2008年02月06日

243) 小学校でのお茶教室

我々のお茶のクラブの会員のお孫さんの通う島田の小学校でお茶教室が開催されました。昨年の
10月にその会員が小学校3年生を対象に茶の歴史や、栽培、お茶の種類などを近所のお茶農家の
方と講義をして、その2回目ということで茶の淹れ方教室を実施しました。我々のクラブの有志が
手伝うということになり、総勢12名が集まりました。

この小学校の小学3年生が対象となり、全60名の生徒が参加してくれました。10個の班に分け、
我々スタッフが各テーブルについてお茶の淹れ方指導をしました。メンバーの1人が川根でお茶屋
さんを経営しており、川根のお茶、島田の深蒸し茶を生徒さんたちに淹れてもらいました。又、
5種類のお茶(川根茶、島田深蒸し茶、玉露、玄米茶、ほうじ茶)を並べて、その違いや香りを
見て、嗅いでもらいました。当方の担当した班は、男の子3名、女の子2名で、そのうち1人は、
お茶を飲んだことが無い、急須を家で見たことが無いとのことでした。又その子は、お茶を飲んだ
事が無いとの事、普段は麦茶を飲んでいるとの事でした。

昨年夏、清水の小学4年生20人に毎日お茶を飲んでいるか?家に急須があるか聞いたことが有り
ます。夏ということもありましたが、お茶を毎日飲んでいる生徒は4名のみ、多くは麦茶を飲んで
いました。又、急須を家で見たことが無い生徒も4名いました。リーフ茶を飲む機会が減っていることは
聞いていましたがが、まさかこのような結果になるとは思いも寄りませんでした。今回の島田のこの
小学校の周りはお茶畑があるところですが、同じような質問をしたところ、毎日お茶を飲んでいる生徒
は3割ほど、その他は様々な飲料を飲んでいました。急須は1割ほどの生徒が家で見たことが無いと
の事で、地域に限らず親がお茶を飲まなくなったための結果であろうと推測されました。

わがグループのお茶を飲んだことの無い子は、淹れたお茶を飲んだところ開口一番「苦い」との表現
でその他の生徒も、同じく右にならって苦いと表現していました。2せんめではお茶の抽出時間を短く
したところ苦くないとの表現となり,おいしいと言ってくれました。静岡というと『お茶どころ」と回答
が返ってきますが、何年か後には鹿児島が生産量一番となってしまう可能性があります。ペットの
お茶の著しい消費の伸びが有りましたが、昨年は頭打ちです。お茶が注目されたことは良いことです
が静岡のお茶はペットの影響はあまりありません。消費を拡大する、維持するには子供達がお茶を
飲む習慣を持ってもらうことと思います。その意味でも今日のようなイベントはとても有意義だったと
思います。今後も機会が有ったら、このような活動もしていきたいと思いました。



Posted by walt at 23:26│Comments(0)
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