2009年07月20日

769) BD(ブルーレイディスク)とCBHD

毎年8月の清水港祭りの花火大会を楽しみにしています。ここ10年ほど日の出埠頭に17:00頃
行って、ブルーシートを置き花火が始まる19:00まで友人と飲んでいます。そして花火が始まる
と寝ころんで夜空を見上げるといったパターンです。17:00ごろはまだ西日があたってとても暑い
のですが、仕方ありません。昨年、語学学校の外国人日本人ファミリーが10名ほど参加しました。
先日、責任者の人から、「今年も参加してもいいですか?」と電話があり、「どうぞ、待ってます」
と答えました。8畳のブルーシートですので10名以上は充分座れます。
さて、今年は8/2が花火大会ですが、やはり、経済の不況の影響もあり、企業からの寄付金が
減って運営は大変のようです。毎年主催者発表では10,000発打ち上げるとのことですが、今年
はどんなものでしょう。東海一の遠州花火大会は今年は中止となりました。中止とならないだけ
でもありがたいと思わなければなりません。やや風のある晴天となってほしいものです。

18日に高画質DVDの規格争いで、「ブルーレイディスク」(BD)に敗れた東芝が、BD市場に参入
することが明らかになりました。確か東芝はHD・DVDだったと思います。東芝はBDの次の世代で
の巻き返しを目指していたが、BD市場が急成長しているため参入を決めたそうです。東芝の参入
で、大手電機メーカーがそろってBDを手がけることになり、BD対応機の品ぞろえとソフトの充実
が期待されます。只、東芝が発売するのは、現行DVDとBDに対応する再生専用機のようで、海外
ではテレビ番組のインターネット配信が進んでおり、日本で主流の録画再生機の需要増大が見込
めないためとのことです。

「そのBD市場ですが、新世代DVD規格争いに異変が起きている」という情報がありました。それは
中国での規格です。中国政府機関は新世代DVDの独自規格「CBHD(チャイナ・ブルー・ハイ・
ディフィニション)」を打ち出し、その対応プレーヤーを中国のTCL集団と江蘇新科電子集団が4月末
に相次ぎ発売しました。米映画大手ワーナー・ブラザーズもCBHD支持の姿勢を打ち出しており、
年内に「ハリー・ポッター」など100タイトル以上の人気映画ソフトを揃えるそうです。このCBHDです
が、独自規格とは言っていますが使われているのは、世界でBDに負けたHD-DVDの技術だとのこと
です。コピー防止機能などで中国の独自技術を一部採用しているが、HD-DVD規格をほぼ踏襲して
いるそうです。実は、HD-DVD陣営が打倒BDを目指して、積極的に中国企業へ技術情報を提供した
経緯があり、東芝でHD-DVD事業を牽引してきたトップ技術者も、他社に移籍して中国側への技術
供与に協力してきたそうです。

6月末に中国で開催された展示会では、BDブースは閑古鳥が鳴き、CBHDブースは人だかりだった
そうです。CBHDプレーヤーの価格は2000元(約3万円)以下でBDの約半分から3分の2。映像ソフ
トの価格も55元(約800円)で中国では手に入るそうです。ワーナーの協力があるもののコンテンツの
品揃えは現在BDが圧倒的に多いそうですが、中国13億の市場は大きく、今後どのように展開する
か予想できないことでしょう。 もしかしたら、東芝はミスジャッジしたことになるかも知れませんね。
さて、BDは世界スタンダードになるのでしょうか?




Posted by walt at 09:21│Comments(0)
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