2010年05月02日

994) シェアハウスの役割は重大

4/29から始まった今年のゴールデンウイーク、多くの会社は昨日の5/1~5/5までかもしれません。高速道路状況では例年同様渋滞が予想される場所が発表され、又、休日割引もあり各行楽地では通常以上の渋滞が予想されています。昨日、エスパルスの試合はゴールデンウイーク期間中、相手が浦和レッズということもあり、入場者が多くなると見積もりエコパスタジアムで開催されました。このところのエスパルスの好調と、首位決戦ということもあって38,000人の来場者があり、又、後半ロスタイムにヨンセンのヘッディングシュートで劇的な勝利を収めることができました。勝った瞬間は行きの渋滞を忘れるほど嬉しく興奮しました。今回はシーズンシートを購入している関係もあり、エコパの駐車券を得ていたのですが、昨年の帰りの渋滞にうんざりしてしまい、アンビアバスツアーで参加しました。キックオフが16:00であるにも関わらずJR清水駅出発が10:20というとても早い時間でした。順調に行けば12:00には到着するという時間です。バス会社は東名高速の渋滞を予想しバイパスを通るとのことでしたが、そのバイパスが全く動かず、結局エコパに到着したのが14:00、試合開始2時間前でした。なんと3時間半もかかってしまったわけです。帰りは東名高速でしたが、高速に乗るまでやはり時間がかかり18:40に出発し、JR清水駅に到着したのが21:00でしたので2時間20分かかりました。自家用車で行かなくて良かったのですが、それにしても、アウェーの試合応援に行ったと同じような状況でであり、とても疲れた一日でした。そして今日は家庭菜園の草取りに行くために出かけたのですが清水インター付近から上りのバイパスが渋滞で何時に到着するかわからないため、行くのを止めました。それにしても今回の渋滞、一体何時まで続くのでしょうか?

日経ビジネスネットマーケティングで「シェアハウスは、日本のあらゆる問題が解決する兆し」と題した記事がありました。シェアハウスに関しては以前より当方も気にしていたため読むと、著者はあのキットカットの「キット勝つ」で注目されたマーケッターの関橋氏でした。東京大塚にある4階建ての8LDK で2つの風呂に4つのトイレのある家を若い男女8人が一緒に暮らしているシェアハウスを訪れた関橋氏の感想が述べられていました。部屋の真ん中には居間・食堂があり、みんながそこに集まってくるそうです。もし、1人暮らしをしていると、帰宅すると初めにすることがテレビをつけることだそうです。見るためではなく、何でもいいので「声」が欲しいからだそうです。その為、この居間にはいつも声があり、人が集まるそうです。8名でシェアすることにより家賃が安くすむ事になりますが、安いだけで集まっているのではないそうです。シェアハウスの住人は、知らぬ間にコミュニケーション力を身に付けているそうです。知らない人に声をかけられない、リアルな会話は苦手、本音が言えないという、今の日本人の弱点を克服し、本当にコミュニケーションを楽しんでいるようです。

又、1人ひとりの住人が前向きになり、「グチを言わなくなった」、「嫌なことがあっても落ち込まなくなった」、「好きなことをするために、転職をためらわなくなった」そうです。食、住、環境、経済、それらを包括するのがコミュニケーション。その中でも、食はコミュニケーションの入り口となって、知らない人同士をくっつけます。又、このシェアハウスでは、週に1度、産地から無農薬野菜を送ってもらい、みんなで料理していただくそうです。自分たちで作ることで料理を覚えるし、サーブした喜びを味わうことができる。他者への気遣いを覚え、「共生力」という最も大事な力を獲得することができるそうです。関橋氏は始めは興味本位でしたが、シェアハウスのすごさを知って、改めてここに変化の兆しを感じたそうです。シェアハウスは、間違いなく今の日本が抱える問題を解決してくれるかもしれないと思わざるを得なかったようです。

このシェアハウスの住人の多くは若い人達でしたが、コミュニケーションツールとして携帯電話に慣れ親しんだ世代であると思われます。しかし、彼ら世代の多くは「つながり」を強調しています。大学生が「つながり」をキーワードにしていたことに驚いた事があります。それだけ、生のコミュニケーションに飢えているのかもしれません。シェアハウスに興味をもった理由に世代を超えた人達が住むことによって、もっと日本の社会問題を解決できるのではないかと思ったからです。核家族となって生じた子供の問題、親の問題、そして高齢化の問題等、世代間を超えたコミュニケーションによって、お互いが補完できるのではないか?それによって諸問題が解決できるのではないか?と思っています。このブームが一過性のものではなく、首都圏のみならず地方にも広がっていくことを期待するばかりです。シェアハウスは貴方も利用したいと思いますか?





Posted by walt at 23:21│Comments(4)
この記事へのコメント
高齢化に伴い、独居が多くなっています。
商店街の仲間同士(団塊世代)では後継者もいなく、毎日が同窓会のシェアハウスのことを、話しています。

元気な仲間が、友人をささえる。

リビングやダイニングは共有する。
寝室は独立している。

再開発の建物には、自分たちのそういった場所を作りたいと思います。

こちらへ引っ越してきませんか。
Posted by クールなお at 2010年05月02日 23:44
クールなおさん

商店街や、近隣に再開発マンションができるより、現在の店舗兼住居を
シェアハウスにした方が良いかもしれませんね。
商店街の仲間同士でシェアハウスのこと話しているとのこと。
何か具体的な展開はできないものでしょうか?
Posted by waltwalt at 2010年05月03日 23:16
昨日は貴重なお時間に足を運んでいただき、ありがとうございました。まだまだ、初回で至らない点ばかりで反省の山ですが、懲りずにお付き合いいただけたら嬉しいです。

テキスト版の記事大変興味深く読ませていただきました。うちも昨年春、息子が静岡を離れ、神戸に就職したばかりです。仕事のこと、老後のことを考える年齢になりました。
Posted by mama at 2010年05月04日 02:01
mamaさん

昨日はお世話様でした。お昼から食べ過ぎてしまいました。
妻が帰ってから、メニューを思いだしていましたが、何と16種類
あったそうです。それにしても....みんな大感激だったと思います。

エスパルスも応援よろしくお願いします。
Posted by waltwalt at 2010年05月04日 18:21
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