2010年10月21日

1019) メールは便利?それとも不便?

あれから(ハクビシンをしっかりと目撃してから)2週間が経過しました。翌日から、懐中電灯の近くにデジタルカメラを置いていつ来てもすぐ行動が起こせるようにしたのですが、犬が吠えません。たまに吠えることがあるので懐中電灯片手に、又、デジカメも持って出動し、下記の木を照らすのですが見つかりません。まだ、柿の実は残っているのですが、どうしたのかと心配しています。来たら来たで厄介なのですが、来ないと又、不思議と心配するものですね。でも、このままの状態で忘れたいものです。先日、北海道でヒグマが街を横断している写真が各紙新聞に掲載されました。その熊は射殺されたようですが、それに比べればハクビシンはかわいいものかも知れません。結局人間が原因を作っているのですが、人間の勝手で殺してしまうのは何とも切ない話です。何か根本的な対策はないものでしょうか?我々の住んでいる近くに巴川が流れています。このところ下水施設が整備され雨水だけが川に流れるようになりましたので、徐々に川がきれいになってきました。と言ってもヘドロがたまっていますので見た目にはそうでもありません。只、ここ数年の間にハゼ釣りをする人が多くなり、又、シーバスもルアーで狙っている人もいます。鯉やボラは当たり前のように泳いでいる光景を目にします。淡水魚も海水魚も入り混じっているようです。少なくとも以前より水がきれいになったことを物語っています。
この相反する二面性をどのように受け止めれば良いのでしょうか?

今週の月曜日から昨日まで東京ビッグサイトで開催されていた「ITpro EXPO 2010」でサイボウズの青野慶久社長が講演し、「本当にメールが便利だと思いますか」と投げかけた記事が日経BP IT ProのWeb版に掲載されていました。この講演で青野社長は「情報共有のツールとして、メールは不便」と持論を展開したそうです。その根拠としてメールの七つの弱点を指摘したそうです。

1.一度送信を完了してしまうと取り消せないこと
2.1日に多数のメールを受信するため、重要なメールを見落とす恐れがある
3.メールのやり取りを引き継げない
4.メールでやり取りする内容について、経緯が追いづらくなる
5.受信後に情報の整理がされにくい
6.集計作業がわずらわしい
7.添付ファイルの容量に制限がある

又、「メールは効率面でも、セキュリティ面でも弱点が多い。特に組織の中で知恵を生み出すという点で弱い」と指摘しました。

青野社長は、メールに替わるコミュニケーションツールとして、Webを利用したコラボレーションツールを提案。具体的には、グループウエアやミニブログサービスなどで、実際サイボウズの社内ではメールの利用を既にやめているそうです。現在仕事においては、まず出社しメールチェックから始まる人が多いのではないでしょうか?当方もその一人です。以前はチェックしたメールの返信をしてからメルマガ等の情報を読み、情報収集に努めましたが、今はほとんどメルマガには目を通さずデリートする事が多くなってしまいました。情報を必要としなくなったわけではないのですが、日々の情報が溜まってしまうからです。と言ってもまとめて読むわけでもないのでもしかしたら、本当は不要な情報を集めていたかもしれません。青野社長の7つの弱点ですが、皆同じような経験をしており。納得する点が多くあるのではないでしょうか?かといっても辞めるわけにはいかないと思う人がほとんどではないでしょうか?メールによって、格段に便利にはなりましたが、双方向、インタラクティブなコミュニケーションが減りました。電話で話をする機会が減りました。以前、会社勤めの時は社内から回覧文書がなくなり、全てメールとなりました。コピー代やペーパーの使用量は減ったと思われますが、反面、各人が必要な情報はプリントするようになり、かえって紙の使用量が増えたかも知れません。又、隣に座っているスタッフが、簡単なことでも口頭報告ではなくメールでの報告となり、会話が極端に減ったこともありました。口頭だと「言った、言わない」の証拠にはならず、文章だと証拠になると言うことなのかもしれません。いずれにしてもある意味での弊害はあると思っていました。

情報の発信者がメールさえしておけば、受信者が見る、見ないに係らず、自分の役目は終わった(責任逃れ)と勘違いしている人も多くいるような気がします。ファックスヶ普及した頃、ファックスした後で「ファックス届きましたか?」と相手に電話する光景を頻繁に見ました。電話するのであれば電話で要件を伝えれば良いのにとしばしば思った次第です。メールでも同じような光景を目にしますが、確認の意味で電話をしているのだと思っています。それは日本人特有の風習のような気がします。
当方、急ぎの場合は電話を利用し、留守の場合はメールをします。メールで投げかけた後、2,3日返事がなければ電話をします。当方そのようなパターンを取っていますが、改めてメールの有益性を考えるとその使い方を見直しても良いかも知れないと考えます。

今回の青野社長の指摘は社内の情報の共有化のツールとしてのメールの使い勝手でしたので、サイボウズさんのようにグループウェアの利用で情報共有したほうが当方も良いのではないかと思います。
貴方はどう思いますか?貴方の会社でも情報の共有化に関して再度考えてみませんか?



Posted by walt at 15:46│Comments(2)
この記事へのコメント
サイボウズがグループウェアを作っている会社ですから、青野社長の指摘もポジショントークの感が否めません。

電子メールは使い方が幅広くて、逆に使いこなすことが難しいツールだと思います。
googleが提供してるgmailが青野社長の指摘の3-7を解決しようとスレッド式などの独自の機能を持っていますが、逆に不評です。手紙の延長としての電子メールの域を越えてしまったために、違和感と抵抗感を感じた人が多いのでしょう。

ホリエモンに「100億稼ぐ超メール術」という本があります。
http://www.amazon.co.jp/dp/4492501312
7年も前の本ですが、電子メールを情報共有のツールとして最大限に活用出来するための今でも生きている内容です。
この通りに使いこなせればグループウェアの必然性は薄いと思いますが、実際に組織で使うとなると機能を制限されて分かりやすいほうがいいのかもしれませんね。
Posted by RRD at 2010年10月21日 23:21
RRDさん

コメント返信遅くなり申し訳ございません。
コメントありがとうございました。
組織を離れると外から色々見えてきますよね。
現在はメールは有効ですが、組織ではその使い方を改善する
必要があるように思えてなりません。
Posted by waltwalt at 2010年11月05日 09:21
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