2007年11月12日

159) 昔話に華が咲く

一昨日、久しぶりに会社のOBの方々と会い、午前様となってしまいました。一日経過してみて、どんな話をして時間が過ぎたのかと思うと、やはり昔話が多かったと思われます。現役の人(違う部署なのでしばらく会っていない)もいましたので、会社の話をすると「会社の話はやめようよ」と横車をいれられました。折角久しぶりに会ったのだから野暮な話はやめようと言うことになりますが、裏を返せばOBには現役の仕事の話には関係がなく、ついていけないことになります。その為、会話としては共通なものになり、昔話となるわけです。OBの方には定年前に退職され、現在中小企業の役員をやっている人もいます。その方との話は現在の仕事のこと、将来の方向性など建設的な話をすることが出来良かったのですが、昔話だけですと盛り上がりますが、しいて言えばつまらない話となってしまいます。以前上司と部下の関係にあったものが、対等に話が出来ることはとっても良いことですが、実際は気を遣って共通の話題にすることになってしまうのです。

その役員をしている人との話で、「現在何の車に乗っているのですか?以前はセフィーロでしたよね?」と尋ねると「クラウンにした」とのこと、「あの駐車場に入るのですか?」、「車のサイズをはかり決めた」とのことでした。年齢が当方と近いため今回の日産GT-Rの話をして、「当時どういう車にあこがれたのですか?」と聞いてみると「ギャランGTO」との回答でした。

その話を思い出し、ふと昔がよみがえりました。そういえば30年前に自動車学校へ行っていた頃、「免許を取ったらFTOに乗りたい」と思っていた自分がいました。遡って10歳頃、近所にパブリカに乗っているお宅がありました。当時ではまだ、マイカーはなかったはずですので印象深く覚えています。「パブリカってどこの車だろう?」「パブリカってもしかしたらパブリックカーではないか?」と思い、早速インターネットで検索してみました。トヨタのクラウン、コロナに次ぐ車だったのです。1961年から1978年まで生産した小型乗用車であることもわかりました。そしてその名前の由来がフォルクスワーゲンと同じように付けられた「大衆の車(パブリックカー)」でした。なんだかとってもうれしく感じました。

数年前にフェアレディZが発売され注目を浴びました。今年はGT-Rです。以前、マツダから「キャロル」が発売されました。そして、今年三菱自動車が「ギャラン・フォルテス」を発売しました。車業界では、昔の名前の車をバージョンアップさせ、現代風の車にして再登場させることが、にわかに始まっているのではないでしょうか? 映画「三丁目の夕日」のパート2が上映されました。昭和30年代の東京を再現しています。何か現代は当時の哀愁を懐古する風潮にもなっているかもしれません。

現在我々の失った物を単に思い出として偲んでいるのかも知れませんが、出来れば当時の良いことも又、取り入れるべきではないでしょうか?昔話からそんなことを考えた当方はちょっと変わっていますかね?



Posted by walt at 21:42│Comments(0)
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