2010年03月09日

967) 清水 vs 広島のトリックPK得点は「誤審」

2010年のJリーグが先週土曜日に開幕しました。読売新聞の予想では、鹿島、浦和、川崎、名古屋、ガ大阪等がランクAで、清水はランクBとなっていました。3トップとなり、又、小野選手の加盟による攻撃力のアップがあるものの総合力ではAグループにはなれないと判断されたのでしょう。エスパルスの開幕戦はアウェーで広島との戦いでした。前半1分過ぎにゴールキーパーの西部選手が手で足を引っ掛け倒し、PKを与え開始3分で0-1となってしまいました。NHKの解説者は、前半を終えた時点でのコメントとして、清水は開幕戦初戦で硬くなっている。一方広島はACLの試合を戦っていることもあり、又、負けた事で修正をして、まとまっているとの事でした。後半になると、その硬さもとれたのか、前半より良くなったように見えましたが得点をすることができず、ロスタイムに今年で3年目となる大前選手のヘッディングシュートで同点となり、何とか勝ち点1を取りました。まだ1試合目ですので何とも言えませんが、今回の試合を見ていると相手の速攻には弱いような気がしました。このまま3トップで攻撃的なサッカーをすると思いますが、失点を減らす事も課題となるでしょう。今週のホームゲームが楽しみですね。

ところで、今日になって、広島のトリックPK得点は「誤審」との報道がされました。読売新聞のスポーツ面には日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長は広島-清水戦(6日)で、広島が前半3分に決めたトリックPKは反則で、得点として認めたのは「誤審」だったという見解を示しました。競技規則には「PKを行う競技者は、特定されなければならない」とあり、広島のDF槙野がボールをセットし、助走距離を取るかのようにエリア外に出た直後、逆サイドからFW佐藤が走りこんだ。意表を突かれた清水のGK西部はシュートコースとは逆に跳んでしまった。松崎委員長は、槙野は審判が笛を吹いた時にただ1人、ペナルティーエリア内にいて「誰が見ても槙野がける選手と特定される」と説明。このため、佐藤は「反スポーツ行為で警告になる」と話した。松崎委員長によると、岡部主審は「何かおかしいと思ったが、清水側も何も言わなかったし、不安だったが、得点は認めた」と話したそうです。本来であれば、ゴールを無効とし、佐藤に反スポーツ的行為で警告を与え、清水の間接FKで再開するのが正しかったと指摘しました。かといっても試合は成立しており、いまさらということになりますが、反則として明らかになったことは良いことです。

それにしてもテレビの解説者は広島がトリックを使うことが分かっていたようで、問題のないような発言でした。ということは広島の監督は反則であるとは認識していなかったこと。又、エスパルスの誰もが反則として認識していなかったことが問題です。選手もしかりです。スポーツにはルールがあり、そのルールはしっかり、把握しておかなければなりません。得点として認めた審判はルールを熟知しているはずです。主審が判断しなくても線審が主審におかしいことを伝えても良いはずです。しかし、それがされなかったということは審判3人はルールを見落としていたことになります。エスパルスの監督を始めスタッフがルールを熟知していれば1点を取られる事はなかった事になります。もったいない失点ということになります。今後このような事が起きないように関係者はルールブックをくまなく読んでほしいものです。ちなみに、松崎委員長は岡部主審に今後のJリーグの試合を割り当て、研修させる考えを示したそうです。岡部主審のみならず、もう一度全審判に研修をしてルールの再確認をすべきでしょう。

エスパルスは初戦でちょっと転びましたが、次節のホームゲームでは全てを払拭してくれることを望みます。




Posted by walt at 23:25│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
967) 清水 vs 広島のトリックPK得点は「誤審」
    コメント(0)