2008年02月19日

256)本よみうり堂 「自分の言葉を身につけよ」

毎週日曜日の読売新聞に「本よみうり堂」というコラムが掲載されています。2/17の今回は
劇作家である竹内一郎氏が寄稿し、先日出版された岡野工業(典型的な中小企業ではあるが
下請けではない技術主導の有名な会社)の岡野社長の「学校の勉強だけではメシはくえない!」
を紹介していました。この本は若者の悩みに岡野氏が答えるQ&A形式の本であるようです。

本の中で、岡野社長は「サラリーマン社長って言うものは、責任を取りたがらないからダメだ。
責任を皆で分散しようとして、会議ばかりやっているじゃないか。社員に『こうやってやるんだ!』
って言うのを見せられないようじゃ、社長失格だと俺は思う」と書いてあるそうです。
なるほど、当社はサラリーマン社長ですが、オーナー社長との違いがそこにあるのだろうと思った
次第です。責任を取って辞めたとしても巨額な退職金をもらうのでしょうから、単に社長と言う肩書き
がなくなるだけに過ぎないということでしょうか?オーナー社長でも単なるワンマンで、決断できない
社長もいるでしょうから、どっちもどっちですね。

そういえば、来年開港する富士山静岡空港ですが、このところ活気だっています。いち早くアシアナ
航空が定期便を表明し、日本航空、全日空も就航が決まりました。又、鈴与はリージョナル
ジェットを飛ばすということで、すでに1機購入し、会社説明会も開かれたようです。又、韓国の旅行
会社2社が静岡に事務所を開く予定で現在静岡に訪問しているようです。すると後は、ビジネス客
誘致、観光客誘致となりますが、どのくらい本気で行政は活動しているのでしょうか?先日の新聞に
福岡から800名ほどの観光客がこの春富士宮を訪れるそうですが、それも観光客誘致の実績だと
喜んでいるようですが果たして実績かどうか疑問です。来年3月からの稼働率を確保しなければ
なりません。県、商工会議所、企業人100名ほどが九州を訪問しビジネス客誘致活動をしたそう
ですが、単発ではなく継続して誘致活動をするのでしょうか?
昨日、宮崎県知事のトップセールスマンのことを書きましたが、彼はセールスマンとして全国を飛び
回ってPR活動をしています。そして、行政の長としての仕事もやっているはずです。わが県の長も、
任期のあるうちは県政を職員に任せ、長は精一杯、空港のPRに励んでいただきたいと思います。
富士山静岡空港がうまくいかなかった場合の責任の所在は多分うやふやにされてしまう事でしょう
から、現役のうちに精一杯活動してもらいたいものです。

話がそれましたが、本の中で氏は「成功するまでに何回も失敗するのは当たり前のことなんだよ。
『失敗するのが嫌だ、怖い』なんて言ってたら、その先に成功があるわけ無いんだ」又、「商売って
いうものは『見切り千両』だと思っている。ベストセラーにしがみつかず、どこかで手放したほうがいい
と思うんだ」とも書いてあるようです。にわかに、当方もあえて失敗するかもしれない道を選択し、
新しいことに挑戦したくなりました。ね。そう思いませんか....○○さん?

岡野氏は今までの経験を基に、自分の言葉として全てを語っています。当方も早く、人からの請負
言葉ではなく、「自分の言葉を身につけたい」と思いました。





Posted by walt at 21:49│Comments(0)
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