2010年06月26日

1007) FDA(フジドリームエアラインズ)があって良かった?

今朝は多くの方々が朝3:30分からの南アフリカワールドカップ日本vsデンマークの試合を見たことと思います。新聞やさんも今朝ばかりは「この家も明かりがついてる」と思ったに違いありません。そして、朝の各社テレビ局のニュースはこの勝利の話題で一杯でした。他に大きなニュースがなかったことも幸いしています。今朝のライブ中継は日本テレビだったと思いますが、日韓ワールドカップで監督を務めたトルシエ氏がゲスト解説者でした。そして、場所を変え、フジテレビの目覚ましテレビにも出演していましたので驚きました。確か通訳の女性も同じだったような気がします。トルシエ氏からするとワールドカップ期間中は日本で、とっても割の良いアルバイトができていることと思います。決勝トーナメントに進出しましたので、次の試合まで又、仕事が入ったことでしょう。各メディアはお昼のワイドショーも、サッカーの話題で持ちきりだったと思います。そして夜のニュースも又、デンマーク戦の話題でいっぱいでした。それにしても、岡田監督の株が急上昇したように思われます。テレビでも、メンタルトレーナーの方が登場して、岡田監督を指導したことが伝えられたり、選手を鼓舞するコメントが解説されたりして、岡田監督の言葉の強みを報道しています。進退問題発言があったのは先月でしたので、皆、喉もとすぎれば何とやらで、そのことはすっかり忘れてしまったようです。さて次のパラグアイ戦、29日の日本時間23:00から開始されるそうです。その模様はTBSが放送するそうです。

今朝の新聞各紙で、スカイマークが、茨城―神戸便(1日1往復)を9月から運休すると発表した事を取り上げていました。茨城空港は3月に開港し、当時アシアナ航空のみの乗り入れでしたが、4月16日にスカイマークが就航したばかりで、4カ月余りで再び国内線がなくなることになるようです。理由としては、航空自衛隊基地と共用する茨城空港の運航に制約があるためとしているそうですが、そのことは茨城県も国土交通省も事前に解っていたことで、理由にはならないと言っているそうですが、そういう問題でしょうか?スカイマークによると5月の平均搭乗率は75.6%だそうですが「整備コスト等を含めれば黒字になっていない」としているそうです。75.6%は決して悪い数字ではないと思うのですが、スカイマークは搭乗率を何%以上確保したら損益分岐点を超えると試算したのでしょうか?富士山静岡空港も開港1年が経過しましたが今月12日に静岡県は2003年に公表した需要予測138万人に対して61万5031人であり、半分以下であったことを発表しました。そして搭乗率としては66.2%だったとして「立派な成績。合格点だ」と述べたそうです。又、搭乗率で良かったのは札幌線72.0%、沖縄線の78.9%でしたのでスカイマークの75.6%は健闘した数字ではなかったのかと思われます。

JALの路線を6月より FDA(フジドリームエアラインズ)が引き継ぎ、又、6月からはJALの撤退で飛行場としての機能が無くなった松本空港にFDAがJALの路線を引き継ぐ事になりました。松本空港からは福岡便と札幌便があったようです。結果として6月からスケジュール改正が行われ、FDAの保有3機をうまく利用することとなりました。例えば朝静岡から福岡に飛んで静岡に戻り、その後小松を往復した後、夜便で静岡から福岡(20:55着)に飛び、一夜を明かした飛行機が次の日、福岡から松本に行き、松本から札幌に向かいます。そして、再び松本に戻り、その後福岡に飛んで、福岡から静岡に戻ってきます。このルートで2機が使用され残された1機が静岡、熊本を往復した後、鹿児島を往復して、その後福岡を往復して静岡に戻ります。3機をうまく効率的に使用しているわけです。多分予備機としてもう1機保有しているとは思いますが.....。JALの撤退により福岡便がなくなるのをFDAが防いでくれたわけです。茨城空港の場合や、その他の地方空港ではJALの撤退によって、空港そのものの機能がしなくなってしまった空港がいくつもあると思います。その点、幸いにして地元企業によるFDAが就航している静岡にとっては、素直にFDAがあって良かったと言えるのではないでしょうか? 

只、残念なことにFDAの小松線の搭乗率は44.4%、熊本便48.4%、鹿児島便は61%だったそうです(1年経っていませんが)。小松、熊本便に関しては50%を超えていないのですから、不採算路線極まりありません。空気を運んでいる様なものですから、特定の人に(例えば学生や未就学児童、その他)にスペシャルディスカウントや回数券、当日割、前日割引などを行い席を埋めることを考えたらどうかと思います。企業、学校向けにあらかじめ席を総数で買ってもらっても良いかも知れません。勿論、さまざまな弊害が生じるとは思いますが、世界各国で客数を伸ばしているディスカウントエアラインの仕組みを取り入れることができればと思います。FDAは飲み物には協賛企業名が入り、シートカバーも協賛企業の名前が入っています。そこまで、コストダウンを考えているのですから、それ以上の事も可能なはずです。もうひと踏ん張り頑張ってもらいたいものです。

    



Posted by walt at 00:30│Comments(2)
この記事へのコメント
先日、FDAに搭乗しました。

各便にスポンサーが付いていて、なかなか楽しい飛行機。

格安のジェットスターにも乗ったことがありますが、

飲み物が有料だったりして、不満だったので、

スポンサーをつけてでも、飲み物とシャトレーゼのお菓子があるのは

うれしいです。新幹線の建設費と日数を考えると、

日本の空港にあった飛行機を開発することで、

地方空港は活路があると思うのは、製造業の希望かしら?
Posted by ぶにゃにゃんぶにゃにゃん at 2010年06月28日 16:53
ぶにゃにゃんさん

出来てしまった富士山静岡空港、如何に採算性をとるかが重要な
問題です。リージョナルジェットとして誕生したFDAは大手にない
運航、サービスで対抗できる道が開けると思います。
地方空港に活路を見出す方法hあきっとあるはずですよね。
Posted by waltwalt at 2010年06月29日 00:55
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