2010年03月12日
969) 「日本人学生存在感薄い」?
8年ほど前になると思いますが、ふとしたきっかけで静岡県立大学大学院社会人講座のマーケティング関連の講座を受講しました。当時会社でマーケティングの担当をしていましたが、過去マーケティングの理論的な事を勉強したことがなく、その為、一度勉強したいと思ったからです。当時の講師の先生は大学の先生ではなく、広告代理店博報堂のマーケッターの方でした。講座は土曜日にあり6回ほどの講座だったと思います。受講生は15名ほどでした。その時初めて、仕事以外でない他の業界の人達と触れ合う事ができました。講義の内容も興味深く、又受講生との交流も楽しいものでした。そのマーケティング講座は年2回あり3年程継続されました。何度も講座を受講していると、講座参加者がいつものメンバーが半数程となり、講座終了時には受講生と親しくなり、今でもお付き合いさせて頂くようになりました。その講座を通じた外部の人達との交流から、今まで会社の同僚やお得意様のみの付き合いでは視野が広まらないと悟り、現在に至ったと言っても過言ではありません。
社会人講座に参加する動機となったのはマーケティング理論を学びたかった事もありますが、2001年頃から仕事の関係でアメリカの大学の研究室に訪問することになり、そこでもう一度勉強したいと思ったからです。それは、大学の環境がとても良く、こんな環境で学んで見たいと。環境は、キャンパスの環境はもとより、講座や研修室で教授との触れ合いなど、当時当方が大学生であった時と全く違ったからです。そのような理由で社会人講座を受けることにしたのです。実は、アメリカの大学の研究室に訪問した時研究室の教授から言われた事があります。「アジアからの学生、特に中国、香港、韓国からの留学生が多くなっているのに、日本からの留学生は少ない。短期の語学留学は多いのだが....」と。言われてみると研究室の学生はアメリカ人半分とアジア系の学生が半分といった状況でした。何故、日本人学生はこのような素晴らしい環境勉強をしたいと思わないのかと思った次第です。当時姪っ子が大学受験を控えていたため、日本の大学を受験せず、アメリカの大学を選択したらと提案したのもその頃でした。
本日の読売新聞Web版に「日本人学生 存在感薄い」ハーバード大学長会見と掲載されていました。米国最古の歴史を誇る私立の名門、ハーバード大学のドルー・ファウスト学長が同大で、3/12からの初訪日を前に読売新聞と会見し、中国や韓国の留学生に比べ、「日本人留学生の存在感が薄い」と述べ、日本人学生の奮起を促したそうです。史上初めての女性学長として2007年に就任したファウスト氏は3/12~3/17まで京都、東京を訪れ、日本の大学関係者などと会談するそうです。ファウスト学長は「ハーバードは、19世紀にはロースクールに日本人留学生を受け入れ、現在では日本人の同窓会メンバーは約3,000人を数える」とのことですが2009~2010年度の学部への日本人留学生はたった5人にすぎないと語ったそうです。同大学には、学部・大学院を合わせた国別留学生数で、日本は1999年~2000年度に151人だったが、2009年~2010年度には101人に減少、同期間に、中国は227人から2倍以上の463人、韓国は183人から314人に急増したとのことです。
10年前に日本人学生が少ないと感じましたが、現在ではもっと少ないということになります。我々が大学生の時よりも現在の学生の方が勉強していると思っていましたが、そんなことはないのでしょうか?それにしても、日本は内需だけでは成長しないことは明らかであり、グローバル化となっていることは学生なら百も承知のはずです。であれば、今後海外に目を向けたりその可能性を追求したいと思うはずなのですが、現状は違うのでしょうか?ファウスト学長が言うように、日本の学生さんたちにはもっと奮起してもらいたいものです。
社会人講座に参加する動機となったのはマーケティング理論を学びたかった事もありますが、2001年頃から仕事の関係でアメリカの大学の研究室に訪問することになり、そこでもう一度勉強したいと思ったからです。それは、大学の環境がとても良く、こんな環境で学んで見たいと。環境は、キャンパスの環境はもとより、講座や研修室で教授との触れ合いなど、当時当方が大学生であった時と全く違ったからです。そのような理由で社会人講座を受けることにしたのです。実は、アメリカの大学の研究室に訪問した時研究室の教授から言われた事があります。「アジアからの学生、特に中国、香港、韓国からの留学生が多くなっているのに、日本からの留学生は少ない。短期の語学留学は多いのだが....」と。言われてみると研究室の学生はアメリカ人半分とアジア系の学生が半分といった状況でした。何故、日本人学生はこのような素晴らしい環境勉強をしたいと思わないのかと思った次第です。当時姪っ子が大学受験を控えていたため、日本の大学を受験せず、アメリカの大学を選択したらと提案したのもその頃でした。
本日の読売新聞Web版に「日本人学生 存在感薄い」ハーバード大学長会見と掲載されていました。米国最古の歴史を誇る私立の名門、ハーバード大学のドルー・ファウスト学長が同大で、3/12からの初訪日を前に読売新聞と会見し、中国や韓国の留学生に比べ、「日本人留学生の存在感が薄い」と述べ、日本人学生の奮起を促したそうです。史上初めての女性学長として2007年に就任したファウスト氏は3/12~3/17まで京都、東京を訪れ、日本の大学関係者などと会談するそうです。ファウスト学長は「ハーバードは、19世紀にはロースクールに日本人留学生を受け入れ、現在では日本人の同窓会メンバーは約3,000人を数える」とのことですが2009~2010年度の学部への日本人留学生はたった5人にすぎないと語ったそうです。同大学には、学部・大学院を合わせた国別留学生数で、日本は1999年~2000年度に151人だったが、2009年~2010年度には101人に減少、同期間に、中国は227人から2倍以上の463人、韓国は183人から314人に急増したとのことです。
10年前に日本人学生が少ないと感じましたが、現在ではもっと少ないということになります。我々が大学生の時よりも現在の学生の方が勉強していると思っていましたが、そんなことはないのでしょうか?それにしても、日本は内需だけでは成長しないことは明らかであり、グローバル化となっていることは学生なら百も承知のはずです。であれば、今後海外に目を向けたりその可能性を追求したいと思うはずなのですが、現状は違うのでしょうか?ファウスト学長が言うように、日本の学生さんたちにはもっと奮起してもらいたいものです。
Posted by walt at 01:45│Comments(0)