2007年10月12日
128) 日本の動漫(アニメ・漫画)人気
毎年日中関係、日韓関係、日米関係に関し、アンケートが行われその結果が発表されます。今年の結果はうる覚えですが「日中関係が良くなった」と思っている人の割合が増えたのではないかと記憶しています。毎年繰り広げる日中関係の悪化の記事にはうんざりしていますが、昨年前安部首相が首相になってすぐに中国を訪問し、世論調査では関係が良くなりつつあると報じられました。ただ、根底には多くのことが蓄積されており、いつ又爆発するかわからないといった状況であることは確かです。そのような中、日経BPオンラインの遠藤 誉氏のコラムに中国での日本のアニメ・漫画が支持を得ていて、若者を中心に文化の受け入れのみならず日本人観まで変わりつつあることを読み、日本のみならず、中国も時代が変わりつつあるのだと感心しました。遠藤氏は中国で一番有名な検索サイト「百度(パイドゥ)」にある投稿型の検索サイト「百度知道(バイドゥ・ズーダオ)」に掲載された面白い問答を参考に、そのコラムを書いています。
当方の認識では、日本の漫画・アニメは中国で人気があり、あらゆるものが出版されており(合法・非合法を問わず)、いわゆる漫画に登場するキャラクターのコスプレも人気があり、全国大会まで開催されるほど熱中しているくらいです。それも、一部(一部と言っても日本のファン以上の人数と思います)のファンの間だけと思っておりました。しかし、中国の有名な大学である清華大学には「日本漫画研究会」があり、かなりの会員数と実績を持っているとのことも最近知りました。
中国の漫画事情は「中国の動漫は幼児向けで幼稚な内容だけど、それだけじゃなく、いつも党に忠誠を誓い、人民に忠誠を誓わせるものばかり(コラムより引用)」のようで、日本の漫画は「ストーリー展開がよく、中国の普通の人達と共通する思考が反映されていて、尚且つ登場人物の内面の葛藤を正直に描いている。そのうえで、主人公は常にどんな困難にも打ち勝ち、最後に成功を遂げる。そんなストーリー展開が私たち視聴者の心を揺さぶり、励ましてくれる」ようです。
1981年に鉄腕アトムが初めて中国に紹介され、1990年代になるとバスケットボールをテーマにした「スラムダンク」に男の子達は夢中になり、女の子達は「セーラームーン」に魅了されたようです。現在アメリカのバスケットボールNBAに4名の中国人プレーヤーが参加していますが、彼らは「スラムダンク」を読んで育ったようです。中国リーグで活躍するプレーヤーもこの漫画に影響され、バスケに夢中になったとのことです。
日中関係は、歴史的な問題を抱えつつ、経済という名の基で協力してきました。お金で解決してきたと言っても過言ではありません。しかし、これからは、漫画という手段を通じてでも、もっと日本を解かってもらい誤解の生じない日中関係ができればと思います。
当方の認識では、日本の漫画・アニメは中国で人気があり、あらゆるものが出版されており(合法・非合法を問わず)、いわゆる漫画に登場するキャラクターのコスプレも人気があり、全国大会まで開催されるほど熱中しているくらいです。それも、一部(一部と言っても日本のファン以上の人数と思います)のファンの間だけと思っておりました。しかし、中国の有名な大学である清華大学には「日本漫画研究会」があり、かなりの会員数と実績を持っているとのことも最近知りました。
中国の漫画事情は「中国の動漫は幼児向けで幼稚な内容だけど、それだけじゃなく、いつも党に忠誠を誓い、人民に忠誠を誓わせるものばかり(コラムより引用)」のようで、日本の漫画は「ストーリー展開がよく、中国の普通の人達と共通する思考が反映されていて、尚且つ登場人物の内面の葛藤を正直に描いている。そのうえで、主人公は常にどんな困難にも打ち勝ち、最後に成功を遂げる。そんなストーリー展開が私たち視聴者の心を揺さぶり、励ましてくれる」ようです。
1981年に鉄腕アトムが初めて中国に紹介され、1990年代になるとバスケットボールをテーマにした「スラムダンク」に男の子達は夢中になり、女の子達は「セーラームーン」に魅了されたようです。現在アメリカのバスケットボールNBAに4名の中国人プレーヤーが参加していますが、彼らは「スラムダンク」を読んで育ったようです。中国リーグで活躍するプレーヤーもこの漫画に影響され、バスケに夢中になったとのことです。
日中関係は、歴史的な問題を抱えつつ、経済という名の基で協力してきました。お金で解決してきたと言っても過言ではありません。しかし、これからは、漫画という手段を通じてでも、もっと日本を解かってもらい誤解の生じない日中関係ができればと思います。
Posted by walt at 23:56│Comments(0)