2008年02月11日

248) タスポ(taspo) 成人認識カード

今朝犬の散歩をしていて、タバコの自動販売機にふと目をやったところtaspoの案内があり
ました。タバコを吸わない当方にとっては、全く気にすることではありませんが、パンフ
レットがありましたので、取り出しました。以前、タバコの購入を規制することが決まった
事は記憶にありましたが、このtaspoという成人認識カードが無ければ今後購入できない
システムになることを始めて知りました。

パンフレットによりますと、タバコの自動販売機で購入するときはこのカードがないと購入
できない事。現金で購入する場合は、お金を入れ、商品を選択し、taspoカードを機器に
タッチするとタバコが出てくる仕組みです。このtaspoカードは電子マネー「ピデル」が
ついており、カードに入金(チャージ)しておく、カードで購入できるようです。「スイカ」や
「エディ」と同じ電子マネーということです。カードの申し込みは本人認識できる書類の
コピーとパスポートサイズの写真を申込書に貼り付け、必要事項を記入し、taspo運営センター
宛てに送付するとの事です。

2008年より順次導入されるようですが、まずは3月に鹿児島県、宮崎県からパイロット導入され
5月から九州、四国、中国、北海道、東北地方、6月から近畿、中部エリア、そして7月から関東
沖縄県で導入予定のようです。全国にどのくらいのタバコの自動販売機が設置されているか
調べたところ、社団法人日本たばこ協会の資料に2006年12月末で565,252台設置されており、
そのうちタバコメーカーの貸与が431,672台、販売店所有が133,580台との事でした。
ということは今年の7月までに565,252台の自動販売機をtaspoカード対応にしなければならない
ということです。もしかしたら、すでにtaspo対応になっている自販機も多くあるのではないで
しょうか?さもなければ7月までにはとうてい変更は無理のはずです。タバコを吸わない当方は
気がつきませんでしたが、昨年から、今年にかけては「タバコ特需」が有ったことでしょう。

それにしても今回のシステム変更は、目的が「未成年者の喫煙防止対策」の一環のようですが、
これだけのコストをかけて、どれだけの喫煙防止策になるか疑問です。未成年者がタバコを購入
することが出来なくなっても、流通します。もしかしたら、カードの売買、タバコの転売が発生
するかもしれません。そのための後手の対策も考えなければならなくなるのではないでしょうか?
このtaspoの申請は無料ですが、そのカード発行に要するコストは莫大です。誰が負担するので
しょうか?多分我々の税金ですよね。それともタバコ税でまかなうのでしょうか?
新しいことが始まることは良いことですが、その裏の利権が絡んでいるのではないかと思って
しまいます。残念ですが....



Posted by walt at 21:49│Comments(0)
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