2008年01月04日
211) トヨタブランドのスバルの車
以前企業のコラボレーションの話を2度ほど書きましたが、昨日、トヨタが「若者が購入しやすい
ように、価格を抑えたスポーツカーの開発・生産を富士重工業に委託する方針を明らかにした」
そうです。あのトヨタでさえ、自社のみでは限界があることを悟ったということです。自社で開発・
製造するよりコラボによる方がメリットがあると決定したのだと思います。それにしても、富士重工は
グループ会社では有りません。グループ以外に新型車の字開発・製造を委託するのは異例のこと
のようです。資本・業務提携して8%を出資している筆頭株主だそうですが、ほんと驚きました。
2009年には200万円程度のスポーツカーを販売するようです。現在若者の新車購入離れが
進んでいるようですが、果たしてどのような結果となるのか、今後が楽しみです。
ご存知のように世界の自動車産業は、資本・業務提供等でグループ化が進んでいます。日産は
ルノー、マツダはフォード三菱もフォードだったと思います。ダイハツはトヨタ、日本車ではホンダと
トヨタのみが純粋な日本企業ではないかと思います。世界経済を引っ張っている自動車業界でさえ、
コラボレーションなくして生き残れない状況です。日本の大企業もこのところM&Aを盛んに行って
います。昨年より人口が減少し始めた日本。市場は日本のみでは拡大できない、維持できないと
言うことです。そのためのグローバル化が進んでいます。とある経営者が、これからは、中小企業も
グローバル化を視野にした経営戦略を考えなければならないと言っていました。又、スタッフも、
世界を意識しなければ成功は無いと断言していました。食糧の自給率が40%を切った日本、食糧確保
のために世界を相手にしなければなりません。ビジネスでも世界無くして経済活動ができません。
話がずれてしまいましたが、これからはもっと世界のことにも関心を持ち、コラボレーションなくしては
企業活動の継続は難しいのではないでしょうか?