2009年07月24日
773) イオンの農業プロジェクト
今朝起きると青空が出ていました。昨日が今日だったらと思った人は多いことでしょう。しかし、
犬の散歩を終えた後、雲行きが悪くなり雨が降ったりやんだりして、曇り空となってしまいま
した。そういえば、昨日は日本平の花火大会でした。静岡市の夏を象徴する最初の花火大会です。
景気の悪化にもかかわらず、3つの花火大会が継続して開催されることは非常にうれしく思います。
日本平の花火は当方の家から辛うじて見えるのですが、どちらかというと、天気の悪い時の方が
多いようで、昨日も音は聞こえるのだけれど全く花火を見ることができませんでした。次の花火は
7/25の安倍川の花火です。以前の会社の同僚が静岡商業の近くにあり、昨年誘ってくれました。
今年も誘ってくれた為、花火大好きの妻は喜んでいます。しかし、どうも天気予報では雨のようで、
すでに今日からやきもきしています。その後清水港祭りの花火大会が8/2にあります。毎年見に行っ
ていますが、今のところ雨で中止になった事はありません。
ところで、昨日7/22イオンが農業に進出するために、イオンアグリ創造株式会社を設立し、茨城県
牛久市で農業プロジェクトを始動させると発表しました。同日付で、牛久市と特定法人貸付事業
制度に関する協定と、土地の賃貸借契約を締結、牛久市から農地を賃借し、農場を運営すること
となりました。イオンは今までは農産物プライベートブランド(PB)「トップバリュ グリーンアイ」を
展開し、生産者との契約生産に取り組み、国際基準を満たした独自の「農業生産工程管理」を
構築し、より高品質で、安全・安心な農産物を生産するノウハウを蓄積してきました。今回は、生産
から店頭まで、小売業の視点にたった一貫した農業に取り組むそうです。
すでにセブン・アイが農業に進出していたと思いますが、これでスパー2強が農業に浸出したこと
になります。イオンのホームページでは、「お客さまにご満足いただける農産物を生産し提供する
ことと地域密着経営の基本理念のもと、持続可能な未来の農業に参画することを目指し、小売業と
して消費者価値の最大化を目指した農業に関する新しい取り組みをスタートいたします」と伝えて
います。第6次産業と呼ばれる生産から流通、加工、販売までを行う産業が注目されていますが、
イオンも農業においてはサービス業である第三次産業から六次産業へと浸出することになります。
当方が学生時代は経済学で、「問屋不要論」がありました。流通過程における問屋(卸し)の役割
はなくなるといった理論です。製造業から直接小売業へと物が流通するということです。その後の
時代の流れとともに一部の業界では問屋を通さない流通も生まれましたが、問屋が完全になくなる
ことはありませんでした。
農産物では、JAが直売店であるスパーマーケットを経営していましたが、産地直送としての直売店
に力を入れています。農家としては市場を通さない分高く購入してくれるのであれば、スーパーの
契約農家となったり、JAの直売店に販売すればメリットがあればそれに越したことはありません。
当方業界人ではないため何とも言えませんが、市場を通さない分消費者価格に反映されれば生産者、
販売者、消費者にとって良いのですが、「○○円で販売したいからXX円で納入してくれ」となった
ら生産者を叩くだけとなります。その点がとても気になることです。今回のイオンの農場では農地
面積2.6haの「牛久農場」で小松菜・水菜・とうもろこしのハウス栽培と、キャベツ・枝豆の露地栽
培を行うそうです。9月中旬から作付を開始し、11月中旬から順次収穫し、初年度収穫量は約300t
を見込んでいるようです。
流通業の農業への参画は今後の農業の発展を考える意味ではとても良いことと思います。しかし、
多くの生産農家は小規模ですので、大規模資本の農業とは競争ができません。であれば、自活する
必要が出てきます。生産農家が直接販売する仕組みも構築する必要があるでしょう。そのためにも
生産農家販売支援のビジネスモデル化を推進したと考えます。
犬の散歩を終えた後、雲行きが悪くなり雨が降ったりやんだりして、曇り空となってしまいま
した。そういえば、昨日は日本平の花火大会でした。静岡市の夏を象徴する最初の花火大会です。
景気の悪化にもかかわらず、3つの花火大会が継続して開催されることは非常にうれしく思います。
日本平の花火は当方の家から辛うじて見えるのですが、どちらかというと、天気の悪い時の方が
多いようで、昨日も音は聞こえるのだけれど全く花火を見ることができませんでした。次の花火は
7/25の安倍川の花火です。以前の会社の同僚が静岡商業の近くにあり、昨年誘ってくれました。
今年も誘ってくれた為、花火大好きの妻は喜んでいます。しかし、どうも天気予報では雨のようで、
すでに今日からやきもきしています。その後清水港祭りの花火大会が8/2にあります。毎年見に行っ
ていますが、今のところ雨で中止になった事はありません。
ところで、昨日7/22イオンが農業に進出するために、イオンアグリ創造株式会社を設立し、茨城県
牛久市で農業プロジェクトを始動させると発表しました。同日付で、牛久市と特定法人貸付事業
制度に関する協定と、土地の賃貸借契約を締結、牛久市から農地を賃借し、農場を運営すること
となりました。イオンは今までは農産物プライベートブランド(PB)「トップバリュ グリーンアイ」を
展開し、生産者との契約生産に取り組み、国際基準を満たした独自の「農業生産工程管理」を
構築し、より高品質で、安全・安心な農産物を生産するノウハウを蓄積してきました。今回は、生産
から店頭まで、小売業の視点にたった一貫した農業に取り組むそうです。
すでにセブン・アイが農業に進出していたと思いますが、これでスパー2強が農業に浸出したこと
になります。イオンのホームページでは、「お客さまにご満足いただける農産物を生産し提供する
ことと地域密着経営の基本理念のもと、持続可能な未来の農業に参画することを目指し、小売業と
して消費者価値の最大化を目指した農業に関する新しい取り組みをスタートいたします」と伝えて
います。第6次産業と呼ばれる生産から流通、加工、販売までを行う産業が注目されていますが、
イオンも農業においてはサービス業である第三次産業から六次産業へと浸出することになります。
当方が学生時代は経済学で、「問屋不要論」がありました。流通過程における問屋(卸し)の役割
はなくなるといった理論です。製造業から直接小売業へと物が流通するということです。その後の
時代の流れとともに一部の業界では問屋を通さない流通も生まれましたが、問屋が完全になくなる
ことはありませんでした。
農産物では、JAが直売店であるスパーマーケットを経営していましたが、産地直送としての直売店
に力を入れています。農家としては市場を通さない分高く購入してくれるのであれば、スーパーの
契約農家となったり、JAの直売店に販売すればメリットがあればそれに越したことはありません。
当方業界人ではないため何とも言えませんが、市場を通さない分消費者価格に反映されれば生産者、
販売者、消費者にとって良いのですが、「○○円で販売したいからXX円で納入してくれ」となった
ら生産者を叩くだけとなります。その点がとても気になることです。今回のイオンの農場では農地
面積2.6haの「牛久農場」で小松菜・水菜・とうもろこしのハウス栽培と、キャベツ・枝豆の露地栽
培を行うそうです。9月中旬から作付を開始し、11月中旬から順次収穫し、初年度収穫量は約300t
を見込んでいるようです。
流通業の農業への参画は今後の農業の発展を考える意味ではとても良いことと思います。しかし、
多くの生産農家は小規模ですので、大規模資本の農業とは競争ができません。であれば、自活する
必要が出てきます。生産農家が直接販売する仕組みも構築する必要があるでしょう。そのためにも
生産農家販売支援のビジネスモデル化を推進したと考えます。
Posted by walt at 00:47│Comments(0)