2007年12月15日

192) ライフコーチ、キャリアコーチ

コーチングは日本でも普及してきました。会社でも、家庭でも、スポーツでも使用できることから多くの人が学び、実践しています。多くの人と言いましたが、まだまだメジャーにはなっていませんが......そのコーチングの発祥の地であるアメリカではライフコーチ(人生や生活設計のアドバイザー)や、ビジネスの世界で、仕事に行き詰りを感じた時に「キャリアコーチ(転職アドバイザー)」の助言を求めるようです。

当方も以前よりコーチングはかじっており、知り合いのコーチが藤枝の公民館でコーチングの講座を開催するとのことで、今年の5月から毎月1回計8回の講座にお手伝いとして参加しました。一昨日はその最終回であり、又、本日は打ち上げを兼ねた忘年会が藤枝で開催されました。コーチングの基本はうなづき・傾聴です。そして回答を本人自らが出すようにすることです。いろいろな先生の講義を聞きましたが、人それぞれの経験に基づいた話を聞くことが出来、今回もお手伝いと言っても、先生の話を聴講して自分も勉強になったといったほうが多いのではないかと思っております。今回の講座を通じて「誉める」重要性を学びました。「おだて」との違いの「誉める」です。普段誉めることのない当方にとってはこれはとても難しいことですが、家族に対して少しづつ試みてみようと思います。「黄金の水」と「泥水」のたとえがありましたが、どちらかと言うと「泥水」を浴びせていたと思います。すると「泥水」が返ってきますよね。だから、何とかして「黄金の水」を与える努力をしたいと思っています。

ライフコーチ・キャリアコーチの話に戻しますが、アメリカではキャリアコーチの数は爆発的に増加しており、キャリアコーチの国際的業界団体、国際コーチ連盟(ICF)によれば、同連盟の加入者数は毎月400~500人のペースで増加しているといいます。ICFが今年2月に発表した初の集計結果では、全世界で3万人ほどのキャリアコーチがいると推定され(ICF非加入者を含む)、全体の売上規模は15億ドル近くに上り、その約半分が米国内で稼ぎ出されているとのことです。「キャリアコーチ」とは何か?どのような資格で職業人としての生活設計に助言をしているかと言うと、実は多くのキャリアコーチは認定資格など持っていないそうです。「誰でも看板を出し、『私はアドバイザーだ』と名乗ることができる」そうです。現在ではテキサス大学のほか、ジョージタウン大学(Georgetown University:ワシントンDC)とコロンビア大学(Columbia University:ニューヨーク)に教育課程があり、いずれもICFの認可を受けているそうですが、ほとんどが未認可のようです。最も安いキャリアコーチの場合でも料金は1時間当たり100ドル前後ということですので、やっている人は笑いが止まりませんね。それほど、アメリカでは需要があるということですので驚きです。

キャリアコーチの業務内容は「依頼人が輝かしく、堂々と見えるように磨きをかける。将来の展望を見出せるようにし、行き詰まっていた場所から脱出させてあげること。面接の心得を一から十まで指導し、典型的な口頭試問を検討しただけでなく、クライアントが自分をどう売り込むべきかについても話し合い、プレゼンテーションのシナリオを作り上げる」ことのようです。なぜ金を出してまで、その答えを他人に求めるのか? そう思う人もいると思いますが、「一見わけもなさそうに見えて、実は非常に難しいのが自分の行動を変えること。そこら辺にキャリアコーチの出番があるようです。依頼人が自分の世界を新たな視点で見られるように支援することだそうです。それは依頼人に、本当の自分は何者かを問いかけることなのだ」と言うことのようです。

日本は、いろいろな面でアメリカと比較すると10年遅れているといわれますが、後何年かすると、キャリアコーチと言う名刺を持った人が現れてくるのでしょうか?もしかしたら、もうすでに活動していて笑いが止まらないかもしれません。



Posted by walt at 23:16│Comments(0)
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