2007年11月14日
161) 自動車離れって、ほんと?
11月11日の日曜日に17日間開催された「第40回東京モーターショー2007」が閉幕しました。来場者数は142万5,800人(プレスデーを合わせると144万100人)とのことでしたが、前回39回と比較すると 万人の入場者減だったということです。話題はやはり日産GT-Rが独占したようです。でも売れるかどうかは解かりませんよね。
世界的には自動車産業の景気は良く、いろいろな分野でも自動車業界にぴっぱられています。今回の展示会も、従来ですと欧米諸国のプレス関係者が多かったようですが、今年はアジア関連の関係者が多く目立ったようで、アジアの今後の自動車関連産業、自動車の販売台数の期待が持てるようです。ただ、日本国内の自動車の販売台数は毎月前年同期比で減少しています。その原因として、若者の自動車離れが報告されていましたが、今回の入場者数の減少もそのことを物語っていることになるのでしょうか?
我々静岡で生活していると、やはり自動車は必需品です。よって若者の需要も例年同様あると思うのですが、自動車離れは全国的な傾向でしょうか?この若者の自動車離れに関して、多くの方々がブログに書いていました。「フリーター、ニートなどの格差社会により、車を買う余裕のない若者が増えているから」「欲しいと思うような車がない」「新車離れはあっても中古車市場は活発ゆえ、若者の自動車離れとはならない」「携帯にゲーム車以外にお金を使うことが増えた」などの意見がありました。
「うん、そうかも知れない」と思う反面、「本当に本質的な現象の原因を突き止めているのだろうか?」「マスコミの発表で皆が勘違いしているのではないか」などと思っています。年齢別自動車購買実態調査なる統計はないものでしょうか?それがあれば明らかになるのですが......
当方子供を持つ親ではない為、意見を言う身ではないかもしれませんが、満ち足りた生活に慣れてしまい、あらゆるものに対する意欲がなくなっているためではないかと思います。逆を言うと欲しいと思わせる物がメーカーから供給されないからかもしれません。当方メーカーに勤めているため、同じ立場で見ると、メーカー各社はあらゆる手段を使用して、消費者の購買実態・意欲、動向調査の努力をしています。大まか当たっているはずですが、時にはピントがずれているかもしれません。もしかしたら、各社徹底的に調査をすることにより、そのトレンドを推測し、それにあった物作りをして、各社とも差別化のない同じようなものを作っているかもしれません。
以前このブログで、昨年から今年にかけて「プレミアム」が話題となったことを書きましたが、皆プレミアムであればノーマルが「プレミアム」となります。よって、プレミアムがプレミアムではなくなるわけです。自動車に限ると、単なる足でしかないことになるのかも知れません。「ステータス」と言う言葉もなくなったと思います。「憧れ」もなくなったかもしれません。
要するに「何でも良い」ということなのでしょうか?自分が消費者の立場になると、まさに「何でも良い」ことになります。何故そうなったか考える必要があると思いました。
世界的には自動車産業の景気は良く、いろいろな分野でも自動車業界にぴっぱられています。今回の展示会も、従来ですと欧米諸国のプレス関係者が多かったようですが、今年はアジア関連の関係者が多く目立ったようで、アジアの今後の自動車関連産業、自動車の販売台数の期待が持てるようです。ただ、日本国内の自動車の販売台数は毎月前年同期比で減少しています。その原因として、若者の自動車離れが報告されていましたが、今回の入場者数の減少もそのことを物語っていることになるのでしょうか?
我々静岡で生活していると、やはり自動車は必需品です。よって若者の需要も例年同様あると思うのですが、自動車離れは全国的な傾向でしょうか?この若者の自動車離れに関して、多くの方々がブログに書いていました。「フリーター、ニートなどの格差社会により、車を買う余裕のない若者が増えているから」「欲しいと思うような車がない」「新車離れはあっても中古車市場は活発ゆえ、若者の自動車離れとはならない」「携帯にゲーム車以外にお金を使うことが増えた」などの意見がありました。
「うん、そうかも知れない」と思う反面、「本当に本質的な現象の原因を突き止めているのだろうか?」「マスコミの発表で皆が勘違いしているのではないか」などと思っています。年齢別自動車購買実態調査なる統計はないものでしょうか?それがあれば明らかになるのですが......
当方子供を持つ親ではない為、意見を言う身ではないかもしれませんが、満ち足りた生活に慣れてしまい、あらゆるものに対する意欲がなくなっているためではないかと思います。逆を言うと欲しいと思わせる物がメーカーから供給されないからかもしれません。当方メーカーに勤めているため、同じ立場で見ると、メーカー各社はあらゆる手段を使用して、消費者の購買実態・意欲、動向調査の努力をしています。大まか当たっているはずですが、時にはピントがずれているかもしれません。もしかしたら、各社徹底的に調査をすることにより、そのトレンドを推測し、それにあった物作りをして、各社とも差別化のない同じようなものを作っているかもしれません。
以前このブログで、昨年から今年にかけて「プレミアム」が話題となったことを書きましたが、皆プレミアムであればノーマルが「プレミアム」となります。よって、プレミアムがプレミアムではなくなるわけです。自動車に限ると、単なる足でしかないことになるのかも知れません。「ステータス」と言う言葉もなくなったと思います。「憧れ」もなくなったかもしれません。
要するに「何でも良い」ということなのでしょうか?自分が消費者の立場になると、まさに「何でも良い」ことになります。何故そうなったか考える必要があると思いました。
Posted by walt at 22:06│Comments(0)