Walterのモノローグ　-50にして天命を知った後-

清水区の興津埠頭にFAZという大きな倉庫があります。国道1号線を東に走っていくと右側に
ある建物であり、気がついている人も多いことと思います。毎年10月にFAZ祭りが開催されます。
FAZは輸入促進地域(Foregin Access Zone)の事で清水の海運業者が入居しています。
以前は港湾地域には自由に出入りでき、岸壁で釣りを楽しむことができましたが、テロ対策
ということで、清水地域のほとんどの埠頭への出入りは禁止となってしまいました。そして
釣りを楽しむ人には江尻埠頭に「海釣り公園」が設置されています。このFAZ祭りの日には
興津埠頭に入ることができ、港湾施設の見学もできます。又、祭りといっても倉庫の間の広場で、
港湾施設・団体の紹介、飲食の販売や輸入品雑貨、農産物の販売が行われるものです。

当方の所属する「清水茶手もみ保存会」では毎年このFAZ祭りに参加して。手もみ茶の実演と
お茶の販売（手もみ茶を除く）をしています。当方この保存会に入会して3年目ですが、毎年
参加しています。10月という時期ですので、5月の催しでの新茶販売に比較すると販売量には
大きな差はありますが、お茶の試飲をすることで多くのお客様に購入していただいております。
又、毎年来られるお客さまもいて、固定客となりつつあります。200ｇ入りの缶に詰め放題で
1,000円で販売します。ふたを開けるとこぼれるほど入れますので250ｇ以上入っています。
よって100g換算すると400円/ｇとなりますので、とてもお買い得品となります。手もみの実演
では今年4月末に摘み取った生葉を蒸かして冷凍保存したものを使用します。冷凍技術の発達
で、保存された新茶の葉を使用することができます。練習用には2番茶を同じく冷凍保存した
葉を使用しますが、昔は藁を切って使用したと聞きますのでその差は大きなものです。

本日は風が強く、又朝からのぐずついた天気で客足は鈍く、又昼ごろになってもあまり多くの
お客様の来場がありませんでした。よって、試飲して頂くお茶の接待もめまぐるしい様子はあり
ませんでした。5月末のイベントでは休む暇もなく1,000人以上のお客様に試飲してもらいまし
たが、今回は休む暇は充分ありました。季節がらもありますが、まだまだ消費が活発ではない
ことが伺えます。祭りの出展者で賑わっていたのは農産物を販売するJAさんやスパーでした。
ちなみに当方も妻に頼まれイチジクの4パック1箱800円とブドウの巨峰1パック200円を4パック
購入した次第です。だいふく餅が10個入り200円で販売されていましたので価格が安いものが
やはり売れ筋となっている事が伺えました。

我々手もみ保存会も10月、11月とイベントが続きます。11/1の船越祭り、11/29のJA祭りに参加
します。11/18から20日まで鹿児島で手もみ茶の全国大会が開催されますが、清水茶手もみ保存
会は静岡県の代表として全国大会に参加します。選手は3名ですが、折角の鹿児島大会ということ
もあり会員が応援という名目で鹿児島に行きたいとのことで計9名で行ってきます。富士山静岡
空港からFDAを利用する予定です。11月はコミュニティカフェの準備といい、手もみ茶のイベント、
そしてもつカレーのイベントもあり、忙しい月になりそうです。