2007年10月30日
146) お寺の役割 Vol.1(カフェ・ド・シンラン)
日本国内にコンビニが何店舗ほどあるかご存知ですか? 25,000店ほどあるといわれておりますが、国内にあるお寺はどのくらいあるでしょうか?なんとコンビニの数より多いお寺があるということです。するとコンビニ店長の数より多い、僧侶がいるという計算になります。従来よりお寺はその檀家さんたちで成り立っています。檀家さんとは辞書では「ある寺の信徒となり、布施などの経済的援助を持続して行い、葬式・法事などを行なってもらう家」と書かれております。檀家のお布施によって、お寺の運営がされていると言うことです。
先日、ニュースで東京の築地本願寺境内に「カフェ・ド・シンラン」というイタリアンレストランが期間限定で9/21にオープンして賑わっていることを知りました。又、日経BPオンラインでも記事が掲載されました。この「カフェ・ド・シンラン」は「仏の教えはロハス(環境や健康を優先した生活)」をテーマに自然食材を使用し、フードマイレージ(生産地と消費地が近いと、輸送に関係するエネルギー(CO2など)を削減できるという考え方)の観点から、国産にこだわった食材で、国内産16種雑穀米や農家から直送される無農薬・減農薬野菜を中心に、「旬の食材を使ったヘルシーなメニューを揃えている」レストランのようです。又、ランチは「本格インドカレー」のみで(なぜこれがイタリアンレストランであるか不思議)、1日限定60食、ディナーは肉や魚料理をメインにパスタも充実させ1日平均40~60人が来店しているそうです。店舗面積30坪、席数28で12月間で営業し、その後撤去されるようです。1日の売り上げ目標を25万円に設定しているとのこと。
お寺は宗教法人であり、その為、レストラン事業をするための敷居は高かったに違いありません。勿論すべての檀家さんたちに納得してもらったと思います。お寺側は「ここにレストランができるのは当然の流れ」築地本願寺の山内教嶺(きょうれい)副輪番は、話されたとのこと。今後、本願寺やその関連団体がモーニング・ヨガや精進料理クッキング、モーニング/イブニング法話会、仏像ガイダンス講座などのイベント開催も予定するようです。本願寺宗務首都センター国内伝道推進部担当者は同店について、「環境保全へ向けた新たなライフスタイルを提唱することやレストランの趣旨に賛同するとともに、レストランによって親鸞聖人の許に生まれるにぎわいが新たな仏縁となることを願い運営協力した」と話しています。
東京タワーが間近に見える港区虎ノ門のオフィス街「神谷町オープンテラス」とチョークで書かれた小さな黒板があるお寺光明寺があるそうです。その黒板には「無線LAN完備」「飲食持ち込み自由」の文字もあり本堂の外階段を上るとコンクリートのテラスが広がり、テーブルやベンチでくつろぐ人たちがいます。ここは「お寺カフェ」とも呼ばれ連日多くの人で賑わっています。利用代金はお賽銭箱に志を入れる仕組みのようです。また、光明寺の本堂で音楽の生演奏を楽しみ、自らの法話と参加者全員でお経を上げる音楽会も不定期で開くようになっているようです。
昔からお寺が地域のコミュニティの役割をはたしていました。相談所でもあり、学ぶ場所でもあり、救済所の役割も担ってきたと思います。それが、現代社会となりお寺が単にお葬式、法事のときのみしか利用しなくなってしまいました。檀家と言ういわゆる顧客からのお布施のみで運営される組織体となってしまいました。この築地本願寺、光明寺は形こそ違いますが、人の集まる場所を提供をすることにより、地域コミュニティの一環としての役割を果たしているのではないでしょうか?当方、お寺の地区役員をやっており、行事ごとにお寺に行っていますが、当方のお寺は檀家数も多く、立派な信徒会館に座禅所もあります。座禅会は催されておりますが、地域コミュニティの役割はまだまだです。今後時を見て和尚さんに、今後のお寺の役割りに関して話をしたいと思っております。次回地域コミュニティに関して述べたいと思います。
先日、ニュースで東京の築地本願寺境内に「カフェ・ド・シンラン」というイタリアンレストランが期間限定で9/21にオープンして賑わっていることを知りました。又、日経BPオンラインでも記事が掲載されました。この「カフェ・ド・シンラン」は「仏の教えはロハス(環境や健康を優先した生活)」をテーマに自然食材を使用し、フードマイレージ(生産地と消費地が近いと、輸送に関係するエネルギー(CO2など)を削減できるという考え方)の観点から、国産にこだわった食材で、国内産16種雑穀米や農家から直送される無農薬・減農薬野菜を中心に、「旬の食材を使ったヘルシーなメニューを揃えている」レストランのようです。又、ランチは「本格インドカレー」のみで(なぜこれがイタリアンレストランであるか不思議)、1日限定60食、ディナーは肉や魚料理をメインにパスタも充実させ1日平均40~60人が来店しているそうです。店舗面積30坪、席数28で12月間で営業し、その後撤去されるようです。1日の売り上げ目標を25万円に設定しているとのこと。
お寺は宗教法人であり、その為、レストラン事業をするための敷居は高かったに違いありません。勿論すべての檀家さんたちに納得してもらったと思います。お寺側は「ここにレストランができるのは当然の流れ」築地本願寺の山内教嶺(きょうれい)副輪番は、話されたとのこと。今後、本願寺やその関連団体がモーニング・ヨガや精進料理クッキング、モーニング/イブニング法話会、仏像ガイダンス講座などのイベント開催も予定するようです。本願寺宗務首都センター国内伝道推進部担当者は同店について、「環境保全へ向けた新たなライフスタイルを提唱することやレストランの趣旨に賛同するとともに、レストランによって親鸞聖人の許に生まれるにぎわいが新たな仏縁となることを願い運営協力した」と話しています。
東京タワーが間近に見える港区虎ノ門のオフィス街「神谷町オープンテラス」とチョークで書かれた小さな黒板があるお寺光明寺があるそうです。その黒板には「無線LAN完備」「飲食持ち込み自由」の文字もあり本堂の外階段を上るとコンクリートのテラスが広がり、テーブルやベンチでくつろぐ人たちがいます。ここは「お寺カフェ」とも呼ばれ連日多くの人で賑わっています。利用代金はお賽銭箱に志を入れる仕組みのようです。また、光明寺の本堂で音楽の生演奏を楽しみ、自らの法話と参加者全員でお経を上げる音楽会も不定期で開くようになっているようです。
昔からお寺が地域のコミュニティの役割をはたしていました。相談所でもあり、学ぶ場所でもあり、救済所の役割も担ってきたと思います。それが、現代社会となりお寺が単にお葬式、法事のときのみしか利用しなくなってしまいました。檀家と言ういわゆる顧客からのお布施のみで運営される組織体となってしまいました。この築地本願寺、光明寺は形こそ違いますが、人の集まる場所を提供をすることにより、地域コミュニティの一環としての役割を果たしているのではないでしょうか?当方、お寺の地区役員をやっており、行事ごとにお寺に行っていますが、当方のお寺は檀家数も多く、立派な信徒会館に座禅所もあります。座禅会は催されておりますが、地域コミュニティの役割はまだまだです。今後時を見て和尚さんに、今後のお寺の役割りに関して話をしたいと思っております。次回地域コミュニティに関して述べたいと思います。
Posted by walt at 22:04│Comments(0)