2008年02月18日

255) シナジー効果

一昨日の2/16(土)宮城県知事の東国原英夫氏が静岡来ました。静鉄ストアに入っている
魚屋さんが依頼をして、実現したとの事です。ご存知のように東国原知事は宮崎県のトップ
セールスマンと自称して宮崎のアピールに力を注いでいます。現時点では、知名度No.1では
ないでしょうか?静岡新聞によりますと、静岡田町店には2,000人もの人が集まったとの報道
でした。知事見たさに集まったということです。

16:00頃に静岡駅に着き、2時間あまりの間に静岡市と藤枝市の静鉄ストアで、宮崎県産品
のアピールをしました。魚のカンパチ、きんかん等の農産物の紹介をしたようです。当方の
記憶では昨年秋にも静鉄ストアでは知事の写真入で「宮崎フェアー」を新聞の折込チラシで
広告していました。ですから、昨年より今回の企画を練っていたことになります。それに
しても、静岡県人にとっての宮崎はほとんど係わり合いのない県であり、40年以上前の新婚
旅行の人気場所くらいのイメージしかなかったはずです(もしかしたらこのことも忘れられて
いるかも知れません)。知事が静岡に来るということは大都市はほぼ全て訪問したということ
になるのではないでしょうか?

247) アフリカの一村一品運動で「大分県内に、シイタケ、カボス、ハウスミカン、豊後牛、
関あじ、関さば、大分麦焼酎など全国に通用するブランドを生み出し、生産額は総額で1,400
億円に達しているとのこと」と書きましたが、東国原知事の宮崎産品のPRは、それ以上の効果
を生み出しているのではないかと推測されます。昨年東京のテレビの全国放送で、宮崎産の
1個10,000円もするマンゴー「太陽マンゴー」が紹介されましたが、それまで我々の知らなか
った物です。(勿論購入することはありませんが.....)結果、「日本に、九州に宮崎県あり」
と多くの人が記憶したことと思います。今まで自治体の長でここまでの活動をした人がかつて
いたでしょうか?昨年当選したときは、県民は半信半疑で期待したはずですし、県議会議員は
「どうせ、何もできない」と思っていたに違いありません。「素人に行政は分からない」と
県職員も言っていたかも知れません。しかし、明らかに効果は実績としてあがっていることと
思います。

東国原知事はテレビのバラエティ番組にも多く出演しており、「本当に県知事の仕事をしている
のだろうか」と思っている人も少なくないと思います。賛否両論あると思いますが、東京と地方
の格差が益々広がっていると言われている昨今、地方行政は内ばかりを見ているわけには行か
ないはずです。その意味では県知事がトップセールスマンであることってすばらしいことと思い
ます。2期8年で退くと言っていましたが今後よりいっそうのシナジー効果が期待できることで
しょう。さて、大阪府知事となった橋下氏はどんな戦略を立てるのでしょうか?





Posted by walt at 21:50│Comments(0)
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