2009年10月30日

870)家電メーカーも合併ブーム?

今日は、久しぶりに早い時間に寝ることができそうです。早い時間と言っても0時ごろと言うこと
です。10時から16時までのセミナーに参加し、17時からカフェの打ち合わせを予定していました
が、セミナーを午前中で切り上げたため、若干の時間の余裕ができたからです。いつもこのような
パターンであれば、寝不足にはならないのですが....

日本の今後の人口減少により、消費が減り、結果として売り上げが下がる現象を懸念して、企業
は生き残りをかけ、合併をして巨大企業となり、コストを下げたり、世界展開に力を入れることを
模索しています。合併だけでなく、資本提携や、業務提携などこのところ盛んに行われています。
キリンとサントリーの合併話も進んでいるようですし、パナソニックの三洋電機を傘下に収めること
も発表からすでに1年も経過したようです。そして、11月にも三洋電機への株式公開買い付け
(TOB)を実施するようです。日本経済新聞によりますと、両社が11カ国の地域の競争法審査の
ために、これまでかかった弁護士費用や資料翻訳料は、何と100億円を超えたそうです。驚くべき
金額です。三洋電機は民生用のニッケル水素電池、リチウム電池を富士通の子会社FDKに売却
し、ハイブリッド車用の電池をパナソニックと共同開発し豊田向けに出荷するそうです。

今日の新聞で知ったのですが、日本ビクターとケンウッドは、2008年10月1日付で、共同持株
会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社」を設立し、経営統合したそうです。この経営統合
により、映像技術、音響技術に加え、無線技術とエンタテインメント事業を併せ持つ、ユニークな専業
メーカーが日本に誕生したことになると伝えています。「カタ破りをカタチに。」の企業ビジョンを全社
員が共有し、具現化していくことにより、驚きや感動をお客様にお届けするとのことです。そして、
ビクターの業績が回復したのち、来年を目途に持ち株会社から、1社に合併したいと述べていました。
そういえば2007年まではビクターの親会社はパナソニックでした。パナソニックの傘下であっても
業績が回復しませんでしたので、ケンウッドとの合併でうまくいくという保証はないようです。

ケンウッドと言えばファブレスパソコンメーカーのソーテックと合併したのではなかったかと思い、調べ
てみると、ソーテックはオンキョーと合併したのだったということが分かりました。音響メーカーでは
老舗のパイオニアも業績の回復の見通しがつかず、静岡工場の閉鎖を決定したばかりです。家庭用
のステレオや、カーステレオで多くの日本のメーカーが誕生しましたが、消費者の購買の変化によっ
て、既存の音響機器は、瞬く間に下火となってしまいました。よって、音響メーカー2社が合併すること
になったのでしょう。週刊誌などでソニーの解体説も出ているようですが日本経済をけん引してきた
自動車産業やエレクトロニクス産業も時代の流れに逆らうわけも行かず、今までとは異なった対策を
打たなければならない時代となったことを物語っています。

又、アット驚くような合併話が出てくるかもしれませんね。





Posted by walt at 22:25│Comments(0)
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