2009年11月04日

874) 価格破壊 学習塾も

11/3の文化の日は政府による「秋の叙勲」が発表されますが、静岡市葵区の内牧地区で結成寺を
中心にお茶会が開催されます。妻の実家が内牧にあり、昨年よりこのお茶会に行くようになりました。
数年前より地元の有志により提案され、自治会を中心に運営されています。お寺の境内に茶席が
設けられ、駐車場では自治会や婦人会がテントを張り、農作物や食べ物の販売がされ多くの人で賑
わっていました。これらの人が地元の人ばかりではなく近隣地区から来ていると推測されます。何箇
所かに地元の人による駐車場整備員が配置され、地区ぐるみで行われている事がよくわかります。
お茶席はチケット制で、多くの人が待ちとなっています。焼きそばの販売ブースは長蛇の列で、確認
すると小箱ではありますが100円という価格で販売されていました。その他、フランクフルトや蒸しパン
なども100円で販売され、飛ぶように売れていました。このようなお茶会は山間部の地域で催されて
いることは知っていますが、都市部のお寺を中心に開催されれば良いなと思っています。

昨日に続き、本日も読売新聞朝刊「家計欄」からの情報ですが、景気低迷を反映して、マクドナルドや
ユニクロが独り勝ちになっている事が報道されていますが、これらは低価格で売り上げを伸ばしている
事は既存の事実です。その低価格化が地方都市を中心に学習塾や、予備校で受講料の値下げが相
次いでいるとのことです。過去、家計に占める教育費は「聖域」と見られてきたそうですが、教育費の
節約も広がり、「価格破壊」の波が押し寄せているとのことです。静岡の秀英予備校では夏休みや
春休みの講習会の受講料が数日間無料となったり、兄弟で受講する場合、2人目が3割り引きとなっ
ているそうです。広島の鷗州塾では中学生向けの講座9,450円が何と1,050円に値下げされたことも
あったようです。一方都市部では中学受験が盛んで、講師の人件費が高いことから、授業料を下げる
のではなく、サービスの充実をさせているとのことです。よって、受講料は地域間の価格差が広がって
いる事が伺えます。

この要因には、勿論少子化による受講生の獲得がメインと思いますが、学習塾の多店舗化による競争
もあるようです。以前は首都圏の有名予備校が地方に予備校を設置してきました。有名講師の出張
講座や遠隔講義により、その予備校ブランドが地方にも影響を及ぼしました。学習塾は地方の学習塾
が規模拡大のため、チェーン展開を進めていることも価格低下の原因と思われます。只、価格低下
戦略で競争が激しくなり、生き残った大手学習塾による寡占化が懸念されるかもしれません。いずれに
しても、世の中全体が低価格化に向かっていることは間違いないでしょう。液晶テレビ、ジーンズ、
そして学習塾。次はどのような業界の商品の値下げが発表されるのでしょうか?逆にこんな商品が下
がって欲しいと思うものはありますか?




Posted by walt at 00:45│Comments(0)
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