2008年02月05日

242) KY式日本語

242) KY式日本語

昨年テレビを見ていて、全く理解できない言葉があった。「KYな人」なんのこっちゃ全く分かりま
せんでした。そして「空気が読めない」事を指す、ローマ字略語が流行っていることが分かりました。
以前はKYであれば芸能人の名前の頭文字で、暴露話をしていましたが、日常使用する言葉を
ローマ字略語にするとは、誰が考えたか感心するというか煩わしさで一杯です。日本語は、文字と
して3種類使用する、とっても難しい言語で、英語のつづりまで文章に入ることがありますので、
4種類となります。同音異義語、普段使用しない難しい言葉なども恐ろしく多くあるため、理解でき
ないことも多々あるのに、ローマ字略字まで加わった事にはお手上げです。

そんなローマ字略語の本が大修館書店から2/7明日に発売されることになりました。タイトルは
「KY式日本語」。新書判の144ページ、714円で、リアルな会話例が付き、全439語収録されている
との事です。まず1章が「KY式日本語を理解するために」KY式日本語の持つ機能とは? その発生
に潜む背景とは? 日本人の言語感覚との関連は? 『明鏡国語辞典』編者・北原保雄の詳細な
分析から、単なる流行り言葉として捉えられがちだったKY式日本語の意外な実像を浮かび出して
います。第2章は「KY式日本語主要単語集」となっています。
例えば「PK」。サッカーのペナルティキックではなく「Pantsu Kuikomu」パンツ食い込むだそうです。
「体育座り長くしているとPKしがちだね」等、女子学生が使用するそうです。そのほかにも「PSI」
パンツにシャツインがあり、シャツをズボンの中に入れて着ることがダサいそうです。すると当方は
「PSIなおじさん」というふうに呼ばれていることになります。又、「YN」(弱みを握る)とか
「AM」(相席は無理)、「YH」(指入っている)、「HH」(箸が下手)等も使われるそうです。
名言として「人のふんどしでSM(相撲)を取る」があるそうです。
 
インターネットの掲示板では「空気嫁(空気読め)」の表現で以前から使用されていたようです。
2007年の参議院選挙で敗北した自民党の安倍内閣が「KY内閣」と評されたことから、全国に広が
ったそうですが、果たしてこの使い方良いものやらどうやら。若者言葉だけでなく、全体に広がって
いる事がどうしても理解できません。流行語でしょうが、いつの間にか標準語になり広辞苑に掲載
されるかも知れません。そうなったらと思うと....
だったら「おじさん言葉」を皆で広げませんか?




Posted by walt at 22:04│Comments(0)
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