2009年10月29日

868) 北米シェア3位のVIZIOの日本進出

今日は備品を再びもらいに行き、そして妻の実家に借りたトラックを返却し、その足で「カットA」
と呼ばれるチェーン店の床屋に行ってきました。シャンプー、顔そり、調髪で1,890円と言う安さ
です。普段馴染みのある床屋さんは組合加盟店であり4,000円かかります。その価格の差は
半分以下ということになります。徹底的に手間を省いている点が異なります。およそ20分程で
すべての工程を完了します。行きつけの床屋さんであれば平均1時間かかります。マッサージ
機を使用してくれたり、ひげそりも温タオルを何枚も使用するところが異なります。顔を剃った後
「顔を洗ってください」の一言がありました。自分で顔を洗って、タオルを渡されました。この感覚
は今までないものでした。散髪のでき具合は可もなく不可もなく、時間と費用が少なく済めば
充分満足するものでした。駅の構内に10分1,000円の床屋がありますが、それに匹敵するコスト
パフォーマンスです。このビジネスモデルでは、如何にお客さんを呼んで回転を速くするかにかか
っています。当方行きつけの床屋さんは子供のころからのお店であり、馴染みがあるため、今後
は交互に利用できればと思っています。

昨日の読売新聞に米国の新興テレビメーカー、ビジオのウィリアム・ワン最高経営責任者の都内
でのインタビュー記事が掲載されていました。「近く、日本市場にも本格参入したい」と述べ、大手
家電量販店などへの販路の拡大に意欲を見せたとのことでした。VIZIOは、北米で32型の液晶
テレビを400~500ドル(約37,000円~46,000円)前後で販売するなど、低価格を武器に知名度と
シェアを高めているファブレスの液晶テレビメーカーです。日本では、米国系量販店で昨年から試験
販売し、約15,000台を販売したという実績があります。ワン社長曰く「価格でも品質でも日本の大手
メーカーに負けない」と言い、「日本の消費者の意識を変えることは可能だ。今後、日本をはじめ
アジア市場の開拓を進める」、「消費者は安くて性能のよい製品を選ぶ」とも言っていました。

VIZIO社はの2009年1~6月の北米市場のシェアは、韓国・サムスン電子、ソニーに次ぐ3位で、
2002年設立され、2008年の売上高は20億ドル(約1,800億円)、出荷台数350万台、従業員数は
約160人の会社です。安い液晶テレビというと、今年イオングループでは韓国のメーカーからDVD
搭載で49,800円が販売されました。そしてこの秋には、20インチ、22インチクラスを発売する予定
ですが、まだはっきりとした情報がありません。VIZIOは多分、アメリカ系の販売店である西友から
VIZIOブランドの液晶テレビを販売するのではないかと思っています。なお、ワン社長は日本市場に
対して「我々は他のメーカーのシェアを奪うのではなく、全体のパイを拡大してきた。消費者は利口だ。
安くて性能の良い製品を出せば、そちらを選ぶはずだ」とも言っています。西友のみならず、大手家電
販売店での店頭にも商品が並ぶようになれば、日本でも、安さでシェアを取る可能性があります。
日本の消費者は、機能や信頼性を重視する傾向が強く、国内大手4社の合計シェアは9割近くに達し
ているそうですが、1家に1台ではなく、2台、3台もテレビがある日本のこのよう状況では、セカンド・
サードテレビとしての需要はかなりあるかもしれません。

当方、現在シャープの液晶テレビを使用していますが、寝室はまだブラウン管テレビです。いずれ買い
替えることになるとは思いますが、国産メーカーにするか、安さの魅力に負けてファブレスメーカーの
ものにするかわかりません。しかし、少なくとも選択肢の一つになることは間違いないと思っています。
さて、地デジ放送になる2011年までに、液晶テレビ業界に大きな変化がやってくるのでしょうか?



Posted by walt at 02:11│Comments(0)
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