2009年11月29日

893) 事業仕分け終了

2010年度予算の概算要求から無駄を洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」が終了しました。
全面公開で行うのは初めての試みで、多くの国民の関心を集めました。新しい政権になっての
試み故、その意義は大きな意味があったと思います。しかし、予算要求が過去最高の95兆円で
あったため、圧縮と言ってもなんか拍子抜けのような気がしたのではないでしょうか?削減
目標3兆円に対して1.6兆円程で会ったようです。それにしても38兆円の税収に対して44兆円に
ものぼる国債発行、特別会計の剰余金など10兆円を上乗せして92兆円の目標としたようです。
一般企業では、売り上げ、利益が下がれば経費予算は縮小させるのが当たりまえです。行政
機関も一般企業に置き換えれば、税収が下がれば予算も縮小するのが常套手段に思うのですが、
景気対策を考えるとそういうわけにはいかないのでしょうか?

今朝の情報番組で放送していましたが事業仕分けの家計編や企業編が仕分け人により、廃止、
減額、承認がされていました。企業でもそろそろ来年度の予算編成をするはずですので、事業
仕分けがされるのではないかと思われます。今朝の読売新聞に事業仕分けの結果が掲載されて
いましたが、その中で廃止、見送りの事業として「ものづくり中小企業製品開発等支援補助金」
経済産業省担当で75億円がありました。今年の補助金で多くの企業が申請した補助金です。当方
もこの申請のお手伝いをした経緯もありましたので新聞を見て驚きました。この補助金の内容は
大判振る舞いであり、申請者からすると喉から手が出るほど欲しいものでした。その点が廃止、
見送りとなったのかもしれません。

今週の水曜日の25日に幕張メッセで開催されたアグリビジネスフェア2009を視察しましたが
関係省庁や独立行政法人の出展もありました。それらの機関では、各種補助金の紹介をしていま
したが、事業仕分けの事もあり、来年度も本年度と同じような補助金計画が実行されるかやや
消極的な意見でした。担当者も自分たちの事業計画であるが故に今回の事業仕分けには気をもん
でいることがうかがえました。只、それにしても多くの種類の補助金があり、農林水産省扱いでも、
農商工連携補助金以外にも申請可能なプログラムがあることに気づきましたので、今後申請をして
みる価値があると思いました。

会社員をやっていた時はこのような補助金は当方には全く縁のないものでした。しかし、これらの
補助金の事を知ると指をくわえて見ている必要がないことがわかります。当事者になることも可能
ですし、他社に紹介することも可能と思われます。来年度の予算決定に基づく各種申請は1月から
公募されると思われます。関連対象事業があれば、貴方の会社でも募集要項を読んで申請してみ
たら如何でしょうか?



Posted by walt at 00:18│Comments(0)
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