2008年03月20日

285)ボランティア精神

日経産業新聞に「ビジネススキル」というコラムがあります。今週は「見方を変えて貴方をカエル」
というタイトルのもと、川村透氏が「ボランティア精神で仕事をつかむ」と言う内容で投稿していま
した。そこには以下のようなことが書かれていました。

例1として、ある作家の大ファン名Aさんは、その作家のほんの編集をしたいと言うことで出版社に
行き、タダで良いから使ってくれと言い、入り込めたAさんは雑用などの仕事を認められ契約社員と
なたっとのこと。例2としてコンサルタントのBさんはホテルに泊まると決まって気づいたことをレポ
ートにして支配人に送り、支配人から「ホテルのコンサルをしてくれ」と依頼されるケースがある
とのこと。これらは、いわゆるボランティア精神でしたことが結果として仕事につながったという
ことです。それと同じことが社内にも当てはまると言っています。自分が行きたい部署があっても
部署移動制度がなければ転属できません。自分の仕事を終えた後、希望部署にちょくちょく顔を出し
仲良くなってちょっとしたことを手伝うようにすると、その部内で欠員や増員が発生したとき声を
かけてもらえる可能性が高いとのこと。社内営業の勧めを言っていました。

川村氏は駆け出しの頃、タダで講演を引き受け、講演実績を自分のプロフィールとして書き、その後
の客先獲得に大いに影響したようです。ボランティアというとやる気がしないかも知れませんが、
見方を変え、自分を知ってもらうチャンスだとすれば役立つものです。頼まれてもいない、募集も
していない、人事異動制度もないとあきらめないで、ボランティア精神で試してみれば、キット見返
りが付いてくるということでした。以前あるセミナーの講師の先生から「Give and Take」から
「Give and Given」にしましょうといわれたことがあります。その時、我に返りました。いつも、Give
の見返りをTakeしようとしていた自分がいたからです。それ以降は決して「Give and Take」を
使用(言わない)しないようにしています。人にも「Give and Given」しようと言っています。与えた
結果与えられるものであって、決して獲ってはいけないと。これって、「ボランティア精神で仕事を
つかむ」と同じことですよね。

先月、お茶のクラブの会員から「小学校でお茶教室をやるのだけれど手伝ってもらえる人いますか?」
と依頼がありました。平日というのにもかかわらず10人もスタッフとして手伝ってくれる人がいました。
学校の校長先生から謝礼を渡されたのですが「皆好きでやっているし、謝礼ももらうためにやっている
のではありませんので辞退させていただきます」と断りました。「活動費がないのだからもらって
おけば」と言う人もいましたが、ここでもらってしまうと、次にもらえなかったとき不満がでてしまう
可能性があります。最初から契約で謝礼をもらうのであれば別ですが、そのケースは違いました。
この場面でも「Give and Given」を遂行したと思っています。もしかしたら、いつもこの考えでやって
いるため、儲からないかも知れませんが.....
それはともあれ、「Give and Take」から「Give and Given」にしてみませんか?






Posted by walt at 22:14│Comments(0)
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