2009年11月07日

877) サイクルトレイン

静岡鉄道の電車でサイクルトレインというのがあります。自転車と一緒に乗り込んで目的地に行く
というものです。確か過去も開催されたと記憶しています。今回静岡市生涯学習の「地域シゴトの
学校」で我々のグループのサブコーディネーターが企画したサイクルトレインが今日開催されました。
新静岡を朝8:39に出発し、新清水駅を15:33発で新静岡に戻るというものです。往復運賃が自転車
込で700円とのことでした。当方、清水在住ということから新清水で待ち合わせ、皆と一緒にサイク
リングを楽しみました。前日の電話による打ち合わせで新清水から興津方向に走り、坐漁荘、清見寺、
水口屋に寄って清水に帰るルートとしました。

まず驚いたことですが、興津方向に行くには旧東海道をいくのが普通ですが、何ととぎれとぎれでは
ありますが自転車道ができていたということです。又、どうしてこんな道もあるのと思う程変な自転
車道もありました。JR清水駅東口の大きなリングのある港湾道路沿いの歩道は50m程歩道と自転車
道が分かれていました。「何故?」と思うばかりでした。その後横砂あたりはJR東海道線沿いに自転
車道が続いていました。散歩コースにもなる場所です。こんな道があったとは、多分地元の人しか知ら
ないのではないかと思いました。興津に入ると旧東海道を進み、最初の目的地坐漁荘に寄りました。

坐漁荘は明治時代の政治家西園寺公望の別荘であることは知られています。当方も知ってはいまし
たが、行ったことはありませんでした。現在の建物は建て替えられたもので、旧の建物は明治村に
移築されていたとのことでした。この施設は入場料は無料でボランティアが説明してくれました。静岡
市が所有し、NPOが指定管理しているとのことでした。次に清見寺に行きました。こちらも由緒あるお
寺です。東海道線が道をさえぎっているのが残念ですが、昔のまま保存されているお寺です。朝鮮
勅使で有名になりましたが、それ以外にも徳川家康が幼少の頃学んだ部屋があったりして歴史が感
じるお寺でした。入場料300円でしたが、ボランティアが説明をしてくれました。檀家さんは多くないよう
ですが、たまたま本堂では法事のお経が読まれていました。そのあと、興津のたい焼きを食べ、現在
鈴与の研修センターとなっている「水口屋」に寄りました。25年ほど前まで旅館を営んでいた施設で
す。昔は天皇がお泊りになったという有名な旅館だったそうです。目の前が興津の海で、今でいうリゾ
ートホテルの役割を果たしていたようです。しかし、海岸線は埋め立てられバイパスができ、景観が変
わり旅館として営業が継続できなくなったそうです。この施設も無料で公開されています。

普段車で通るだけで、これらの施設には訪れたことがありません。今回自転車だと言うこともあり、寄
ることができました。観光地としては若干マイナーかもしれませんが、興津は明治時代は有名政治家
の別荘地であり、それはその風光明美さによるものでした。新しい日本をつくりだした拠点とも言えた
場所です。そんな場所が身近にあるにも関わらず、あまり知られていないことはとても残念に思いまし
た。今回はサイクルトレインによる清水散策でしたが、清水の色々なポイントをゆっくりと散策するモデ
ルコースツアーができるのではないかと思いました。住んでいると、気がつかないまちでも、改めて
散策するとその良さを再認識するかもしれません。もう少し清水のことを知ってみたいと思った次第で
す。貴方も自分のまちを再認識してみませんか?又、清水にも足を延ばしてみませんか?




Posted by walt at 23:14│Comments(0)
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