2008年01月25日

232) 新大学院で県内連携 静岡大、県立大…

昨日(1/24)の静岡新聞夕刊一面に「新大学院で県内連携 静岡大、県立大…」と言う見出しの
記事がありました。社会人である当方にとっては、大学を卒業して25年以上経過していますので、
普通であれば興味がない記事ですが、ところがどっこい興味深く記事を読みました。以前もブログ
で書きましたが、数年前から静岡県立大学大学院社会人ビジネス講座を興味のあるテーマのみ
受講しております。その講座で知り合ったIさんは損害保険会社を早期退職した後、県立大学の
聴講生として3年間通い、昨年は大学院を受験し、現在は大学院の学生となっています。お孫さん
もいる方で、すでに60歳は超えています。そんな関係もあり、この記事には関心を持った次第です。

静岡大と県立大は、県内の国公私立大が共同で新しい大学院を設置する「静岡連合大学院
(仮称)」構想を発表しました。運営母体が異なる同一地域の大学同士が組み、大学院を共同設置
する試みは全国でも例がないそうです。アジア経済圏で活躍できる人材や、公共経営分野で高度な
専門知識を持つ職業人の養成に取り組み、県内私大とも協議を進めるとのことです。従来の大学院
が重視してきた研究者養成だけでなく、地域社会のニーズに応える実務家の育成に力を入れ、
早ければ2009年4月の開設を目指すとのこと。新しい大学院は「国際経営」と「新公共経営」の
2分野を展開し、国際経営分野は日本とアジアの経済事情に精通した人材を育成し、中国など
アジア留学生にも門戸を広げる。留学生は修了後、県内企業などで一定期間就業する方向付けを
行い、企業の海外展開や県域の国際化に役立てる構想です。新大学院の設置場所は各大学の
既存キャンパスとは離し、アクセスしやすい静岡市の静岡駅周辺を検討しているようです。また、
私立の静岡産業大学の参加も浮上しているようです。

大学時代は、はっきり言って通学し、サークルの部室にまず行くことから始まり、授業終了後は部室に
戻り、飲み仲間を探すような日々でした。授業もゼミを除けば、大きな教室で教授の書いた本を、ただ
教授が読み、聞いているだけの授業でした。静岡県立大学の社会人講座では、勿論講義は聴きます
が自由に質問、発言ができました。また、テーマの発表などもやりましたので、内容の濃い充実した
講座となっています。聴講生だったころのIさんの話を聞いていると、講義もゼミのようであり、先生の
研究室が学生のたまり場になっていることを聞き、当方もいつかは聴講生として通いたいと思って
いました。当方の学生時代では、研究室に行った記憶はありません。

以前仕事の関係でアメリカの大学の教授を訪ねたことがあります。そのときのアメリカの大学のあり方
に大きなショックを覚え、また、このようなキャンパスライフを送ることができると想像しただけでわくわく
してしまいました。研究室には多くの留学生がいましたが、日本人はいませんでした。教授は「韓国、
中国、台湾からの留学生は多いが、日本からはいない」と言っていた事も印象的でした。また、研究室
は企業のひも付き(企業からの委託研究がなされており)が多く、卒業後、そのままその会社に就職
する人は少なくないとのことでした。いわゆる社会人に予備校です。これは、大学側、企業、学生の
三方良しに当たります。そのため、帰国後、姪、甥には高校卒業してアメリカの大学にいくことを勧めた
のですが、聞く耳をもってもらえませんでした。

そんなこともあり、今回の構想で静岡産業大学大坪学長が、「県内には産業・公共経営分野で、学部
卒生や社会人を対象とした高度な学びを提供する場があまりなかった。一大学だけでやるのは大変
なこと。共同大学院は教育資源を効率よく生かすことができる」と指摘したことには大賛成です。今後、
どのような展開になっていくかとても楽しみです。
貴方ももう一度学校で学んでみませんか?







Posted by walt at 21:57│Comments(0)
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