2008年01月20日

227) 言ったほうが良い? 言わないほうが良い?

「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」というタイトルの日経ビジネスオン
ラインの記事を読んで、昨日の夜、妻が会社での出来ごとを話していたことが思い浮かび
ました。現場の仕事を手伝いに行った妻が、若いスタッフから「ご苦労さまででした」と言われた
ようです。妻は「私は貴方の上司でも、目上の人とも思っていないけど、『ご苦労様』と言う言い
方は目上の人が言う言葉であって、普通は『お疲れ様』って言ったほうが良いよ」と言ったそうです。
そしたら、そのスタッフは黙ってしまい、何も言わなかったとの事でした。
そして、その話を会社の昼食時に、一緒に食事をしている女性スタッフに話したところ「そういう
おせっかいはしないこと。私だったら黙っていて、後で上司から怒られて覚えればいいんだ」と
言われたようです。

「お疲れ様」「ご苦労様」の使い方については当方もちょっと気になるため、ネットで調べたら
いろいろな意見が出てきました。いずれにしても「ねぎらう」言葉ですが、その使い方で特に
神経質にならなくても良いような印象を受けますが、目上の人で、下から「ご苦労様」と言われて
気分を悪くする人もいると思われますので、無難な慣用句となった「お疲れ様でした」を使用する
方が良いと思います。以下参照いただければと思います。

「教えてgoo」に「お疲れ様」「ご苦労様」の使い方に関する質疑・回答がありました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2001575

この事で当方が言いたいのは「黙っていて、上司から怒られて覚えればいいんだ」と言うところが
引っかかるのです。日経ビジネスオンラインのコラムに以下のように科かkれていました。

「人間関係を考える時に一番大事なことは、『人は自分の思い通りにはならない』」ということです。
 『そんなことは言われなくても分かっている』と思うかもしれません。しかし、あなた自身も
 『あなたのためを思って言っているのよ』とか、『あの人のためにならないから、こう言わなくちゃ』
 ということがよくあるでしょう。 でも、自分では『相手のために言っているのだ』と思っていたとしても、
 しょせんはあなたが『自分のために』言っていることなのです。たとえそれが『相手によくなって
 ほしい から』『相手のためになるから』という理由で発言していたとしても、結局は“自分のために”
 『相手によくなってほしい』と望んでいるのです。そしてそれが本当に相手のためになるかという
 ことも、 結局は分からないのです。
 人間関係における言動のすべての動機は『結局は自分のためなのだ』と割り切れば、人間関係で
 うまくいかないことがあっても、諦めがつきやすくなります。『あの人のためにやったのに…』などと、
 むやみに人を恨むことも減るでしょう。
 人間関係はすべて、『自分のために』やっているだけなのです。そして、相手は他人ですから、
 自分の 思う通りにならなくて当たり前なのです。」と。

ある意味では賛成ですが、何か釈然としません。よくよく考えてみるとその通りかも知れませんが、
『自分のために』とはっきり言われると「人を思う気持ちは何なんだろう?」と考えてしまいます。
妻の同僚達が言ったことは、自分は悪者にはなりたくないという気持ちの表れではないでしょうか?
自分も同じような経験をします。「言っても分からないなら、ほっとけ」「言うだけ無駄」など言う機会が
ありますが、果たして「言ったほうが良いでしょうか?」 それとも.......



Posted by walt at 20:55│Comments(0)
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