2007年10月22日

138)ストレスを貯めない方法

株式会社武蔵野の小山社長が日経BPのコラムで「悩まない、ストレスを貯めない」と言っておられました。勿論我々と同じように悩み、苦しむようですが、それをストレスとせず、貯めないということでした。その方法(悩みを忘れる仕組み)として2点あり、一点は「悩む暇もないくらい忙しくすること」、二点目は「現在のつらさは将来大きな財産になる」と考え行動するということだそうです。 

小山氏の言葉を借りると、「悩む暇もないくらい忙しくすること」については、「ひとつ仕事が終われば次の仕事、それが終わればまた次の仕事という具合に、スケジュールを入れる。すると、悩んでいる暇がなくなる。人間は、暇だとたいていろくなことをしません。なまじ自省する時間があるから思考の隘路(あいろ)に陥って「出口なし」になる。 「考える」とは、過去の自分の経験を引っ張り出してくることに他ならない。 つまり、今現在ある悩みが解決できないでいるとすれば、いくら考えたところでほとんど無意味であり、そんなことで時間を無駄に費やすくらいなら、まず行動して自分の体験の幅を広げたほうがよほど確実です。」と
 
「現在の辛さは将来大きな財産になる」については、「止まない雨も明けない夜も、今まで一度もなかった。今、あなたが抱えている悩みや苦しみだって、わたしの経験した悩みと同じことです。歯を食いしばってやり過ごし、そして乗り越えることで、その辛い体験はあなたにとってかけがえのない財産になる。そう考えることができれば、あらゆる人にとって「無駄な過去」は存在しない。過去はすべて善です。他人と過去は変えられない。しかし自分と未来は変えられる。今の悩みや苦しみも、いつかは
過去のものになります。それが今後の糧となるか否かは、その悩みや苦しみの中から何をつかみ取れるかにかかっています。」と。

当方過去50年を振り返ってみると、忙しい時、暇な時が勿論ありました。忙しいときは、やはり悩んでいる暇がありませんでした。言い換えれば、悩んでいても仕方ないということだったのではないでしょうか?その反面、悩んでばかりいることがありました。しかし今思えば、遠い過去のことであり、現在があるのは何とか解決したと言うことになります。どなただったか忘れてしまいましたが、とあるコーチングの先生が「困難、苦境に遭遇したのなら、それは、自分が成長する上で必要なことであり、喜びでありそのことに感謝しましょう」と、言っていました。勿論困難、苦境に立ち向かうことは誰でも嫌なことです。しかし、毎日が平々凡々としているはずがありません。それが、人生と思えば、もしかして、運命と言うレールに乗っていることかも知れないと思うと、乗り越えるしかありません。

小山氏のコラムを読み、そんなことをふと考えました。又、何かにチャレンジしなければと思った次第です。

  


Posted by walt at 22:28Comments(0)