2010年04月06日

982) キャリアー事業からコンテンツ事業

当方の場合は「スランプ」という言葉が当てはまりませんが(スランプになるほどの事をしていないので)、ブログのネタ探しが急に難しくなってしまいました。eしずおかブログのトップページの左上に毎日新聞社の広告がありますが、そこには「ブログのネタ探しなら」と書かかれています。意外と新聞からネタを見つける人が多いということでしょうか?そういう当方は「あらたにす(読売、朝日、日経新聞のWebサイト)」を見て、何か面白い話題を探したりしますがこのところどうもしっくりしません。そんなわけで又、2日間アップ出来ませんでした。さて今日の話題ですが、ソフトバンクがビクターエンタテイメントに出資して音楽事業に参集する事を取り上げたいと思います。

今朝の読売新聞の記事ですが、もしかしたら読売新聞のスクープかもしれません。「あらあにす」で確認しましたが朝日新聞、日本経済新聞には掲載されていませんでした。新聞によりますと、ソフトバンクは音楽ソフト会社「ビクターエンタテインメント」への出資交渉を進めている。月内の合意を目指しており、ソフトバンクは将来的には過半数の株式を取得して子会社化する方向とのことです。ビクターエンタテインメントは1928年に日本ビクターの音楽事業部門としてレコード生産を開始。サザンオールスターズやSMAPなどが所属し、豊富な音楽ソフトを保有している。親会社のJVC・ケンウッド・ホールディングスとの交渉では、ソフトバンクがビクターエンタテインメント株の半数以下を取得し、数年後に保有比率を50%以上に引き上げるそうです。ソフトバンクグループは、自前では歌謡曲などのソフトを持っておらず、子会社のヤフーが曲を紹介する総合音楽サイトを手がけているだけ。ビクターエンタテインメントの音楽ソフトを入手できれば、ネットビジネスでの大きな相乗効果が期待できると考えています。一方、JVCは、ビデオカメラなどの販売不振で業績が悪化しており、主力の映像関連機器に経営資源を集中するため音楽事業売却が経営課題となっているそうです。昨年秋にはゲームソフト大手のコナミと売却交渉が進んだそうですが破談となった経緯があるそうです。

ソフトバンクは今まで携帯電話のキャリアーとして通信事業で回線を増やし会員数を増やす通信事業で収益をあげるビジネスモデルから魅力的なサービスやコンテンツを配信して収益を得るモデルに重点を移しているとのことです。これは、アップルやグーグルがとっている路線であり、今回の音楽事業への出資はその一環ということになります。これによって、ドコモやAUなどのライバル会社との競争を優位に進めるといった目論見があるようです。売却を考えているJVCですが2008年にビクターとケンウッドが経営統合して発足しました。統合前は2社合わせて8,000億円あった売上高は2009年末では4,000億円に半減したそうです。そのため、不採算部門を抱えきれなくなったということのようです。それにしても売り上げが半分とは尋常ではありません。

音楽業界ではビクターはユニバーサルミュージック、エイベックス、ソニーミュージックい続く4位だそうです。しかし、各社とネット配信の拡大で収益は減る傾向にあるそうです。そのため、ソウトバンクの参入は、業界再編の呼び水になるともいわれているようです。ソフトバンクのコンテンツ事業は着実に進んでいると言って良いでしょう。ただ、ソフトバンクの場合はアップルやグーグルとは異なり通信事業でインフラ整備に莫大な投資をしています。そのため、どこまで近づくことができるでしょうか?また、その投資が先々重荷にならないことを期待するばかりです。






Posted by walt at 23:31│Comments(0)
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