2008年03月07日
273) 中国からの夜逃げが多発
MSNのWEBニュースに「中国から夜逃げ韓国企業多発」との見出しがあり、興味深く読みました。
又、本日のフジサンケイビジネスアイにも同じ記事が載っていました。MSNはフジサンケイグループ
の記事を共同配信していることになります。ついに、そのような時期が来たかと思いながら記事を
読みました。
記事は、「韓国輸出入銀行がまとめた調査では、山東省の青島地区に2000年から2007年までに
進出した韓国企業8344社のうち、手続きを踏まずに無断で撤退した「夜逃げ企業」が206社にも
達した。夜逃げは2003年ごろから目立ち始め、2007年は87件にまでその規模が拡大。夜逃げ企業
はアクセサリーや縫製、皮革関連の製造業など人件費のコスト上昇を吸収しにくい労働集約産業が
多かったという」との事です。
すでに中国では「夜逃げ韓国企業」周辺でトラブルも起きており、中韓経済関係にも悪影響を及ぼし
かねない状況のようです。その背景には韓国企業が中国での賃金上昇など経営環境の急速な悪化
で事業撤退に追いつめられるケースが増えているようです。その為、中国一極集中回避のため
「ポストチャイナ」の投資地としてベトナムやラオスなどに関心が移っているとのことです。
ベトナムと言うとまだ、日本からJALが飛んでいない頃ですから14年ほど前のことが思いだされます。
当時、台湾にいた当方は台湾のお客様とベトナムホーチミンに行きました。その当時から、台湾では
ベトナム投資がいち早く進んでおり、中華航空が直行便を運航していました。その当時ですとまだ、
日本からのビジネス、観光はほとんどいなかったのではないかと思います。香港経由でベトナム航空
を利用しましたが、フライトアテンダントのユニフォームが民族衣装である「アオザイ」であり、オトコ心
をくすぐらされました。又、当時のベトナムはドイモイ政策の真っ只中であり、大変なデフレであったと
記憶しています。レストランで食事をして5cmほどの厚さの札束を支払ったと思います。カラオケに行く
と(ちょっと心配でしたが、公安が経営者だから安全だと言うことで2夜続けていってしまいました)
日本の歌は少なく、中国(台湾)の歌が多かったことから、台湾人の投資の盛んさが見受けられました。
以前もどこかで触れたかもしれませんが、はじめてイミグレーションでパスポートにお金を入れること
を経験したのもその時でした。このときほどイミグレーションで心臓が高鳴ったことはありません。
「いつかは、日本からのベトナム投資も増えるだろう」とその時思いました。その後JALが直行便を飛ば
すようになり、又、今ではベトナムの株式投資が盛んになり、日本からの観光客でも50ドルで口座が
開けるとの事で、株式口座開設ツアーなるものも催されているようです。当時、シトロエンのクラッシック
カーが1万ドルで購入できると聞かされ。一時は迷ったことがつい先日のように思い出されます。
韓国企業の中国からの撤退ですが、韓国商工会議所の調査結果によると、今後の中国市場に関して
「企業環境は悪化する」と中国進出ずみの韓国企業の約86%が指摘し、昨年3月に実施した同様の
調査では、同じ設問で「悪化する」と回答した企業は約33%にとどまっていたにもかかわらず、中国
での事業環境の悪化に懸念を示す韓国勢が一気に9割近い水準に達したことになります。
まだ、日本企業にまで飛び火していませんが、多くの日本企業も次の投資先を模索していることと思い
ます。今回の餃子事件を発端に日本の企業、消費者の考え方が少しづつ変化しています(ただ喉元
過ぎれば何とやらにはなって欲しくありませんが...)。また、主張を曲げない、押し通すやり方ばかり
ではこれからは他国は同調しないことを分からなければなりません。何事も「Give and Given」。
「Give and Take」ではビジネスは継続できないことを早く分かってもらいたいものです。
又、本日のフジサンケイビジネスアイにも同じ記事が載っていました。MSNはフジサンケイグループ
の記事を共同配信していることになります。ついに、そのような時期が来たかと思いながら記事を
読みました。
記事は、「韓国輸出入銀行がまとめた調査では、山東省の青島地区に2000年から2007年までに
進出した韓国企業8344社のうち、手続きを踏まずに無断で撤退した「夜逃げ企業」が206社にも
達した。夜逃げは2003年ごろから目立ち始め、2007年は87件にまでその規模が拡大。夜逃げ企業
はアクセサリーや縫製、皮革関連の製造業など人件費のコスト上昇を吸収しにくい労働集約産業が
多かったという」との事です。
すでに中国では「夜逃げ韓国企業」周辺でトラブルも起きており、中韓経済関係にも悪影響を及ぼし
かねない状況のようです。その背景には韓国企業が中国での賃金上昇など経営環境の急速な悪化
で事業撤退に追いつめられるケースが増えているようです。その為、中国一極集中回避のため
「ポストチャイナ」の投資地としてベトナムやラオスなどに関心が移っているとのことです。
ベトナムと言うとまだ、日本からJALが飛んでいない頃ですから14年ほど前のことが思いだされます。
当時、台湾にいた当方は台湾のお客様とベトナムホーチミンに行きました。その当時から、台湾では
ベトナム投資がいち早く進んでおり、中華航空が直行便を運航していました。その当時ですとまだ、
日本からのビジネス、観光はほとんどいなかったのではないかと思います。香港経由でベトナム航空
を利用しましたが、フライトアテンダントのユニフォームが民族衣装である「アオザイ」であり、オトコ心
をくすぐらされました。又、当時のベトナムはドイモイ政策の真っ只中であり、大変なデフレであったと
記憶しています。レストランで食事をして5cmほどの厚さの札束を支払ったと思います。カラオケに行く
と(ちょっと心配でしたが、公安が経営者だから安全だと言うことで2夜続けていってしまいました)
日本の歌は少なく、中国(台湾)の歌が多かったことから、台湾人の投資の盛んさが見受けられました。
以前もどこかで触れたかもしれませんが、はじめてイミグレーションでパスポートにお金を入れること
を経験したのもその時でした。このときほどイミグレーションで心臓が高鳴ったことはありません。
「いつかは、日本からのベトナム投資も増えるだろう」とその時思いました。その後JALが直行便を飛ば
すようになり、又、今ではベトナムの株式投資が盛んになり、日本からの観光客でも50ドルで口座が
開けるとの事で、株式口座開設ツアーなるものも催されているようです。当時、シトロエンのクラッシック
カーが1万ドルで購入できると聞かされ。一時は迷ったことがつい先日のように思い出されます。
韓国企業の中国からの撤退ですが、韓国商工会議所の調査結果によると、今後の中国市場に関して
「企業環境は悪化する」と中国進出ずみの韓国企業の約86%が指摘し、昨年3月に実施した同様の
調査では、同じ設問で「悪化する」と回答した企業は約33%にとどまっていたにもかかわらず、中国
での事業環境の悪化に懸念を示す韓国勢が一気に9割近い水準に達したことになります。
まだ、日本企業にまで飛び火していませんが、多くの日本企業も次の投資先を模索していることと思い
ます。今回の餃子事件を発端に日本の企業、消費者の考え方が少しづつ変化しています(ただ喉元
過ぎれば何とやらにはなって欲しくありませんが...)。また、主張を曲げない、押し通すやり方ばかり
ではこれからは他国は同調しないことを分からなければなりません。何事も「Give and Given」。
「Give and Take」ではビジネスは継続できないことを早く分かってもらいたいものです。
Posted by walt at 21:52│Comments(0)