。コメントを頂いたこともあり、その結果
わかりにくい表現であったと気がついたこともあります。今後、その点に注意しつつ、何か
のテーマについてコメントを頂き、議論できるような事が出来れば良いなと思っています。
それが出来るまで、まだまだ勉強しなければなりませんが....。
  


Posted by walt at 21:36Comments(0)