2008年01月08日

215) コンシュマーエレクトロニクスショー(CES)

昨日からアメリカのラスベガスでコンシュマーエレクトロニクスショー(通称CES)が開催されました。
毎年、この時期正月明けから始まります。世界の家電メーカー、IT関連産業の約2,700社以上が
新製品や、最新技術を紹介する世界最大の家電の展示会です。このショーの時期は世界各国
から数10万人が訪れ、普段100ドルほどで泊まれるホテルも200~300ドル以上になります。
今年の目玉は日本企業の出展では薄型テレビに集中していると新聞では報道されていました。

日経エレクトロニクス 「Tech On」のCES特設サイト早くも開設されました。このサイトで主な展示
新製品を見ることが出来ます。薄型テレビ関連では、日立が厚さ1.5インチの50型プラズマテレビ
サムスンの31型有機ELテレビ、厚さ1インチの52型液晶テレビ、松下電器の150型プラズマテレビ
等が紹介されています。CES会場では多くのメーカーが、ファブレスのメーカーも多くの薄型テレビ
を展示していることでしょう。アメリカでの2008年の薄型テレビの出荷予想台数が前年比20%ほど
伸び、約3,200万台に達する見通しとのことです。1%のシェアを取っても32万台となりますので、
各メーカーはシェアを取ることに必死だと思います。今まで最大だったシャープの108型液晶テレビ
に対抗し松下が150型を発表し世界最大となりました。 なんと、縦2.5m、横3.5mだそうです。
日本でもこのテレビが発表されていましたが、価格は約500万円強とのこと。それでも需要はある
と強気でした。

当方6年前にこのCESに仕事で視察に行ったことがあります。会場の広さといったら幕張メッセ
等比較しようもありません。当時でもその広さに驚きましたが、隣接する土地に新たに建物を建設
していましたので、規模はそれ以上になっているはずです。当社に関連する商品を中心に視察して
も1日では見切れません、2日あってもどうかという状況でした。もし、くまなく商品を視察し、打ち
合わせを持ったとしたら5日は充分かかることでしょう。それほど大きな展示会です。 しかし、そこ
にはラスベガスにて開催されている理由があります。そう、展示会終了時間後にエンターテイ
メントが待っているからです。ですから、長期の展示会であっても出展者ならびに視察者が退屈
しないのです。出展者は1日中立っていてとても辛いものです。視察者は1日中歩いています。
多分ゴルフの1ラウンドを回る以上歩くのではないでしょうか?

以前ではコンシュマーエレクトロニクスと言うと日本企業が主流でした。しかし、今では中国企業が
台頭してきて、まるで中国の展示会になりつつあるようです。この展示会のみならず、ドイツで
開催される多くの展示会も中国企業で一杯とのことです。今後日本企業の活躍の場所が何処に
なって行くのでしょうか?

日経エレクトロニクス 「Tech On」のCES特設サイト
http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/CES2008/



Posted by walt at 22:57│Comments(0)
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