2009年09月14日

924) 地域シゴトの学校の視察旅行

6月16日に開講式のあった静岡市の「地域シゴトの学校」の視察旅行がありました。「地域シゴト
の学校」は全29回で来年の2月の卒業式を迎えるものです。いわゆる社会起業家を育成する目的
で開講され、今年で5年目となっています。今回は横浜港南台のコミュニティカフェ「港南台タウン
カフェ」とIID世田谷ものづくり学校へ行ってきました。現在コミュニティカフェを清水銀座でオープン
させる準備をしている当方にとって、この港南台タウンカフェはお手本であり、視察したかった施設で
あったため、今回この場所を選択してくれた事に大変感謝しています。当初、コミュニティカフェの
規範となる施設は国内であまり多くなく、群馬県にあるカフェは7年以上経過していますが、NPOが
主体となっています。それに対し、今回訪問した港南台タウンカフェは、営利法人が運営しており、
当方に近い考えだったからです。営利法人と言ってもいわゆる社会起業であり、少しの儲けと思い
やりを中心に考えている企業体です。

社会起業家の事をソーシャルアントレプレナーと呼び、このところ少しづつですが注目されている
仕事の形態です。従来の儲けのための仕事から社会問題を解決し、なおかつそれをビジネスとする
ものです。発祥地のアメリカでは多くの社会起業家が誕生しています。たまたまですが、今晩フジ
テレビ系22:00からの情報番組「サキヨミLIVE」で社会起業家の事を紹介していました。「21世紀
の新ビジネス、社会起業家」というタイトルで報道されていました。日本の例と本場アメリカでの
例が紹介され、コメンテーターによるコメントがされていました。社会起業家が誕生した背景には
「社会貢献意識が上昇、就職難で自ら起業」と説明されていました。只、成功するのはほんのわずか
で、大変であることも伝えられました。当方は今年起業を決心したわけですが、社会起業家を目指し
ている次第です。

横浜港南台のタウンカフェに話を戻しますが、まちづくりをしようとしたイータウン社がNPOまち
づくりフォーラムと商店街振興組合と協働で運営しています。スタッフは常勤2名、非常勤7名
(すべて店長格で責任を持った仕事)、ボランティア15名、学生インターン2名で運営されています。
ボランティアの多くは学生とのことでした。尚、カフェといっても単にお茶を飲む場所ではなく、
まちづくりのきっかけ作りの場とのことで、人が集う場所を提供するとのこと。又、収益の多くは
小箱ショップという棚貸しで96の棚があり、現在キャンセル待ちとの事。来店客の多くは小箱に展示
されている小物が目当てとのことでした。ボランティアの協力のもの収支はとんとんとのことでした。
視察した地域シゴトの学校の仲間たちは、現場のコミュニティカフェを目の当たりにして感心し、
興味を持ってくれたことがうれしく思いました。彼らが我がコミュニティカフェの企画運営の助けを
してくれたらと期待を持った次第です。

今日の視察旅行は当方にとって有意義なものでした。企画して頂きました地域シゴトの学校のスタッ
フの方々に感謝いたします。ありがとうございました。





Posted by walt at 00:41│Comments(2)
この記事へのコメント
行きたかったなあ。残念~
Posted by おっち at 2009年09月20日 03:24
おっちさん

集合時間に来ないおっちさんを事務局は心配していましたよ。
どうしたのですか?
Posted by waltwalt at 2009年09月21日 01:43
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