2008年04月14日

310)挨拶の役割

新入社員が入社し2週間が経過しました。すでに社員研修も終わり、各部署に配属されたことと
思います。さて、今年の新入社員は「カーリング型」と呼ばれたようですが、先輩達が彼らの
行く道を磨いていくのでしょうか?新入社員が当部署に配属されたとき、決まって敬称の使い方
(様、殿、御中)を新入社員に試しましたが、今年は配属がない為やっていません。ビジネス
レターを書くことが少なくなりましたので、新入社員教育担当もそこまで教えないようでした。
電子メールのマナーは教育したほうが良いと提案したことがありましたが、果たして研修で取り
あげていたかは定かではありません。

新入社員研修では「挨拶」の重要性を教えるようですが、配属されるとその部署に染まり(「郷に
入っては郷に従え」なのか分かりませんが)、挨拶がなおざりにされると担当者が嘆いていました。
実際、当部署でもそうですが、「挨拶」がおろそかになっています。黙って出社し、黙って帰社
する人が多くなりました。「お先に失礼します」と言っても「お疲れ様」と言う上司もいなければ
黙って帰りますよね。管理職からして挨拶をしないのですから、無理もありません。

日経ビジネスオンラインでビジネスマナーを教えている西出 博子氏の「挨拶」に関するコラムが
ありました。「私たちは、もの心がついたときから『挨拶をしなさい』と指導されてきたはずです。
では、なぜ挨拶をしなさい、と言われるのでしょうか?そして、なぜ私たちは挨拶をするのでしょ
うか?」と問いかけからコラムがスタートしています。
良い表情を伴った挨拶が人間関係の輪を広げる、挨拶は出会った人を大切にする気持ちの表れ、
「挨拶」は心をひらく、相手にせまること、挨拶は心を開くこと、「先手必笑」で挨拶は自分から
先に、先を読む力を表すと言っています。

「挨拶」という漢字には、それぞれ意味があることを知っていますか?「挨」には「心をひらく」、
「拶」には「相手にせまる(近づく)」という意味があるとのことです。したがって私たちが挨拶を
交わすのは「相手に対して心をひらきお近づきをする」ということになるわけです。挨拶という
コミュニケーション手段を使い、相手に心を開いてもらうわけです。そのためには、まず自分から
挨拶の言葉を発し自分から先に相手に対して心を開かなければなりません。日常生活は勿論、
ビジネスにおいても同じことです。必ずビジネスは初対面から始まります。そこではじめて発する
言葉が挨拶のはずです。よってビジネスマナーになることは当たり前です。挨拶ができなくて
仕事ができる人はいないといっても過言ではありません。

このところ、芸能界、タレントで「おばかキャラ」が人気を得ています。そこまでおばかなのと思う
のですが、彼らはしっかりと挨拶をしています。業界そのものの基本は「挨拶」となっているので
しょう。その点見習わなければなりません。以前島田紳助が謹慎しましたが、発端はマネジャー
の態度、挨拶の仕方でした。暴力はいけないことですが、当方には擁護できることでした。もし弟子
であったら何事も無かったかもしれません。東大を卒業したエリートであっても挨拶がろくにできない
者よりおばかであってもしっかり挨拶のできる彼らのほうが尊敬に値します。

西出氏は挨拶の5つのポイントとして、1つ目は相手の立場に立つこと、2つ目は良い表情で、3つ目は
微笑んだ目でアイコンタクト、4つ目ははっきりと挨拶言葉を発する、5つ目は「このたびは初めてお目
にかかれて光栄です。ありがとうございます」という気持ちをお辞儀で表現しますと言っていました。
当方、毎朝犬の散歩をしていますが、多くの人とすれ違います。面識も無く、話をしたことが無いが
「おはようございます」とだけ挨拶を交わす人がいます。その反面、黙ってすれ違う人も多くいます。
様子を伺い、挨拶されたら挨拶しようと身構えるときもありますが、これからは、当方から躊躇せず
皆に、「おはようございます」と言いたいと思います。




Posted by walt at 21:53│Comments(0)
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