2007年10月21日

137) 久しぶりの手揉み茶

今年から、清水手揉み茶保存会の会員となり、イベントの参加や手揉みの練習に行っています。一人前になるには10年ほどかかるようですが、何も手に技術の無い当方にとっては、頑張ってみたいと思っております。

今日久しぶりに練習をする機会がありました。前回は6月でしたので4ヶ月ぶりとなります。お茶は一番茶が4月末でn二番茶が6月となります。9月に秋のお茶が採れますが、摘んだお茶を揉むのではなく、練習用は春摘んだものを一次工程(お茶の葉を蒸し、粗揉という揉み工程)を済ませ冷凍したものを回答して使用します。昔は練習用にはお茶使わず、わらを5cmほどにカットして使用していたとのことです。冷凍技術の進歩と共に、このようなことまで利用できるようになりました。冷凍といえば、赤福の問題がありましたね。解凍日が製造日にして、又、日をまたいでパッケージングして当日製造にしていたこと、再度パッケージングして販売していたことなど発覚しました。製造日の記載ではなく、賞味期限を記載したら問題にならなかったのでしょうか?そういえばクリスマスケーキの日付けの記載はどうなっているのでしょうか?冷凍技術の進歩によって良いことも悪いこともあるようですね。

現在は機械でお茶を作りますが、手揉みは技術の伝承と、お茶文化となります。手揉みでお茶を作るに時間がかかりますのでビジネスとしては成り立ちません。100g当たり数千円となってしまうからです。品評会ではお祝儀相場にもなっており、高額で取引されるようですが、手揉みをしている人たち(多くが生産者)は良いお茶を作ることを目標に努力しています。献上茶は勿論手揉みのようです。

手揉みはほい炉と呼ばれる台(下から火で暖める)を使用して作ります。11月に開催される世界お茶まつりで手揉みの実演がされるそうです。どうやって作るか興味のある方は是非見に行っていただきたいと思います。

          ほい炉            


  


Posted by walt at 22:50Comments(2)