2010年05月14日
998)虎刈りの茶畑
今日の静岡新聞朝刊裏面1面を使用して「2010B級グルメスタジアムinエコパ」の広告が掲載されていました。そういえば、昨年は富士山静岡空港開港記念行事として開催され今年は第2回目になると思い、出展グルメを見ていると「清水もつカレー」の名前が目に飛び込んできました。確か昨年は持つカレーの出展はなかったのですが、今年は出展され、さて何処が出展するのか気になりました。と言うのは、このところブームにのってか、各種イベントでもつカレーを販売するケースが見られるようになりました。昨年より、アウトソーシング日本平スタジアムで3店舗がもつカレーを扱うようになり、そして、そのうちの一店がJリーグ全開催会場のベストグルメイレブンに選ばれ、気を良くしました。そのように、清水もつカレーの知名度が上がり、取り扱ってくれるお店が増えたことはとても喜ばしいことです。しかし、その反面このところ弊害も出てきました。昨年のB級グルメでグランプリを取った「横手焼きそば」は模造品が増え、困惑しているとの話があるように、清水もつカレーも普及することは良いのですが、「この味はちょっと」言わざるを得ないものも登場しています。清水もつカレーの地域ブランドを取得していないので、大々的なクレームを入れることはできませんが、下ごしらえをしっかりしていないもの、もつが堅いもの、持つ独特のにおいがあるものなどがあります。それらを食べた人が、例えばおいしく感じず、「清水もつカレーは美味しくない」と人に話せば、その噂はあっという間に広がってしまいます。過去、もつカレーを販売したいと何社かの方々が試作品を持って意見を聞きに来たこともあります。現在そのような状況になっており、又、静岡市が地域資源の付加価値の高い商品として「しずおか葵プレミアム」として認定した商品にはごろもフーズさんの「清水もつカレー」が入っています。そのことからも静岡市としてはシティセールスの一環として「清水もつカレー」を勧めてくれることにもなり、これから地域ブランドの重要性が増してきます。その状況下の中で、イメージを悪くすることは避けなければなりません。今回の「2010B級グルメスタジアムinエコパ」実行委員会に選定基準を聞いたところ、昨年出展した業者を優先的に選んだとのことでした。単なるもつカレー煮であれば、このような問い合わせはしませんが、「清水」がつく限りはそうは言ってられません。今回の業者さんのもつカレーを食べたことがないので何とも言えませんが後は、おいしいもつカレーを提供して頂くことを期待するのみです。このイベントは数万人の来場者があるとのことですので、その影響力は大きいと思われます。我々の心配が外れることを祈るばかりです。
3月30日の遅霜の影響で、県内のお茶が大きな影響を受けてしまいました。我々お茶の愛好家グループでは放置茶園の管理を4年前から行っています。例年ゴールデンウイーク期間中に市民参加型のお茶摘みを開催していました。今年も例年と同じようにお茶摘みをやる予定でしたが我々の茶畑も霜の被害を受け、新芽がやられてしまいました。その為、お茶摘みの日程を組むことができなくなってしまいました。このような場合伸びようとした芽がダメになったため、その横から又芽が出るそうです。その為2週間ほど遅れるとのことでした。すると5月10日過ぎとなるわけです。4月末になっても一向に芽が伸びず、ゴールデンウイーク後半になってようやく芽の成長が確認されました。会員は会社員が多いため、お茶摘みは土曜日、日曜日が最適です。しかし、日程が合わず、結果として先週土曜日5/8に5/12(水)に茶摘みではなく、茶刈りをすることに決定しました。機械でお茶を刈るため茶刈りとしたわけです。火曜日はあいにくの雨でしたが水曜日は晴れとなり予定通り決行できました。只、目数が少なく、又芽の伸び具合が一定ではなく、本来一芯二葉で刈るのが最適なのですが、一芯が無く三葉となっていました。土曜日以降急速に葉が伸びたようです。
仲間の農家さんからお茶刈り機を借りてきて、3名で機械を操作しました。3人とも素人ですのでうまくできません。又、昨年1度やって以来ですので、全く感覚がうまくとれません。その為、深く刈りすぎて古い葉や茎などが混ざってしまいました。又、浅く刈りすぎたところもあって、かまぼこ型のお茶の木はひどい虎刈り状態となってしまいました。農家さんが見たら笑われてしまいます。そのような状況ではありましたが、予定していた量(90kg)を確保する事ができました。只、古い葉や茎は新茶には利用できません。その為、刈り取った後、それらを取り除く作業をやり、知り合いの茶工場に生葉を運び、製茶を依頼しました。運び込んだ農家さんも霜の被害があり、昨年と同じ面積のお茶を刈ったのですが収穫量は30%減とのことでした。我々は昨年同様の量を確保できました。昨年は最摘期にあたり、美味しいお茶を作ることができましたが、今年は葉の成長が進んでいたため、蒸し加減が深蒸しとなってしまいました。深蒸しのお茶は大井川以西では多く、清水・静岡では普通蒸しのため馴染みが薄いのですが仕方ありません。まだでき上がったお茶を見てはいませんが、どのように仕上がったか気になるところです。来週又、会員が集まり袋詰めの作業をやる予定です。
我々素人ながらにお茶を栽培、生産していますが、商売ではなく会員でお茶を分けます。その為、多少の品質にはこだわりませんが、農家さんは今回の状況は死活問題です。生産数量が少ないため、相場では昨年より価格が高いようですが生産量が少ないため、金額が上がらないようです。静岡県ではこの霜の被害によって農家さんへの補助金給付を決定したようですが、それで賄えるわけには行きません。昨年の需要低迷による価格ダウン、今年の霜被害で2年続けての大変な年となってしまいました。2年続きの低迷で廃業する農家さんが増えないことを祈るばかりです。
3月30日の遅霜の影響で、県内のお茶が大きな影響を受けてしまいました。我々お茶の愛好家グループでは放置茶園の管理を4年前から行っています。例年ゴールデンウイーク期間中に市民参加型のお茶摘みを開催していました。今年も例年と同じようにお茶摘みをやる予定でしたが我々の茶畑も霜の被害を受け、新芽がやられてしまいました。その為、お茶摘みの日程を組むことができなくなってしまいました。このような場合伸びようとした芽がダメになったため、その横から又芽が出るそうです。その為2週間ほど遅れるとのことでした。すると5月10日過ぎとなるわけです。4月末になっても一向に芽が伸びず、ゴールデンウイーク後半になってようやく芽の成長が確認されました。会員は会社員が多いため、お茶摘みは土曜日、日曜日が最適です。しかし、日程が合わず、結果として先週土曜日5/8に5/12(水)に茶摘みではなく、茶刈りをすることに決定しました。機械でお茶を刈るため茶刈りとしたわけです。火曜日はあいにくの雨でしたが水曜日は晴れとなり予定通り決行できました。只、目数が少なく、又芽の伸び具合が一定ではなく、本来一芯二葉で刈るのが最適なのですが、一芯が無く三葉となっていました。土曜日以降急速に葉が伸びたようです。
仲間の農家さんからお茶刈り機を借りてきて、3名で機械を操作しました。3人とも素人ですのでうまくできません。又、昨年1度やって以来ですので、全く感覚がうまくとれません。その為、深く刈りすぎて古い葉や茎などが混ざってしまいました。又、浅く刈りすぎたところもあって、かまぼこ型のお茶の木はひどい虎刈り状態となってしまいました。農家さんが見たら笑われてしまいます。そのような状況ではありましたが、予定していた量(90kg)を確保する事ができました。只、古い葉や茎は新茶には利用できません。その為、刈り取った後、それらを取り除く作業をやり、知り合いの茶工場に生葉を運び、製茶を依頼しました。運び込んだ農家さんも霜の被害があり、昨年と同じ面積のお茶を刈ったのですが収穫量は30%減とのことでした。我々は昨年同様の量を確保できました。昨年は最摘期にあたり、美味しいお茶を作ることができましたが、今年は葉の成長が進んでいたため、蒸し加減が深蒸しとなってしまいました。深蒸しのお茶は大井川以西では多く、清水・静岡では普通蒸しのため馴染みが薄いのですが仕方ありません。まだでき上がったお茶を見てはいませんが、どのように仕上がったか気になるところです。来週又、会員が集まり袋詰めの作業をやる予定です。
我々素人ながらにお茶を栽培、生産していますが、商売ではなく会員でお茶を分けます。その為、多少の品質にはこだわりませんが、農家さんは今回の状況は死活問題です。生産数量が少ないため、相場では昨年より価格が高いようですが生産量が少ないため、金額が上がらないようです。静岡県ではこの霜の被害によって農家さんへの補助金給付を決定したようですが、それで賄えるわけには行きません。昨年の需要低迷による価格ダウン、今年の霜被害で2年続けての大変な年となってしまいました。2年続きの低迷で廃業する農家さんが増えないことを祈るばかりです。
Posted by walt at 01:04│Comments(0)